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夜闇。暗さに光線、たとえばただアスファルトの隆起したひとかけらを照らしている。点は(このままだよ)とささやき、いつしか光の粉をまいて。すふすふと積もり、埃のようにけむりながら少 ....
吐き出す瞬間にきみのお得意飾りことば
のろりのろりと
撒きついて
振り払えるかな

―シンクに落ちた水はピンクでした

煙草は調子ぶっこき者愛モク赤マル
べつにね
赤マルはいいんだけ ....
めぐりきた
この日はなぜやら 決まって晴れる 蒼い
冥い中天に垂れなびく布帯 黄 紫 緑
八方の声明 太鼓と鉦 衆生の足は土をたたく
たたく
肉焼くにおい 黒ずみはじめた果実の甘露
巡 ....
何か掴まなければ と
恐れなくてもよいのだ
いつでも繋げるように
私の両手は空いている


嘗て星々に触れたとき
驚きながらも微笑んだ
一秒よりもはやく
私たちは老いてゆくから

 ....
 0

プラズマ

プリズム
スコープの内側

気を失いそうなくらいに
星空だけがキレイだった


 1

キラキラと一本に光をうける溝のなかをビー玉が転がっていく

 ....
コンクリ
高台の中腹の広場にあるベンチ
街灯の下に嘘臭く おおげさに寒がって

時々よぎる冷たい魂を、ハガネの強さだと無理に決め込む
無関心のテーゼを尊守すべしと
全て全然無意味でいいし
 ....
「いただきM」
なにさアンタいただきますくらいちゃんといえないのかい
、とアニータは言う
日本人なのにアニータと名づけるような出鱈目な親が、23年前からいたということだ。この土地には。
「おい ....
1.

かみさまは、どこですか。



2.

かみさまは、どこですか。

道すがらたずねると
あっち、と指をさした人がいたので
ひたすら あっち、に向かって歩いた
歩いて歩 ....
整然と刳り貫かれた窓の間、とびとびに漏れている明かりや疎らに設置された室外機が積み重なって、聳え立つ
黒い水の跡は長く伸びている
その営みの銀河は世界の最果てに向けた巨大なサインに似ていた
 ....
 季節の名を呼ぶな。白紙のような、はじまりのような、実際にはでたらめの
地誌。そんな緯度にバビロンは無いぞ。想像上の怪物、あなた。私はすぐに忘
れてしまう、砂粒のようで、出かけようとしている、広が ....
涙する者は
死んだあと

青いかなしみとなって
宇宙遠方の

つめたいの霧のなかを
何かを考えてるふうに 歩き続けます


ひとが何光年もの希薄のなかを
さまようはずは ないです ....
さわやかな街。
それは俺の脳の中にあって
変わりない生活そのすべてを
感謝しています

向かい三軒両隣
洗濯屋はだいたいの朝を見ている
しみ抜きしながら
ときどき照れながら、笑いな ....
娘が泣いている
泣きながら
ピアノの練習をしている
泣くほど嫌ならば
やめてしまえばよいのに
と思うのだが
娘は泣きながら
ピアノの練習を続けている
泣くほど嫌ならば
やめてしまえよ ....
笑う

もう逢えないから

上昇気流に乗って、すばらしいオオカミの毛皮が舞う
運河と気体は太陽がオレンジ色に染めた

黒髪を揺らした君の太ももは堤防の上に座り
回転する渦からは10 ....
夜、

{引用=背後に
人は身体をこわばらせる
何がよぎったのか
誰があとをつけているのか
この暗闇の中では
振り返る勇気はなく
確かめるすべもなく
人は
いくつもの時を越えて
 ....
誰もいない小屋には
誰もいないので
屋根に雪が降っても
積もるばかりで

誰もいない小屋には
誰もいない部屋の片隅で
蜘蛛がぢっと巣を張って

誰もいない小屋に飾られた
日に焼けた ....
 JUSSAが声をあげたのは
 疲れて帰ってきたわたしが
 テーブルの上に並べられたコップの
 右から3番目を何気なく飲みきった後だった。

 JUSSAは、本気で怒り
 また「ミ」を ....
ある日 ふと手首を切る女の子を思いついた
切った手首から溢れる血で白い壁に絵を描く女の子
その娘に対してのなんの肯定も否定も投げかけずに
ただ無言でその姿を使い捨てカメラで撮影する男の子

 ....
夜は
雫を運ぶ
こぼれ落ちる
白い小粒
背中から墜ちそうになった
平行ではいられない
夜は

漆黒の中に有って
そそる姿
寄り道ごっこがもうすぐ終わる

無数の冷たい針が
多 ....
イエーイ! 家 
俺らのため息というため息 体毛という体毛 のすべて
には窓が取り付けられている 家
窓という窓には俺らの手形
という手形にも窓
ところどころは出窓として取り繕っておりま ....
窓拭きの人が来たのに
誰も返事をしないから
僕が部屋に通したんだよ

窓拭きの人は窓だけ拭いたよ
窓より汚いものは拭かなかったよ

窓拭きの人が行くのに
誰も見送らないから
僕が見送 ....
*
目覚めると音のない世界
カーテンの隙間から灰色の光が射している
明けていくカーテン越しの光のなかで
青磁の肌が鈍く輝く

この部屋はこんなふうに朝を迎えるんだね。
僕は君を置き去りに ....
からだが どうん、まばたきしたときの
あのせかいが まっぷたつ から、ゆうぐれて
頭から 地球の中心に ぐん、と押されると
わたし、いつも きまって あやまってしまう
ごめんなさい、ごめんなさ ....
今日はいつもより嬉しい事があったので、
僕の乗る総武線は、
両国あたりをすぎる、
軽快に。
遠くの景色はゆっくり
近くのものは素早く
そんな当たり前の遠近法さえ、今日はなんだか
(ああ、 ....
空は
誰のものでもない美しさを携えているから
弾幕に汚れた視界の先に
ここには希望があるよ、と照らしてくれるけれど

僕の
指先が触れられる距離にあるのは銃口くらい
羽ばたく鳥を何度も握 ....
うちの窓から
朝日はみえない
きっとどこかの窓からは
朝日がみえる
みえるのだろう
夕べ
流しの三角コーナーに
食べ残したサラダを捨てながら思った
サラダの中の胡瓜が細かくなる前
の ....
うさぎはおおかみの上着を着て
おおかみの上着の上から
うさぎの上着を着て
うさぎの上着の上から
おおかみの上着を着て
ほっと一息ついて
コーヒーショップなんかで
おおかみの上着を脱いで
 ....
深夜、男友達から『お前のことずっと上海してた』と電話。ひどく
驚き、『ごめんなさい』とだけ応えて電話を切る。自分の言動を振
り返り、しばらく彼には会わないでおこうと決める。図らずも点と
点 ....
それがほしいのだという
網の籠を背負って
捕まえて入れるのだという

静かな息に
舞い上がり漂ったのち
重さを感じて落ちてくる頃に
掴むのだという

小走りに途切れて
靴音の後ろか ....
ありがとう
うまかった

ありがとう
まずかった

いつも
いつも
飢えていて

ありがとう
食べてきた

皿盛りの肉
絞った蜜
犬の舌焦げ

ありがとう

母の ....
シャーロットさんの自由詩おすすめリスト(62)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
妖精にもどる- nm6自由詩1705-5-27
強制連行(出演料:730円)- 無知アコ自由詩4*05-5-25
下野- 田代深子自由詩1005-5-22
ソネット(触れている)_(2005.5.15)- 和泉 輪自由詩2505-5-15
世界がオワだなんて、そんな!- 角田寿星自由詩12*05-5-3
サクマ- hayasakaakir ...自由詩305-4-15
_- hayasakaakir ...自由詩905-4-14
かみさまについての多くを知らない- 望月 ゆ ...自由詩43*05-4-10
道[tao]_effect- 人形使い自由詩5*05-3-29
マーチング・マーチ- 大村 浩 ...自由詩22*05-3-28
冬空の通信- 朝倉キン ...自由詩1605-3-24
おかわりください- udegeuneru自由詩105-3-18
ピアノレッスン- 大覚アキ ...自由詩505-3-7
もう逢えないから_笑う- 瓜田タカ ...自由詩13*05-2-16
夜、幽霊がすべっていった……- 岡部淳太 ...自由詩9*05-2-11
誰もいない小屋でした- 煙と工場自由詩405-1-27
- 緒方ハリ ...自由詩1005-1-16
love- リヅ自由詩11*05-1-16
プラチナ・イン・フォール- たちばな ...自由詩804-11-26
- たもつ自由詩13*04-11-10
窓拭きの人- ミサイル ...自由詩1104-10-22
ANOTHER_GREEN_WORLD- カワグチ ...自由詩51*04-10-1
ごらん、ゆうぐれる- みい自由詩68*04-8-16
帰り道- 落とし子自由詩904-7-2
腐った魚の眼に映るのは、脚のないイタリア人のカウパー- 自由詩9*04-6-6
サラダ- サダアイ ...自由詩2604-5-15
きぐるみ- サダアイ ...自由詩2804-5-15
上海された- 石畑由紀 ...自由詩57*04-5-3
蛍追い- 藤丘 香 ...自由詩40+*04-1-10
食べてきたものたちへ- k o u j i * ...自由詩29*03-11-15

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