全てが崩れ去ってゆく
全てが悪い方に進む
2回くしゃみをする
燃えて炎となり
消えてゆく
腰を低くしていると
皆が良くしてくれる
頭が低いと話しかけられ
皆が信用してくれる
....
いつか 私は夜で
星の鼓動を抱いては太陽を想った
いつか 私は昼で
鳥の歌声を聴いては月を想った
いま 昼と夜は交わり黄昏になる
見上げれば見覚えのあるアゲハチョ ....
戦争は終わったのだろうか?
今は風の音しかしない
誰もが色んな言葉を口にして
感情的で緻密な作戦を練って
或るものの為に戦った
羞恥心は捨てて訊きたいことは全て尋ねた
言葉が溢れて ....
スナフキン
買い置きのチョコレートが切れてしまって
買い足しに行かなければいけない
コンビニで立ち読みをしているスナフキンに会う
やあ、いい天気だね
一通り天気の話をすると
彼はまた手 ....
071117
お金の成る木に
水をやり
お金を欲しがる
動物に
濡れた雑巾絞らせる
ずぶ濡れのチャンピオン
4回戦ボーイの志願者に
ボディ ....
大好きな人の肌に唇を押し当てるのが好きで、
その熱と、鼓動を。
生きていることに感謝する。
生きていたことに感謝する。
熱と鼓動を確かめる。
余計なことをすべて省いてしまえば、生きるとは ....
君の言う単なる恋愛に
僕は幾度となく涙を流してきた
君の言う単なる恋愛に
僕は幾度となく命をかけてきた
なぜなら
そこに世界で一番大切な真実があるから
....
滑稽な仕草をお互い撫で合い
笑い合えてた時間
人より少し伸びた爪を注意したり
些細なことで話しは続いた
いつもは眠る時間なのに
起きていられるのは
もう少しで別れが近づくからかな
....
発車までの十数分
自販機前の喫煙所
微かに増した北風に
肩を竦めて時を待つ
鼻先掠めた白い粉
灰と思って振り払う
甲に感じた冷たさが
春はまだだと告げてくる
肩に抱えて繰り返す ....
月が白く染まるころに 君に会いに行こう
月が白く染まるころに 君に約束の電話をしよう
受話器をとって ダイヤルを回して 呼び出し音に息を潜めて
君を待つ
「なぁに?」
白く染 ....
雑踏の片隅で
貴方の声が聴こえたような気がしたので
その声のする方へ歩いてゆきました。
そうしたら
其処には貴方の笑顔が在って
とても安心したので
私は其処に留まることにしまし ....