みちも ひろばも どこもかも

コンクリートできれいにぬって

あめがふっても どろでよごれたりしないし

くるまもガタガタはしらずにすむ


でもちきゅうは

から ....
あなたの隣に
夢を置かせて下さい
ほんの小さな夢ですが
あなたの隣にいる限り
とても生き生きとします
あなたが喜ぶと
小さく羽ばたく音を出します
ただ
あまり見つめられると
照れて縮 ....
もう
どこにも帰れない

そんな気がした夕暮れは
どんなことばも
風にした



 ながれる雲の
 行き先はしらない

 突きとめずにおくことが
 しあわせだとは
 ....
夜が
更けていくと
ほつほつと
灯る
微熱の痛み

37.2度の
隙間から
零れる昨日
裏返る
あした
だから
つまり
なにもないのさ

首筋に
うっすらと汗
瞼の裏 ....
焦げ臭い街並みの

そらは今日もいい色をして

僕の上


てちてちと歩く

君と

ふたり


歩幅じゃなく

こころの、深いところで

わかりあえたらいいの ....
  冷たい雨が染み込んでゆく{ルビ苔=こけ}の
  やさしい沈黙に
  身体を重ねたくなる夜は

  窓ガラスに青いセロファンを貼りつけて
  閉じ込めた気泡の膨らみを
  指先でなぞって ....
最近冷蔵庫に
レモンを一匹
飼っていたら

今朝
絞られていた

何か飲むときにいつも
瞬きを忘れるおまえは
俺をじっと見つめながら

こくこく
ちいさ ....
人は必ず困難という壁にぶつかる
それはとてもつもなく堅く厚く高い

この壁を乗り越えるには
それ以上に心が堅く強く高くなければ
簡単にはできなそう

でも実はそんなことは必要ない
堅い ....
夢は
この歩道橋から
飛んで
シラサギにでもなれたらいいな
ってこと

いま思いついた

私の部品が軋んで
いらないもの削らなければ
重たくて滑りも悪くて
いまはとても飛べないか ....
外ではもう夜が始まっていました。

部屋の中に滑り込んで来た夜に
気づかないでいると昨日から抜け出せなくなるようで、私は
決まってひとりベッドに腰掛け
何色ともわからないカーテンを手繰り寄せ ....
わたしは怖がりだから

久しぶりに会ったあなたが
ますますかっこよくなっていることが怖いの

何もあなたを拘束するものを持ってはいない
永遠にあなたのそばにいられることも分からない
それ ....
歌声っていいよね
ときにからだを風が吹き抜けるように
重い比喩から僕らを自由にしてくれる
面白い話は ないけど
そういうたわいのなさが
回線を伝わって
耳に降るシャワーになる

もう一 ....
たとえば
昼の商店街を
そろそろと歩いていれば
思いもかけない
ありふれた日常が
ふと新鮮に映ることがある

八百屋のみかんが売れ残っている
床屋は暇そうに新聞を読む
居酒屋は閉まっ ....
ふしぎに しずかな
いまの ここで
めを とじて
みずを おもう

くろく あおく ひろがる
よるの すいめんを
おもう

うみのことも
かわのことも
おもう

てに ながれ ....
あなたを思うことが
こんなにも苦しいなんて



やさしいあなたの声で
あたしの名前を呼んでほしい

夜がつめたくなる前に
あたしの名前を呼んでほしい

苦しくて
せつなくて
 ....
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