遠くにおいてきた時間を
一つ一つ取り出して
今の僕に重ねてみた
懐かしさと共に思い出す
未熟だったあの頃を

自立の為に選んだ道
自律を願って歩んだ道
幼さと若さの間で
ひたすらに足 ....
「パターンがわかってしまえば
 こんな攻撃当たらない!
 へでもない!
 どっからでもかかってこい!
 貴様の動きは読めている!」

「やばい!どうすれば勝てるんだ!
 考えろ!考えろ俺 ....
にゃにゃにゃんにゃー(気持ちいいねー)

にゃにゃ、にゃにゃんにゃー(つか、重いって!)
2006年の寒波
窓の外で

え?
7人死んだ?
こんな都会で?

ぼくはほら、Tシャツで生きてる
窓の{ルビ中=うち}で

息の根も凍る−38℃
窓の外で

え?
寒さで ....
空がこんなに青いからって
自分を責めることはないさ

世間が眩しいからって
君がいないほうがいい
なんてこともない

握り締めた土くれには
君の跡が残る

降りしきる生死の中
涙 ....
子供等の顔のつくりで遺伝子は受け継がれたと確信したり

親のよに生きたくないと言い切って通ってきたのは同じ道のり

いつもならすぐに無くなる量なのに8日続いた野菜カレー

父さんのようにな ....
大きく口を開けてください。

はい、そのまま開けてください。


右の上奥歯に過去がはさまってます。

取り除きますね。


右の下奥歯には偽善が詰まっています。

そのままに ....
君をいつも
包んでいたい

君を縛りつける
気はない

一番傍に
感じて欲しい

ちょっと危なっかしい
雰囲気は残した

その半径を
もとめなさい
シュレーディンガーの仔猫たちは
母を捜して彷徨っていた、
小雪ふる池のほとり、
量子の石榴をもとめる彼女は、
仔猫たちをみつけるたび貪った、

死ね、
さもなくば生きろ。
ほんとはなんか
おもしろい おはなし
おもいついてる

でも
はなしては やらないんだー

そんなかおしてる


ぼくだって
はなしてやらない。
知らず 知らずのうちに
離れていくのでしょ

手の届かない彼方へと

身を引くことしか
逃げ出すことしか
残された道は無いでしょか

そんな気持ちを露とも知らず
貴方は笑顔 ....
つながり、とういものについて考えるとき、
ぼくらはともすると即物的になってしまったりする。

もちろんそれはそれで真実だった。

手をつないだときのあの人の手のひらは、確かにあって、
とて ....
 風通し悪い部屋
 北窓の部屋

 たばこで煙ってる部屋
 ぼくが途方にくれてる部屋

 新しいベッドがきた
 寝心地はいい

 なんでも人や物のせいにすることは止めた
 時間をま ....
でもね
ショッカーにもママがいるのよ
って教えてくれた
幼稚園のさゆり先生が
交通事故でびっこになってしまったと
ママが教えてくれた

ボーイフレンドのバイクで事故ったのだ
ランドセル ....
咳がひとつ
窓を抜けて
枯草のなかに逃げた

草むらには
どうやら微熱の欠片が
カマキリの卵のように固まって
冬をやり過ごそうとしているらしい

わたしは昨夜見た夢を覚えていない
 ....
こんにちは 人でなしです 元気です


月曜日 朝から僕は精神科


朝ごはん食べ終わったら午後七時


返さねばならぬ本から消えていく


ゆらゆらとアスファルトから蜃気楼
 ....
ぬけがら ぬけがら わたしはぬけがら
くしゃっとするのもかんたんでしょう?
あの頃、君に告げられなかったことを今


 ***


ねぇ、君
冷やし中華を誰よりも早く始めたいの、とはりきる君の姿が僕は好きだったんだ



ねぇ、君
扇風機の首フリに合わ ....
雨、
雨音
ヒグラシのリズム

おもむろに始る
朝のデカダンス
雨が沁み入る
抗体のしきたり

生き足りて苦痛です
滅落して遊ぶ生態は
蓄音機になりたいのだ

潰されない虫に ....
私の葬式がささやかに執り行われ
友人らが久しぶりに集まった
青空には透明な道が果てしなく続き
新緑に人々の喪服が映えて美しかった
一滴の涙も流されず むしろ
想い出を懐かしむ声で
小さな式 ....
空を泳ぐ 羊の群れ

青を連れ去って

どこまでいくの?



え?

あぁ 夏までいくの
ダメダメマンは

とても駄目なヒーロー。

早とちりや勘違いなんて

日常茶飯事。

猫どうしの喧嘩も

止めることができない。

ちょっとした買い物を頼むなんて

求 ....
マヨネーズの大好きなおまえは
なんにでもそれをかけたがる
それはもう見境なくて
見ている俺は食欲が失せる
どこへ出かけて食事をしても
注文がきたら開口一番に
「マヨネーズある?」って聞くな ....
胸にさやけし 
春の恋
波のこちらに
夏の色
せめて明日へのおみやげに
きれいに包んで下さいな

子供泣かせの
秋の空
誰もつれなき
冬の石
せめて明日へのおみやげに
小さく包 ....
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