きっとめをつむっているうちに
文字はしずかに
みみのよこを抜けて
みずうみのように
空の低い
やさしい墓地のように
まっさらにひろがってゆく だろう



とうめいなかいだんが ....
 
私はとても小さいので
海を見れば
海でいっぱいになってしまう


私はとても小さいので
空を見れば
空でいっぱいになってしまう


私はとても小さいので
風を匂えば
風で ....
 
 そこにしかないものを
 さがすため
 僕は{ルビ故郷=ふるさと}を
 離れ
 いつしかここまで
 やってきた

 そこにしかないものが
 何なのかもわからずに
 ただ
 泣 ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
空を見る- はな 未詩・独白22*06-1-10
私はとても小さいので- 松本 涼自由詩114+*06-1-2
Space- ぽっぷん自由詩305-12-30

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