あなたが
雲雀の落し物を書き記しているとき
あなたが
コーヒーの甘さに悪態をついているとき
わたしは遠ざかる
遠ざかってゆく
あなたが
もつれた糸を我慢強く解きほぐすとき ....
平和の島
カニバリズムの島
人を喰うことを
習慣としながらも
平和だった島
南の海に浮かぶ
緑豊かな島
ある時 ....
いったい誰がどうして落としたのか
道端にポツンと淋しくひと袋
飽食なこの国の片隅に置き去りの
真っ白な「えのきだけ」
その宿命をまっとうできないまま
秋風にさらされて
さぞ寒かろう さぞ無 ....
小腸 からまって
なんだか 蜘蛛の巣みたいよ
天井は 青く ひろがるのは 赤
赤い ベール
からまって まるで
蜘蛛の巣みたいよ
赤は 網の目 温度が落ちてくる
....
しんしん降る
牡丹雪もみせてくれず
冬が寒いだけなので
心臓が凍りそうだ
身体中の血が冷たい
神経が
ピクッピクッとする
不快で寝返りを打つ
胸にカ ....
僕は夢を見ていた
それは長い長い夢だった
夢の中での出来事
僕はその全部を覚えてる
もうすぐ朝日が昇る
それは僕が望んだ事のような
それは僕が望んでいなかった事のような
夜は朝日が昇 ....
待ちぼうけ、待ちぼうけ
ある日せっせこ、雪降ろし
そこへ子供が飛んで出て
ころりころげた
木のねっこ
待ちぼうけ、待ちぼうけ
昨日交差点でバイク事故
若い青年、泣き喚き
ころりころ ....
オン オフ オン オフ オン オフ オン オフ オン オフ
オン オフ オン オフ オン オフ オン オフ オン オフ
オン オフ オン オフ オン オフ オン オフ オン オフ
オン オフ オ ....
空を見上げた
あまりに高い空なので
空に落ちていく妄想に
とらわれた
空の片隅には
誰かが切り飛ばした
爪のような
透けた細い月が出ていた
重力はその物理法則を
放棄して足は ....
夢のような激しい恋
それは夢のままだから美しい
それが身を持って分かったのだから
あるいは私は幸せになれるかもしれない
勤勉で誠実な若者が
年をとってから
偉大なる賢者になるとは限らな ....
どーせぁたぃのコトバでは
足りなくて
むずかしくて
バカみたぃに聞こえるだろうから。
だから、別にどーでもいい。
相性がいいか、悪いか、ってだけ。
どっかでよく思われたら、
どっ ....
伸ばす手に
目覚めて気づく
静けさに
冷めた空気は
この手の先に
太陽は私の心を照らし
元気をくれる
雨は私の心に{ルビ靄=もや}をかけ
寂しさをくれる
川は私の心を潤し
不安を連れさらっていく
雪は私の心の鎖を外し
故郷へ ....
さわらせてよう
というので
さわらせてやったら泣いた
どっちかっつーとそういうのが感じるほうです。
といったら
にやっと笑う
おー
てめーぶっころすといって
しばらくばしばしぶ ....
たとえようのない。。。。
はっと寒気がして
ふっと後ろを振り向いたらなにもいなくて
ぼんやりと宙を見つめ
思い出だけがひかりかがやいているかのように
みじめな顔をして
鼻水をた ....
そのバスには誰も乗っていなかった
不思議に思いながらも僕はそれに乗り込み、窓側座席に腰掛ける
ドアは閉まり、バスは走り出す
あぁ、なんと気持ちの良い朝なんだろう
走り出したバスの窓から
....
ときどき、
行方不明になりたくなる。
そうゆうときは
「あーーー行方くらましたい」
て、言ってみる。
言ってみるだけなの。
そんなの無理って、
逃げられないって、知ってるから言えるん ....
腹を
こすりそうな
低空飛行
愚か でした
馬鹿 でした
杞憂 でした
機首が揚がる
底だと 思っていました
その下の
さらなる 底へ
突き進む ため
上限に ....
死にたくなる理由を
全部集めて
バケツに突っ込んだら
そいつをぶら下げて
ブンブン振り回しながら
海まで歩いていこう
凍りつくような真冬の海まで
右手にはバケツ
左手は君の右手と手をつ ....
強迫観念が襲ってくる!(おっぱいがあったら隠れたい)
誰が履いたのか知らないズボンを引きずって
扇風機の前に佇む
桜木町(行った事は無い)
I LOVE 神保町
押しつぶされる不 ....
学 校 に 行 き た く な く て
初 め て 学 校 を さ ぼ っ た 日
何 を し て い い の か 分 か ら な く て
コ ン ビ ニ で コ ー ヒ ー と パ ン を 買 ....
つい最近までは
親戚の家に新年の挨拶にも行けなかった
そんな私だから
同窓会や成人式に出た事なんてなかった
友がつまらなそうに同窓会の話をする時
私は胸が一杯になっていた
弟がくだらな ....
わかんねーことばっかだなーしかし
まーわかったらくろうしねーか
くろうするからたのしいんだよな
とかわかっていつつ
にんげんはらくがすきないきものでね
らくがくせになるわけよな
こ ....
そのルールはとても簡単
ボールを一つだけ使う
ボールを受け取ったら
相手に向かってボールを投げる
その楽しみ方はとても甘美
ボールが手にあるうちは相手を見て悦に浸る
ボールが手にないな ....
文学オタクのあの子はちょっと変
みんなの前では明るく元気なのに
一人になると暗い顔になる
文学オタクのあの子はちょっと変
おもしろい冗談たくさん言うのに
他人の冗談を聞いても笑わない
....
いま だから楽しい
いま だからつらい
いま だから笑う
いま だから苦しい
いま だから歌う、詩を書く
いま だから飲みたい
いま だから話したい、愚 ....
一体君の望みって何だ?
不満を解消してあげたつもりが
不機嫌な顔をして現れた君
俺は君の歌の意味する通りに
動いただけだぜ?
それとも何?
歌の解釈が間違っていた?
おかしな君へ ....
寝ている猫の鼻先で
小さな風がうまれます
小さな風は
小さなうずまき
うずまき
いくつも
転がって
うずまき どこまでいくのかな
うずまき まっすぐ転がらないから
....
子供は手加減をしらない
子供は遊びたおして
それが仕事
大人になると
しがらみで
視野がしぼんでいく
北風吹く雑踏の中で
未来の心配は膨らんで行く
....
おっぱい
おっぱいぱい
おっぱおっぱ
少し間違えて
おっぴあ
おっぱっぱ
30億のおっぱい
15億のおんな
その中で見つける
2つのおっぱい
おっぱい
おっぱいぱい
....
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