母さんの作ってくれた焼そばには
キャベツばかりがあふれていた

いう詩を描こうとして

母が
焼そばを
作ってくれたことなどないと
唐突に気付く

コウちゃんはというと
正確に ....
これは事故
あれは事故です
あたらしいニュースが
たおした液体みたいに
体をつたって地面へと
たいらにひろがっていく

戦争は反対です
これは平和

いけない事ばかり考える
マク ....
おまえが一人でメイド喫茶に行くのは
あまりにもリアリティが濃すぎて見苦しい
だから俺たちも行こう 大挙して押しかけよう
おまえの浮かれ具合を観察するためじゃない
おまえのモテなさをごまかすため ....
キリストはキリスト教を作ったりしなかった
彼はただの愛に溢れた大工であった
キリストはよく遅刻したし、仕事にこない日もあった
彼はそんな風に頻繁に約束を破ったが
生まれたての子どもが誰彼と隔て ....
何をすればいいですか
指示を待っています

言われたことはきちんとやります
責任感の強い子です

小学校の頃褒められました


公式はありますか
マニュアル通りに動けます

 ....
彼女の何が許せないって
顔もスタイルも
ルックスなんて俺にはどうでもいい
ただその現実臭さだ

君と同じような人間は
そう簡単には見つけられないという
レアリティ(希少価値)
俺にはそ ....
:まぶかにぼうしをかぶって

銅が錆びた沼を過ぎて青樺に串刺す寝起きの‘薬漬けヨハン’を蚊帳に閉じ込める
そして忘れる
すなおに
きびすを返して爛熟したアバタのバッタを拾って喰う獏で籤引きを ....
戦い という 言葉の 次元のなさよ
意味 のない 詩軍の 銭湯で
笑わされたのは 傲慢さ

「ああ、俺にはミッションがあるんだ。爆破、爆破、俺のペニスを爆破さ。何故って、エロくなりたくないんで ....
ユメ見ることもできないくらい
疲れ果てた僕は
今宵も嘆くことばかり上手だ、
本当の心を口にしない僕は
やがて本当の心が
口に出せなくなる、
コトバを選びすぎる僕は
そうして何も話せなくな ....
22歳の誕生日から3日経ち
私は生理になった


さあ、とお腹の中の月時計が私に言う
いつか生まれてくる赤ちゃんのために
お布団を新しいのにかえましょうね


初潮を迎えてから
ち ....
ひさしぶりに見た横顔は
新宿のそれとよく似ていた

声に出さずとも
互いの過去ならよく知ってる
「あのころ」なんて言うその眼は
あのころとはもうだいぶ違う色をしてる

いつも遠くを見て ....
世界が途切れる最後の日をラブホテルで過ごそうと思った
窓の光も入らない暗い暗い新宿の安ホテルで
外界全てをシャットアウトして過ごそうと思った

風呂に水を張り
白と黒の写真と真っ赤な薔薇を浮 ....
ずるやすみの木で
かみさまを見かけた
なにをしているんですかとたずねたら
ずるやすみをしているのさとこたえた

ぼくも人のことは言えないから
ああそうですかと
おおきな幹にせなかをよりか ....
つまらない自尊心
出来るだけ白く白く、鏡は全て壊してみた
チクタク チクタク チクタク チクタク
秒針が進むたびの恐怖 鳴らない革靴音
通り魔に刺し殺される夢とか
くだらない向上心
それ似 ....
白く、

淡くなっていく


記憶が、
視界が、

私を取り囲むものが



(淋しさとは)。



誰にも。

気付いてもらえないと

悲鳴をあげる。
 ....
自分の作った詩を
人に編集してもらうといい
できるだけたくさんの人に

ここはわざとらしいね
ここはありきたりだね
ここはもっと強くだね
ここはこっちにしよう

果たして
正体不明 ....
今 目の前に
折れた 倒木が
眼下に 何本も
落ち 流れていく

そこには 流れるものなどない
だが 私らは 見る

倒木は ペイントされている
雑音を 口走っている
流れていく  ....
ぼくは孤独を満喫していた

一人でいるとこうも時が過ぎるのが

遅いんだなと

ぼくは昨日別れた君のことを思い出した

結構長いつきあいだったが

けっこう退屈だった

毎日が ....
思い出の中に存在し続ける鏡台のまえ立ち並ぶ瓶

香水をつけたことすらないころに描いた香りを飴にみつける

花もよう飴をなめててよみがえる憧れの味安っぽい味

大人ってつまらないよね。なんだ ....
いらねえんだよ きれいな詩は
言ってやるよ 心にひびかねぇ

今度こそは 今度こそはと心に決めて
全身全霊の言霊を投げたのに

何を書いたってだめなんだ

いっそのこと

沈黙する ....
街路樹にへばりついた電飾を見て
綺麗だなと思う心と同じほど
毒々しいと思う心もあって

静寂の午後11時
肩に仕事を抱えつつ
終電に遅れないように

少し駆け
少し歩いて

立ち ....
 
 のろのろ時間は僕の前に
 のっしり座り込んで
 僕のことを見ているのです

 壁の向こうには未知の世界が
 こじんまりとあるはずで
 そこには僕は行けないのであります

 頭が ....
空が終わりかけている
月が想いを失っている
星が笑いかけている
罪を思い出している

誰かが腐りかけている
雪に埋もれて眠ってる
明日が来ないと知っている
昨日が終われないでいる
 ....
心が寂しいから
穴を掘ってみた

心が寂しいから
岩を穿ってみた

しかし何も 埋まらなかった
定員割れをした体から
有象無象な悪たれ共が元気に這い回る

のたうちまわれ こんちきしょう
ウケケケ と笑うああ憎たらしい
体は今
どんな大宇宙よりも激しい戦争中
双方新兵器の応酬でウゲ ....
本村Kさんのおすすめリスト(25)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
おたふくソースをいっぱいかけて- umineko自由詩7*07-1-14
JR西日本の事故についての詩- モリマサ ...自由詩15*06-2-15
新カフェ民- 新守山ダ ...自由詩906-2-5
キリシタス- 馬野ミキ自由詩13*06-2-1
アルゴリズム_教育- 未詩・独白8*06-1-22
何が許せないって、その現実臭さだ- 和泉 誠自由詩106-1-22
猥雑デイト- 人間自由詩106-1-22
エロくなりたくないんでね- 奥津 強自由詩5*06-1-20
白鳥の歌- スイレン ...自由詩5*06-1-18
姉月- とうどう ...自由詩12*06-1-18
グラスを見つめるように- 馬場 こ ...自由詩306-1-18
暗い安ホテルで眠ろうと思った- 虹村 凌自由詩4*06-1-17
ずるやすみの木- ZUZU自由詩1406-1-17
踏み外した段差に気をとられる現実- 無知アコ自由詩2*06-1-17
紅茶- きいろ自由詩1+*06-1-17
売れる詩の作り方- 和泉 誠自由詩2*06-1-14
倒木- 奥津 強自由詩4*06-1-14
チキン- こめ自由詩206-1-6
飴をなめるおとな- 一代 歩短歌5+*05-12-31
_- es自由詩205-12-26
捻くれもんのクリスマス- 松本 卓 ...自由詩4*05-12-26
のろのろ- 炭本 樹 ...自由詩5+*05-10-21
継続- 雄太自由詩405-8-16
心が寂しいから- 感人自由詩3*05-4-13
ヤブ医者に笑う- YAMA ...自由詩105-3-9

Home