炭酸の泡
コップの汗
小さな心の傷
夏の終わりの空
遠くの電車の音
蝉の鳴き声
気温32℃の残暑
扇風機の風
何一つ足りない物
ないのに
寂 ....
青い檸檬は
いつかは
黄色くなるんだろうか
低い鼻なのに
鼻先が冷たくなるのは
何でなんだろう
金の亡者になった頃
何不自由しなくなるのかもしれない
教訓は
身に凍み込む ....
朝起きたら
郵便受けが手紙を{ルビ銜=くわ}えていた
切手はないのに消印はある
宛名はあるのに差出人がない
ちぐはぐな手紙
開けてみると光が入っていた
光はみるみるうちに封筒から出 ....
子供のころ
父さんの行きつけの床屋さんで
髪を切ってもらっていた
そこのおばちゃんは私の髪を梳かしながら
「○○ちゃんの髪はほんと硬いね〜、櫛が折れちゃうわ」 って笑うから
いつも ....
ツリーのてっぺんの星を100万個にひとつ、ほんとうに願いがかなうものに取りかえる仕事です。
王子様の先回りをして解毒剤を吹き矢で姫の首筋に突き刺す仕事です。
日々の生活のアクセ ....
あの頃、君に告げられなかったことを今
***
ねぇ、君
冷やし中華を誰よりも早く始めたいの、とはりきる君の姿が僕は好きだったんだ
ねぇ、君
扇風機の首フリに合わ ....
脅迫です。
書いたから読め、ということです。
2回ほどありますよ。この寡黙でおしとやかでシャイな砲丸投げ選手として活
躍しているMonkさんも。こっぱずかしいですよ。誰かのために詩を書いてそれ
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