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境界に ぬぎすてた 皮膚と肉を
まいあさ まとう直前 わたしの
あばら骨のすきまに 火を
ともして くれているのは
誰だろう
ビルばかりの 街にいると
遠くへの まなざしを
忘れてしまう きみの
心ではなく 顔ばかり
みつめて ごめん
呪文を となえれば
砂の虹が くずれる
言葉の なきがらを
なきながら ふんで
風の道に とどまる
それ ちがうと
おもう ぼくは
わかりあうために
かくんじゃないんだ
それだけは わかる
いくつもの 熱風の夜を
すごして あばよ
懸崖の 星の花
祭りが おわったら
ひそやかに 咲け
おんなの子が 銃を
ぶっ ぱなしているけれど
おとこの子の 詩のほうが
弾丸よりも はやく
相手に 届いている
関連作品→http://po-m.com/forum/showdoc. ....
ごみばこを あさって
まだ つかえるもので
でっちあげる もっと
ぶざまに あさましく
いきるための うたを
やぶれさっていると
はじめに 知っているから
湖にうつる 星をひろって
くりかえし 積みあげては
突きくずしている
だれのためでもなく
言葉は うまれ
王国となった あ
きみの ためだけに
歌いたかったのに
まいばん うすく
あやまちの 傷あとを
みがいては
紙の舟に のせて
ながし つづける
関連作品→http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=9063 ....
どんな たくらみが
わたしを 必要とするのか
無私であるならば
心から よろこんで
裏切られもしよう
ほしいものは やおら
灰のように くずれる
ためらうな
どうせ後悔するのなら
手をのばせ
BGM→http://www.hi-ho.ne.jp/momose/mu_title/tan ....
よっぱらって 詩を
かけなかった
まっさおな いいわけ
色彩論では
まっかな 嘘である
ふん ガキの遊びに
おつきあいするほど
ひまじん だと
思ったのか おれを
ちっ そのとおりだぜ
また朝がきた 歯をみがく前に
詩をかこう たべる前に でかける前に
宿題の前に なみだの前に 尿検査の前に
戦う前に 死ぬ前に 生まれかわっても
ああ詩をかこう世界を 愛しているから
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