群れ集う
緑の樹木の
深い青に緑の波動
 閃き広がり
   、
畏れる程に生え
生える程に畏れ
洗われ現れ表され

繁りうねり波打ち

  この荒涼とした原野に、

 緑の樹 ....
繁茂する新緑の照り映え春風吹いて、

 もっさもっさもっさもっさ
  豊潤なその揺れ動き靡き
 残響する残響し続ける爽快

蒼空に 桜散り新た季節の成長告げ。
この麗らかな春日に、
白雲ゆくりゆくり
蒼天を流れゆく

名無き鳥の啼き声、
樹木緑の繁りより
真一文字鋭く響き

きらきらり
太陽の光滴、 
水流に飛び跳ね


     ....
醤油の{ルビ醪=もろみ}が香る港街
岸壁の夜に出没する屋台の中華そば

秘密のスープを覗き込むと

豚骨、丸鶏、ソウダ節、かつお節、
煮干し、長ねぎ、玉ねぎ、昆布、干しシイタケ

出汁 ....
あやうい花のいのちも誇らしげに
青に浮かぶ梢の淡い紅の清らかさよ
そよぐ風に花は揺蕩い、
霞に煙る吉野を見渡せば、一目千本
賑やかに咲き、忽ちに散る花の錦、
散る道の風情はいつしか夢へとつづ ....
 やわらかい気持ちで朝をむかえられたら

 やわらかい笑顔と

 やわらかい言葉で

 朝を伝えよう

 やわらかい陽ざしで

 やわらかい心が芽生えたら

 やわらかい一 ....
光の視界を
人、人、人、
昇ったり降りたり
ドテラ姿のおじさん
また会ったね、ハローハロー



人、それぞれに
日常の場で非日常の場で
活動し創造しながら
それぞれの可能性と限 ....
誤解を承知でいえば、僕は誤解して欲しいから話す。たくさん誤解して欲しくて
たくさん話すのです。ちゃんとの理解なんて求めてない。僕も沢山たくさん誤解
するし。誤解しながらどれかひとつ本当の貴方にいつ ....
ひとりが好きな傷つきやすいあなたは
ある日突然
真新しい窮屈な制服を着せられて
教育者たちの話はうわの空で
たくさんの見知らぬ同級生と整列し
汗ばんだ手を握りしめる

十年後の四月
堅 ....
おまえとビバークしたい
花粉の舞いとぶビルの屋上で
段ボールを敷いて、
テントなんか張らずに
星空を仰いで夜を過ごしたい

ポケットにはウイスキーもある
柿の種とかっぱえびせんだってある ....
曇天朝のエイプリルフール、  
無音の響、意志に刻まれ
思惟、死者生者と共走る走る

熱い感情の園から追放され
自ら熱を沸き起こす
昇り来る朝陽の照射
ガーベラ輝きの真紅
花冠に創造力 ....
降りかかる真紅の花群れ
大輪の魂、大股で闊歩し
道ゆく人々を過ぎ越す

 朝早き時の裂開し 、
      
降り頻る花群 躍動する魂
光の春風ひと吹き熱し
永久の切っ先、世界を掲ぐ
 ....
えぐい話が続く
えぐみとか、誰が求めているのですか

需要があるんですよ
凌辱ものとかあるでしょう

そんなものは求めとらんよぉ
熱闘消毒してみましょう

煮てみましょう、焼いてみま ....
春なのに
びっくりするほど哀しい
いやなことはやく過ぎて

春なのに
まだねむり足りないと思う
目ざめないでと思う

春なのに
こんなに綺麗なのに
ただ笑っているだけの

もう ....
忘却された物にこそ
花の咲き誇り在り

 見えないもの 、

見えるものを
覆い包み込む。
狂った時計を森の奥深く
猫の眼時計店に持って行った
ギィーと扉を開けた

こんにちは… 時計を直して欲しいのですが

店主は黙って文字盤を確かめた

これは狂ってはいないよ
ほら 見 ....
路上で
 あなたの作った歌を
うたって
お金をもらいました

全部で二千五十円でした

よっぱらった 二十代後半くらいの
サラリーマンと
両手首に
 数珠をいっぱいつけた
老婦人 ....
硝子の抜けた窓を透け
川に浮かべた傘いっぱいに
夕ぐれの街が溢れる時間

暮れる光のにおいに
昨日と明日が
すれ違う今が翳りとなってひそみ
貨車が黙って
曳かれてゆく不安で
すぐに下 ....
公園の水面に睡蓮が咲いている
ウスバカゲロウがふわりふわりと飛んでいた

ときおり
魚がポチャリと水面を跳ねる

貴婦人が日傘をさして橋の上から
池の睡蓮を眺めていた

ぼくはベンチ ....
潜み咲く花 、朝に
朱に色付き溢れ垣根越し
  
女人の影 伸びゆくアスファルト、

冷風浴びる脳髄に
光の熱流 ゆるやか浸透し

やがて覚醒する思考意識のダイナミズム!
                                

                                             かろやかに私の肌を包み込む羽毛よ
  ....
春が来た、カーテンを閉めよう
落ち着きのなさを気付かれぬように
行く人、とどまる人、帰る人
私の行く場所はどこかと、心が騒ぐ

花をつけ始めた桜は堪える
激しい雨風に打たれても
花の散っ ....
いろんな顔たち
現れ互いに語り合う
この夕べに
意識の内で
彼ら彼女ら余りに鮮やか
声の聴こえず
口の動き表情の変化
ああ余りに鮮やか浮き立ち
嬉しそうに哀しそうに穏やかに
しばし語 ....
たったたらりら
 言ったらば
明日も 日曜日なのだと
思えていたんだ


ジグザグに 歩いていた
でも 遠くなるばかりで
君は もう いなかった


雨上がりのにおいを追う
つ ....
命が染める
花冠の真紅
燃え立つ
森の深みへ
誘う命の灯り




満々と水、
 
疾駆する車の到着する

  真面目くさった顔に
 紅潮した君は美しい 

快活な笑い ....
水と夜の境に小舟を浮かべ、
満天の煌めく星々を灯りに艪を漕ぐ
海の風が星からの歌声を運び、
甘く幽かなソプラノが船べりを撫でる

銀河のうねりが船を揺らした
艪の先の海を覗くと、
青く耀 ....
生かすため
全力を注ぐ
そしてコケにされる
いいんです
こけこっこ

子どもみたいに感じて
大人みたいに考えられる
今、
よかったと思う
縒れてるけど

また桜が咲くよ
こう ....
みまちがえるほど
美しくなったきみは
微かに少女の面影を残して

窓際の席で紅茶を啜りながら
リルケの詩集を読んでいた

机を並べていた頃は
何でもなく話せたのに
椅子に画鋲を仕掛け ....
黒人さんも乗って居た
死んだ叔母さんも
乗って居た
その車に、
私は今 飛び乗る




 思惟、燃える
  アッフリカの太陽!
   宝石箱ひっくり返り
  無数の宝石の煌め ....
いのち
ここにある
そこにない
どのいのちも
大切なまま
夏川ゆうさんのおすすめリスト(1058)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
原野の眼- ひだかた ...自由詩424-4-14
五行歌、生命の進路- ひだかた ...自由詩6*24-4-10
ヒビキ- ひだかた ...自由詩6*24-4-8
中華そば- レタス自由詩5*24-4-6
サクラ- atsuchan69自由詩7*24-4-6
やわらかい心- 佐白光自由詩2*24-4-4
五行歌、ハローハロー- ひだかた ...自由詩5*24-4-4
誤解- soft_machine自由詩9*24-4-3
四月の杞憂- ヒロセマ ...自由詩5*24-4-2
星空のビバーク- atsuchan69自由詩7*24-4-1
嘘の新年- ひだかた ...自由詩424-4-1
春の瞬き- ひだかた ...自由詩424-3-28
料理できたら- りゅうさ ...自由詩3*24-3-27
春なのに- soft_machine自由詩5*24-3-26
五行歌、INVISIBLE- ひだかた ...自由詩6*24-3-25
白日夢- レタス自由詩6*24-3-24
生活者- 鯖詰缶太 ...自由詩4*24-3-23
夕ぐれ- soft_machine自由詩9*24-3-21
朝の夢- レタス自由詩6*24-3-21
詩想、この朝に- ひだかた ...自由詩524-3-20
やわらかにも- アラガイ ...自由詩7*24-3-19
急ぎ足- ヒロセマ ...自由詩7*24-3-18
森の相貌、意識の光景- ひだかた ...自由詩524-3-17
給料日前だ_3月17日- 鯖詰缶太 ...短歌1*24-3-17
五行歌、変容の命- ひだかた ...自由詩9*24-3-15
潮風の路- atsuchan69自由詩8*24-3-14
クッキーをもらったか- りゅうさ ...自由詩4*24-3-14
- レタス自由詩5*24-3-13
五行歌、燃える- ひだかた ...自由詩724-3-12
※五行歌「大切なまま」- こしごえ自由詩4*24-3-11

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