とてつもなく怖いものだけど
限りのなく優しいもので
そのうち意味すら解らなくなって
またある時意味を噛締め
涙を流す
でも今
意味の解らないままの人が増えて
当たり前のこととなって
....
今日もわたしはあなたに貰った
たった100円ぽっちのボールペンで
無限大の愛を込めた手紙を
あなたに向けてしたためます
原価100円、無限大の恋なんです。
二つの窓から世界を見ている
わたしたち
魂を燃やしている
赤く腫れた胸
こおろぎは鳴いている
そこへ蜂蜜
指が、手のひらが包んで撫でる
輪唱・波の震え
....
周りの空気の苦々しさに
匿う様に顔を埋めた
(一時的な逃避だと謂われなくても解っているが)
それでも手首の甘い香りに
暫く我を取り戻す
(その甘さが香水からなのか血液に由来するのか分から ....
太陽は私の心を照らし
元気をくれる
雨は私の心に{ルビ靄=もや}をかけ
寂しさをくれる
川は私の心を潤し
不安を連れさらっていく
雪は私の心の鎖を外し
故郷へ ....
私はとても小さいので
海を見れば
海でいっぱいになってしまう
私はとても小さいので
空を見れば
空でいっぱいになってしまう
私はとても小さいので
風を匂えば
風で ....