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土砂降りの雨の
雨粒をあつめて
白く輝く石にしてあげるよ
それが
僕から君への最後のプレゼント
あの店で
君の友達の紹介で会った
初めてなのに
意気 ....
休日をうだうだとねっころがって過ごす
時々
素足をぺとーっと
重ねて
あなたがうるさそうに
足をはらう
ので
わたしは
ごろごろとベッドの端へ
SOS
SOS
ベッド ....
愛が
欲しいと
あなたは言う
あなたが
欲しいと
私は想う
かつて
私が
愛した
あなたは
孤独で
今にも
壊れてしまいそう
もしも
私が
手を差し出せば
あなたは
....
わたしは 生みの親だもの
おまえが憎いわけは ない
けれども わたしは 手を貸さない
さぁ
潔く
心地良く
羽ばたいて ゆけ
誤解も あるだろう
嫌悪 ....
サンダル 直しに
少ししゃがむ
と
背中にあなたの
視線が見える
ああ
わたしがゴルゴ13だったら
「オレの背中に立つな!」
とか言ってさ
振り向きざま ....
ポラロイドカメラで
港の夕焼けを閉じ込めた
一瞬の空を
たった1枚の写真に収めようなんて
我ながら
驕ってみたものだけれど
その1枚は確かに
僕の指先で
月にも負けず輝き続けて ....
すくわれている
すくわれていない
せかいと わたし
あなたは せかいに
ゆるされていますか
あなたは せかいを
ゆるしていますか
かたときも てばなせない
こころ と ....
月が白く染まるころに 君に会いに行こう
月が白く染まるころに 君に約束の電話をしよう
受話器をとって ダイヤルを回して 呼び出し音に息を潜めて
君を待つ
「なぁに?」
白く染 ....
平均台の上を歩くみたいに、生きてる
両の手を横にのばして、バランスをとる
あせってはだめ
はしるなんて、なおさら
足もとばかり、見ている
けど、前を向いたほうがキ ....
あたし達は多分
できかけのべっこうあめみたいに
ぐにゃ、ぐにゃ、してる
べっこう色、
きれいな固い肌も
もってないし
白い上白糖の、
さらさらした柔らかさも
なくしちゃったし
....
それはマサルとも劣らない
あなたはPPDでKCCな人だ
朝から晩までオレだった
闇を切り裂くバターナイフ
二文字で五行分ぐらい伝わった
だけど二秒ほどの恋愛
曇天なのにめちゃ暑い まるで ....
私よりあなたが
あなたより私が
愛していると
愛の深さを
背比べ
甘栗むいちゃいました
三点倒立で甘栗むいちゃいました
航空ショーで甘栗むいちゃいました
筋肉ミュージカルで甘栗むいちゃいました
死海で浮かびながら甘栗むいちゃいました
女性専用車両で甘栗むい ....
来る日も
また来る日も
毎日 毎日
朝も昼も
そして長い長い夜も
あなたのことばかり
想いつづける
何気なく交わした会話や
時折みせる少年のような微笑や
偶然に触れた
....
からだにはいつも火の精が住んでいて
受け入れる場所で炎を上げる
紅をさしたような君の唇からは
水の精がそっと頬を濡らす
「知っていますか、
とってもやわらかいんだ。」
強く抱かれ ....
食べたい
私はあなたを食べたいし食べられたい
食べてよ食べてくれない?
わたし
あなたを食べたい
寂しいし息もしたくない
ご飯は食べてない忘れてた
食べたい、だってそうじゃなくちゃ
埋 ....
決めた
今日
君以外の事
しない
君の名前を呼吸して
君の笑顔で働いて
君の鎖骨をおつまみに
君の言葉を食べて
寝る
今日
僕
君以外の事
しない
けしごむ ごしごし こすっても
きえないものなーんだ?
らくがきのつもり なのに
きえなかった きみのなまえ
だれかに見られるのがいやで
まっくろに塗りつぶしたけど
そのし ....
ラブホテルに行きたいわ
クリスマスにどうしたいかって訊かれたら あたし多分そう答える
37階建てのホテルの最上階の夜景もそれはそれで良いのだけれど
君の瞳に乾杯するほど嘘なんかつい ....
あなたの隣で眠りながら
あなたの小指に私の小指をそっと触れさせる
大それた希望じゃなくて
ただ、心が冷え込むこんな夜にだけ
そーっと気付かないように
あなたのぬくもりを感じる事をお許しくださ ....
ほわん
一人でいた寂しさが腕枕の中で、花になる
暗くなるまえにはかえってきます
さがさないでください
ひふみ
電話のとなりのちいさな紙片にしるし
やわらかな革のサンダルをはいて
砂利をふんだ
わたしはこれから ....
残暑見舞い申し上げます
少女だったあなたと出会ったときから
もう何回目かの夏が過ぎてゆきます
白い制服と 浅黒い笑顔
ぼんやりと胸に残っています
会わな ....
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