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人混みが嫌いです
だから何時も上を向いて歩く
沢山の人たちにぶつかって
毎日詫びてばかりいる
それでもあの青い空に
釘付けになってしまう僕は
何かが抜け落ちているのかな

何時か君に話 ....
てとらぽっとは海につながれて
夕日が燃えて琥珀に変わるのを
見ていた

さよなら
さよなら
さよなら


駆け足で過ぎようとしている夏の
スカートの裾 ....
ある日を境に
名前も住所も失った

私はただのコンマでしかなく
コンマでいるのは
たいそう居心地が悪い

誰か一人でも
私の名前を思い出してくれないものかと

お茶ばかり飲んでいる ....
  あなたが海を歌うとき
  わたしの瞳は波になる
  愛していたと
  告げる言葉が悲しくて
  静かに揺れる波になる


  あなたが空を歌うとき
  わたしの胸は波になる ....
ふかく
ふかく

おのれをすいて
やいの
やいの


おのれをすいて

おのがぬくみを


はらはらと
はきだし
くぅとなるくらい

はきだし



わが ....
サービスで付いてきた
しおりの柄が気にいらない
本の中身は上等なのに
どうにもこうにも
これではいけない

気にいったしおりを
自分で作ろうか
それでは本に失礼ではないかな
それでも ....
カタカタと軋んだ音をたてて 五線譜の上に
吐き出されていくのは あの夏のことでした

紙杓子で掬ったあかい金魚を手放したのは僕

とっぷりと暮れた空にあめが降りつづいている
何処かに傘を忘 ....
軽自動車に乗って
旅に出ちゃった人がいて
その後の消息も不明だから
湿っぽい布団に寝転がりながら
その人のつもりになってみた


始まりは単純だった
ここには居たくない それだけ
友 ....
グラス一杯の水がある。
もし喉が渇いているのなら
それを一息に飲み干してしまってもいいだろう
なにしろ外は砂漠みたいに乾いている

けれどもその水は限りなく透明で
よく見ると別の世界が広が ....
僕の言葉に意味なんてない
君の言葉にも意味なんてない
だからもう、ペンを走らせるのをやめて
その手を、僕の方にのばしてくれないか
僕も、君の方に手をのばすから

随分長いあいだ、僕たちは言 ....
いなびかりが消える前に
濡れた制服の女の子に
ワイパーが生む摩擦に
思い出してしまって大変
黙って指なんてなぞる

雨に拒絶された車の中の
あなたとわたしと蚊
輪郭があ ....
かやさんの自由詩おすすめリスト(71)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
青空- コマキ自由詩6*05-8-19
さよなら夏- 落合朱美自由詩19*05-8-15
コンマ- スプート ...自由詩5*05-8-11
波になる- 嘉野千尋自由詩17*05-8-10
しんこきゅう- かぜきり自由詩5*05-8-8
サービス- こしごえ自由詩14*05-8-8
*蒼夏*- かおる自由詩10*05-7-29
軽自動車に乗って- haniwa自由詩4*05-7-16
おいしい水- haniwa自由詩3*05-7-5
炎の中で書き続けている- haniwa自由詩3*05-5-19
沸点の雨- ________自由詩8*05-1-16

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