わたしはわからない
口をきけない
あなたの悲しみ
わたしにはわからない
耳がきこえない
あなたの悲しみ
わたしにはわからない
目が見えない
あなたの悲 ....
乱れた心に
流れこむ無情
忘れてしまいたい事さえ
TVのニュースで流れる
時代に気付き
我が身の儚さを嘆き
重くのしかかる 避けられない
運命の糸を辿る
全ては泡の如く
消え ....
パクッと食いつく
鼻の下と上唇の間に
何か鋭利な物が貫通したのを
僕は確かに感じるんだ
この水よりも遥に冷い何かを
魚には痛覚神経がないという
心地よく泳いでいてふと目 ....
青白い蛍光灯 壁はなおさら真っ白で
音は何も聞こえてこない 聞こえない
この部屋に体二つ 呼吸は一つ
とても不思議 とても不思議
線香の香りは 僕の吸ってる煙草の匂いを消せない ....