男は笛吹きであった。
男は町の笛吹きであった。
男は路上で笛を吹いていた。
男の音はいつも優しかった。

黒い男は音を鳴らす
少年少女は彼の元へ
黒い男は音を鳴らす
少年少女は憧れて
 ....
なにかやりたい

なにもできない
ひがしのそらに 夕焼けをみた
まぼろしだよ、と
ひとは笑う

からんと音をたてて
百円玉が落ちた
ころころところがって
排水溝に飛び込んだ

現実と、そうでないもの
境界は気付いた ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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いまのわたし- 逢坂桜自由詩4*05-7-16
夕焼け- 八月のさ ...自由詩805-7-16

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