すべてのおすすめ
祈りの数だけ神がいて
祈りの数だけ願いがある
何故人は祈るのか
恐れおののく、その先の
抗いきれぬ力に前を遮られ
溜め息さえも躊躇して
祈りの数だけ花が咲き
手向けた花の ....
たぷたぷ揺れて
君は遊ぶ
シャンプーは手の届くところで
夢と現実を隔てる
掌で掬う仕草に夢はゆらゆら
バスタブの愛は緩やかに萌えて
外は季節外れの木枯らし
....
愛の言葉は砂漠に棲む蛇の肌触り
ガラス片の透き通る
艶やかさを床に滑らせては
汀から細波へ
細波から白ウサギの飛び交う荒波に
感情の姿を次第に変えてゆく。
与えあう愛の軋み。
軋 ....
しどけない姿で
君はうっすらと頬を染め
あられもない姿で
君は左手を背もたれに預ける
横顔はうつらうつら
淫靡な夢に眼差しは宙を漂い
噎せ返る密林のざわめきは
VooDooの魔笛
....
満月とは中秋の名月
ゆらゆら揺れる水面にて
時と戯れる
満月とは君の面影
苦しい時も笑顔を絶やさず
額の汗をそっと拭う
僕は忘れたりしないよ
君の優しさを
君は ....
男がケンタの二人掛けテーブルに座り
何やら絵を書いている
風体には似つかわしくない童話の挿し絵
雰囲気には似つかわしくない
どこまでも明るく優しい印象の絵
そんな男の斜め後ろで
僕 ....
2億5千万個の眼球の海へ
君はボートを漕ぎ出す
オールで眼球を叩く度に
そのひとつひとつが
グリグリ音を立て
歪んだ眼差しで君を見つめる
見つめる眼球に映るのは
どこまでも青い空 ....
僕は感じる君の気配を
弓なりの曲線は
甘い咳払いひとつ
それは涎のようでもあり
差し出した僕の人差指に乗り
鳥かごから出ようとする可愛い小鳥
胸一杯の期待感に
ひ弱な翼を震わせて ....
何だか最近こんな感じだね
ちょっと手を伸ばせば
君の優しさに触れられるのに
何故かためらってしまう
あのゲームと一緒かも
無数の穴凹から僕のあたまは
勢い良く飛び出しては
怯えた ....
腰の曲がった老婆がひとり
大雨の中を歩いている
両手を鎖に繋がれて
重い足枷を引きずりながら
濡れるに任せ歩いている
彼女にも愛は確かにあった
独り暮らしの雨は寂しい
愛は何処へ ....
君は覚えているだろう
君がはじめて掴んだ自由は
真新しい買ったばかりの自転車に乗って
得意げに街中を走りまわる事。
そして今
世間との関わりを君は海に投げ捨て
白い灯台すれすれを斜 ....
それは総ての男を魅了する
総ての芸術家を虜にする
それは瑞々しい果実のようであり
たおやかな母の抱擁をも予感させる
それはあまりにも眩しい
陽に焼けたまろやかな曲線は
誇ら ....
君は知っている
自らの命のはかなさを
自らの行く末を
生後僅か百八十余日の命
それでいて綺麗好きな君は
けなげに身の回りを整えている
与えられた僅かな命のために餌を食む
....
せみ時雨夏の心は風誘い
剥き出しの肩陽に揺らぎゆく
通い合う心模様を重ねれば
枕に添えるタオル直して
向日葵の風の音遥か陽に遊ぶ
日 ....
君は芝生の上でバランスを取る。
一糸まとわぬ露わな姿で
豊かな乳房を宙へ向けて解放つ。
日差しは、もう秋の方に傾き加減で
夏の終わりを告げている。
時代の息吹を君は背 ....
何故愛は歪むのか
君と僕
互いの人生を粉々に打ち砕き
震える欲望のままに
燃え立つままに
交じり愛
啜り愛
傷つけ愛
彷徨うふたりは愛に震えて
愛 ....
背後から透き通る肌突き刺せば抗う素振り切ないままに
開いては閉じるうなじに絡ませる甘い言葉は罪に震えて
道ならぬ道に染まれば後ろ手にかかる手錠は愛のしるしと
....
このドロドロした
赤ワインの
澱んだとろみのなかに
君と僕の歪んだ愛のかたち
全ては収縮を繰り返し
この赤ワインの瓶のなかで
絡み合う存在であり続ける事の意味
この刹那
僕 ....
僕は一頭のロバ
痩せこけて貧相な一頭のロバだけど
君の重い荷物を背負って
毎日運河沿いの道を
とぼとぼ歩む
僕が何か粗相をしたときは
右手に持ったサボテンで鞭のように
僕を叩いておく ....
夏空が泣きはらす
夕立の前はやたら蒸し暑い。
渦を巻く熱気のせいで
僕は下着までびちょびちょだよ。
君は美少女の小窓。
今はエアコンの優しさが
君の胎内を潤しているから
とりあえず君 ....
男は戦う
おのれのために
男は戦う
愛する人のために
されど
失ってはいけない
自分自身を
されど
悲しませてはいけない
愛する人を
男は戦う
今 ....
こんなもん
めんどいじゃん
一枚のぺなぺなが
君と僕とを引き裂いちゃう
嘆きの壁をいくらノックしても
居留守を使う君のママ
どうやら僕がお嫌いらしい
相手のことを苦手だって思うと
....
僕は陽に晒されて良く焼けた肌を
君に見せつけるように
ビキニのスイムパンツに履き替える。
丸出しのおへそから地続きでつながる
僕の思いやり
君は、はにかみながら指先で弾く。
えっ、 ....
たとえば
君が僕の背後に忍び寄り
両手で目隠ししても
見えちゃうものは見えちゃうよ
君の指先は細くてやわらかいから
ついでにぺろりとしてあげる
隠すから見たくなる
子供には毒って言い ....
今時マニュアルシフトなんて流行らない
二人の行為はオートマチックで
燃えあがる
ハンドルは君の肩
僕がアクセルを踏み込んで
君の肩を軽く揺らせば
甘くさえずる君はカナリアになって
....
Z
それはアルファベット最後の文字
26番目の崖っぷち
これから先に見える文字はない
Zと聞いて思い浮かぶもの
車好きなら
迷わず240Z
湾岸を疾駆する刹那の記憶
ツェットと読め ....
朝、男が目を覚ますと
マリーの姿はもう無かった
寝不足の物足りなさと疲労感
抜け殻のようなシーツの微睡みを残して
マリーは何処かへ旅立っていった
シブセンの朝は
怪しいキャッチの声に引 ....
男はマリーと出会った
Old Crowの一人娘
ひとりぼっちのCrowの一人娘
出会ったのはマルキュー近くのゲーセン
ネイルアートを煌めかせ
生足をぶらぶらさせながら
男に「ねえ、遊ば ....
朝目覚めると新宿花園神社へ
俺はお参りにいく
行き別れた一人娘マリーとの思い出
眠らない街の大晦日
毎年繰り出したマリーとの除夜祭
今は一人石畳に座りこむ
俺の縄張りは三丁目から御苑界 ....
七面鳥は醜い
青くなったり赤くなったりしながら
肉瘤を伸ばしたり縮めたりする
肉瘤は強さの象徴
弱そうな雄鳥をみつけては
目一杯に伸ばした肉瘤をみせつけてやる
今夜は久しぶりのお食事会 ....
千波 一也さんの恋月 ぴのさんおすすめリスト
(182)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
季節のタブロー(秋)
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恋月 ぴ ...
自由詩
17*
05-9-20
Ducky_Lucky_Happy!
-
恋月 ぴ ...
自由詩
12*
05-9-16
Snake_Eyes
-
恋月 ぴ ...
自由詩
13*
05-9-15
VooDoo_Jungle
-
恋月 ぴ ...
自由詩
11*
05-9-11
フルムーン・フルボディ
-
恋月 ぴ ...
自由詩
13*
05-9-10
椰子の実ひとつ
-
恋月 ぴ ...
自由詩
15*
05-9-8
眼球の海
-
恋月 ぴ ...
自由詩
13*
05-9-6
電気椅子
-
恋月 ぴ ...
自由詩
14*
05-9-2
もぐら
-
恋月 ぴ ...
自由詩
14*
05-8-30
渇いた雨
-
恋月 ぴ ...
自由詩
13*
05-8-26
とんび
-
恋月 ぴ ...
自由詩
14*
05-8-24
くびれ
-
恋月 ぴ ...
自由詩
8*
05-8-21
豚飼いの歌
-
恋月 ぴ ...
自由詩
9*
05-8-20
返歌集
-
恋月 ぴ ...
短歌
6*
05-8-19
裸婦像
-
恋月 ぴ ...
自由詩
15*
05-8-18
Spiral(螺旋)Act.3
-
恋月 ぴ ...
自由詩
4*
05-8-16
Spiral(螺旋)Act.2
-
恋月 ぴ ...
短歌
4*
05-8-16
Spiral(螺旋)Act.1
-
恋月 ぴ ...
自由詩
3*
05-8-15
ロシナンテのように
-
恋月 ぴ ...
自由詩
7*
05-8-15
狂い雨サンダーロード
-
恋月 ぴ ...
自由詩
5*
05-8-14
好戦歌
-
恋月 ぴ ...
自由詩
3*
05-8-13
ぺなぺな
-
恋月 ぴ ...
自由詩
10*
05-8-12
粋なニボシになろうぜ
-
恋月 ぴ ...
自由詩
7*
05-8-11
宅急便は二度ベルを鳴らす
-
恋月 ぴ ...
自由詩
8*
05-8-10
恋はBoogie-Woogie
-
恋月 ぴ ...
自由詩
6*
05-8-9
Z
-
恋月 ぴ ...
自由詩
8*
05-8-8
シブセンマックの朝の歌
-
恋月 ぴ ...
自由詩
5*
05-8-7
ゲーセンテルホの子守唄
-
恋月 ぴ ...
自由詩
4*
05-8-6
Old_Crow_Blues
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恋月 ぴ ...
自由詩
7*
05-8-5
Wild_Turkey_Blues
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恋月 ぴ ...
自由詩
9*
05-8-4
1
2
3
4
5
6
7
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