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夜を強引に押し倒してやった

わっさと積み上げられた宿題を死刑にして
乳を喰う

かゆくなってきた 大人の皮を剥こう
またひとつおれは子供に成長してゆく

おれのぬけがらに月の涎 ....
だったらそうすれば
そう言いたそうな女がいて

ぼくは6910円分の切符を買い
電車に乗ることにした

駅弁はビジネスランチを買った

行き先はきれいなお姉さんが乗った反対の方向に決め ....
夏のとおい空に
誰もいない部屋あって

積乱雲の斜面に
眩しい青春が引っかかっている
ぼくは懐かしく見つめたりしてる

2Hの鉛筆で描いた
チーターが
風の中を奔っていくとき
遡れ ....
何気なく
そこにあるけど
実はあなたはとおいところからやってきたんだ
はるかい国の
森のおくから
たぶんそこには鹿や狐や
鳥や虫なんかがいっぱい暮らしていて
川の魚もまぶしいくらいに泳い ....
(いいちこを呑む夏の夕暮れ
人生はとてもぼんやり過ぎて
私は詩を書いていたりする)

あれは遠いせいしゅん
わたしはわたしに呼びかけたりした
美しかったりした

あれは遠いせいしゅん
 ....
そらのなかで 出逢ったり離れたり
丸めたり 広げたり
うたったり 黙ったり している
わたしらは不思議とそれを受け入れて
生きていたりする
生きていたり 死んでみたり とても
鮮やかに わ ....
五月になれば 静かなものたちが風に揺れる
栞の挟んだ読みかけの本を開いてみる
わたしの記憶はそこでたちどまっている
色褪せた光の染みを読むように頁を捲る

その先を読むことも また
許され ....
春になれば
全てがやさしく物音をたてる
物音は
ところどころにできた透き間を埋める

わたしは幾度となく
春の傾斜に耳を傾けてきた
わたしの骨は
せせらぎで作られている

ころがり ....
きれいな土の中から水が溢れてくるように
わたしの魂からやさしいものが生まれる

銀紙のような太陽の果汁のしたたり落ちる6月
女達の詩集には
女の足しか描かれていない

わたしはそれを盗み ....
空を飛ぶ うさぎが
いてもいい

綿雲と綿雲の間を
ぴょんぴょん飛んでいく

ついでにうさぎのしっぽから
青空のこどもがこぼれたら尚いい

うさぎの耳は何万光年先の
川のせせらぎを ....
あなたは届いたり
届かなかったり
する

ふゆのなかでは
わたしはあなたにもぐり込んだり
息をとめたり とめなかったり
する

わたしは海のように
いくつもの約束を
忘れたり
 ....
おじさんはいつも何かにつまづいている
ずいぶん空が遠くなった

友達が少なくなったけど
仕事は増えた

良く知らないひとのことを気遣っている毎日
親しいひとのことはどんどん知らなくなって ....
朝 あなたは やって来て
部屋の そこここは せせらぎ
時間は 急速に 速くなり
そうして あなたの声の他は 何も透らなくなり

僕の呼拍は 透きとおり 僕は何も 思わなくなり
愛が 部屋 ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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