ご存じの方もおられるかと思うが私はとある詩の批評サイトを運営している。それを始めて、来訪者の方々に接してみてはじめて気づいたことは、「批評」というとちょっと、と後込みをする方が想像以上に多いということ ....
羽をもがれた小さな天使を想像しているかい 子供 弱くてあどけないから守ってやろうという寸法がはしたないよ 街灯が灯る前に道を辿って帰るべき場所があるだろう 溝にはまった自転車は置いて帰りなさい 白昼 ....
A君 : 股開くんじゃなくて、心開いてくれ。
Bさん : ナニ出すんじゃなくて、誠意出してくれ。
期限切れ時間切れごくろうさん
ガラクタの寝床で破裂したヤラしいのを
僕 かっこよく思ってた
無限を散歩して手に入れたアレで
不可解なカスタードつくろうよ
手を伸べなよ。
電気椅子で処刑された人が、縛りつけられたままがたがた震えている。震度4。舌は重力に従って垂れているがその方向、舌とも斜め舌ともとれぬ方向へ農耕は続けられていた。いつまでも発芽しないものにこだわりを見 ....
太陽が沈もうとしている悪意に満ちた 語らずも動かぬ夢の終わりだ 緊張する空気
を飲み込んでいる 生きることを諦めた孤独なかたまりが 三方にそびえ立つ壁に驚
いている 背後以外を囲む壁は上方へ伸びる ....
ぼくは未詩というものをついぞ書いたためしが無い。というのは別に、はっきりさせておけば未詩を書く人への軽蔑でもなければ書く気をなくさせようという意味を含んでいるものでもなくて、未詩というカテゴリーに抱 ....
夕暮れの空が悲しいからさっととじている 巨大な貝が天と地を直線で繋ぐのだ 芯
は硬く結ばれており 真ん中の辺りにいくつもの石を集わせながら屹立していた 時
に淋しく装ったりする事がことのほか空しい ....
不自由
それは俺の心がつくり出すものなのか
ここは監獄 この世のはたて
ここまできては自らどうこうなるものではない
身も心も囚人に徹していればいいのか
今を解決しようと思えば地獄だ
ひ ....
裏庭のトマトをもぐようにわたしはわたしになまえを
いくつもつける
(たとえばフランチェスカ、など)
そこにいるわたしテーブルのうえのわたし
わたしがすでにいないところにいるわたし
テーブルの ....