ゆうべ
アナタじゃない人と カクテル のんだ
ぴかぴかした夜景が よくみえる店だった
グラスの チンザノも きらきらしてた
アナタじゃない人は
少 ....
君はいつも
「自信がない、もうイヤだ」と嘆いていたね。
でも、誰にだってそういうのはあるんだよ??
太陽はずっと僕らを照らし、晴れているワケじゃない。
曇りや、雨や、雪にだってなるんだよ? ....
詩人は
小心者で繊細な癖して
意外とだらしない
ちらかった原稿用紙の上
飲みかけの缶ビール
吸殻だらけの灰皿
空の100円ライター
そして一冊の詩集
ボードレールの悪の華
詩人は ....
ぼくが、日記をつけているというと、意外な顔をされることがしばしばある。
中学の頃から、2年書いて1年休んで、というようなペースで書いてきて、就職してからしばらくは書いてなかったんだけど、ここ数年 ....
男は冷蔵庫の中で傘を飼育している
夜の方が良く育つときいたので
朝になるとわくわくしながら傘に定規をあてるのだが
傘の長さが変わっていることはなく
その度にがっかりする
けれど男は知 ....
多くの誘いにのまれる週末。うわべだけの笑みと嘘。美しい車窓を思い出すは涙のあとか。気がつけばウゴいていた。黙っていれば同じこと、
何かのたとえとして私に示すのですか。
甘い嘘と星のかずだけ ....
水 水
溢れすぎるから
あかんべー
入院してる友達のために折ってるのと
その子はちょっと淋しそうに
鶴を折っていました
それを手伝おうと
わたしも折ったのですが
できあがった鶴の
羽を広げようとしたとき
その子 ....
どうしようもないくらいの
空の返還が
わたしに帰ってきた
わたしの唇は青いことでいっぱいになる
空に着歴がある
それは長い長い数列
雲は遠くの蒸気と会話したりするけど
やがて話が尽き ....
コンクリートの丸いもようは、踏んじゃだめよ
って、
しあわせになれないから
って、
きみが言ったとき
さっき
二度ほど踏んでしまったぼくは
ちょっと泣きそうになって、あわてて
声をだし ....