すべてのおすすめ
夜になると
魚は目を閉じて
消えていく泡の行く末を思う
消えていく
自らの姿に思いを馳せ
静かに
目を閉じている
夜になると
魚は目を閉じて
自らの見ることのなかった風景を見 ....
知らない足音がわたしたちを追い越し
立ち止まっていることに気づく
群れるものたちのすべてが
居場所を持っているように見えて
小さな声でいることに
少しだけ疲れて
彩られた樹木たち ....
神様がやってきて
恥ずかしくて
無花果がないので
代わりに葡萄の
神様は通り過ぎて
そのまま
もう会えなくなった
股の下から
赤いものが垂れた日
さいとういんこさんのお腹は大きい
大きく膨らんでいる
さいとういんこさんの子供が大人になる頃
僕はもう59歳だ
それまで生きているかどうかわからない
生きているつもりもないし
自信もな ....
帰る場所のない人こそ一点に留まる
寂しさを解体して
目を瞑る
うつむかない
前を見ない
定まらないこれは
警鐘なのかもしれない
孤独とは
つながらないことではなく
むしろつな ....
(以前書いた即興短歌。2001〜2002)
催涙ガス食らったみたいに笑いながら泣く君見て笑う僕
目の前で起こったことではない あれはテレビの中 あれは11日
名も知らぬ野花を ....
言葉で武装してはならない
言葉を武器にしてはならない
争いは銃からではなく
言葉から始まることを知らなくてはならない
言葉で武装してはならない
言葉を武器にしてはならない
言葉の扱いが ....
あなたがトースターなら
わたしはパンになりたい
あなたの熱でわたしは焦がれる
あなたの想いを体に刻んで
あなたがトースターなら
わたしはパンになりたい
あなたが刻んだ熱を残 ....
雲が波なら
僕たちは深海魚だ
深く、深く、
差し伸べられた手も届かない場所で
温もりも知らずに
窒息している
月明かりは
マリンスノーに似ている
それはただの幻想で
本質は
....
もうずいぶん昔のことなのに
最近になってもあけみは
僕の前に現れてきて
彼女はまだ
忘れていないらしい
僕が彼女を忘れていないように
それ ....
「あけみ」という女の子の話。
違うかもしれない。もしかしたら僕の話かもしれない。
あけみが僕のそばにいることに気づいたのは彼女の一周忌の夜
彼女にはとても好きなカクテルがあって
僕は供養の ....
他の女と遊んでるとすぐに怒って
そのくせ
中指を突っ込んでやると
悲しそうな声をあげながら
すぐに抱きついてきた
寄ってくる女を全部食ってた頃の話
たぶん好きじゃなかったと思う
包丁 ....
美しい花が咲くよ
飲み込めないものを置き去りにして
美しい花が美しく咲くよ
思い出を糧に
忘れられた形を残して
美しい花が咲く美しい夜に
僕たちの魂は震えているよ
僕たちの魂は淡雪のよう ....
<雪見カンガルー>
どうしても雪の白に溶け合わない
自分の体を恨めしく見下ろすと
袋の中で子供たちが
凍えながら見上げている
<嫌がるラクダ>
ラクダのコブは脱着可 ....
遠く、遠く、遠い場所で
何かが揺らめいている
ように見えるんだ
そして消えるんだ
追いかけないんだ
そこにいるんだ
交接、の前の
寂しさが好きだ
触れる直前の、一瞬の孤独
....
鈍色に、はぐれて
まやかしの夢を見る
空の重さに耐え切れず
落下するものを/
(そは、ありなんや
/握り締めて
熱の、かけらに酔う
鈍色の、底
契るべきものなく
....
あけましておめでとう
そして僕たちはそのように死んでいく
あけましておめでとう
死んでいくのではなく殺されていくのだおそらくは
お互いに
殺されあいながら
あけましておめでとう
生き ....
たとえば「赤」という色を、すべての他者が、自分の感じる「赤」
と同一の「赤」として認識しているのだろうか。感じる「赤」が異
なっていても、赤という「言葉」でそれが統一・集約されている限
り、その ....
『ある日、やってくる野性(ワイルド)なお母さんたちについて』
著者名:三上その子
出版社:まつ出版
定価 :1,200円(本体1,200円+税)
日曜日、 ....
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=3274
詩を読むときには触手を伸ばす。
詩の外面を撫でて、穴を探して、
それから触手を細く細くして
す ....
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=17661
なみさんは同じ傾向の詩をよく書く。
空気が似ているので、
見慣れない人はみんな同じように見 ....
番号で
管理されても
輝くものは
輝いている
コラージュ中心?
http://members.at.infoseek.co.jp/kuro725/deathnote-log.htm
リリイは寝そべって
太陽を見ていました
暑
い
夏
の
日
(でも平べったくないよ?) ....
さかなにはさかなの
けものにはけものの
くらい、影があって
さかなにはさかなに
けものにはけものに
それぞれのくらしと
それぞれのねむりが
境い目の波に
夜の月明かり
揺 ....
番外編です。本編はこちらにてどうぞ。
http://poenique.jp/sinaps/ito/ito0200.htm
詩の即売会にはまだ10回程度しか行ったことがない。ポエケット、詩マーケ ....
かなり前に、自身のメルマガでも紹介しましたが。
ネット絵本です。「戦争のつくりかた」
http://smile.hippy.jp/ehon/
05-09-12 追記。
自民圧勝 ....
朝起きたら
田中だった
田中くんおはよう
よう田中
あ 田中君だ
田中の言うことなら間違いない
田中さんこれ受け取ってください
下駄箱で告白までされる
本当の事を云 ....
この原稿を依頼されたときの特集名、
「女を口説く為の詩」でした。
じつはこの、「女を口説く為の詩」ってのが、
すでに口説くという行為から外れてるんですね(爆)。
「女」ではなく、せめて ....
触れてしまうと
消えていくものがある
まなざしに耐えられず
溶けていくものがある
凍えるべきは
私の手だ
蔑むべきは
私の目だ
暗闇の中
独り 閉じ篭って
見据 ....
とうどうせいらさんのいとうさんおすすめリスト
(69)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夜になると、魚は
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いとう
未詩・独白
39
05-6-13
都市伝説
-
いとう
自由詩
22*
05-6-7
葡萄の葉
-
いとう
未詩・独白
7
05-5-31
さいとういんこさんのお腹が大きい5月22日
-
いとう
未詩・独白
15
05-5-23
やみまつり
-
いとう
未詩・独白
12
05-5-16
保存用
-
いとう
短歌
4
05-5-11
武装放棄
-
いとう
未詩・独白
63*
05-5-9
パンの憂鬱
-
いとう
未詩・独白
9*
05-5-1
深海の生物は涙を知らない
-
いとう
未詩・独白
14*
05-4-27
すべての世界はつながっているというのに
-
いとう
未詩・独白
11
05-4-8
窓
-
いとう
未詩・独白
17+
05-4-8
あけみ
-
いとう
未詩・独白
15
05-4-8
美しい夜に
-
いとう
未詩・独白
18*
05-3-30
動物園_2
-
いとう
未詩・独白
10*
05-3-7
セックスの話をすると腕が痺れるのでセックスの詩を書こうと思う
-
いとう
未詩・独白
12*
05-3-2
水平線の濁りについて
-
いとう
未詩・独白
6*
05-2-2
2005.1.1
-
いとう
未詩・独白
35
05-1-1
(批評祭参加作品)原口昇平という名の色
-
いとう
散文(批評 ...
14
04-12-18
(批評祭参加作品)『ある日、やってくる野性(ワイルド)なお母 ...
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いとう
散文(批評 ...
3
04-12-16
(批評祭参加作品)男のおかあさんと男のおとうさん
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いとう
散文(批評 ...
3*
04-12-12
(批評祭参加作品)詩人のスタイル_—せまいみち、よりそうあわ ...
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いとう
散文(批評 ...
6*
04-12-12
ナンバリング
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いとう
未詩・独白
5
04-11-4
「デスノート」ファンの方々へ。
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いとう
おすすめリ ...
10
04-10-22
交差点のリリイ
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いとう
未詩・独白
10
04-8-30
シルエット
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いとう
未詩・独白
26*
04-8-18
詩のマーケティング論_番外編_−詩の即売会−
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いとう
散文(批評 ...
7*
04-8-11
「戦争のつくりかた」
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いとう
おすすめリ ...
13*
04-8-8
名前
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いとう
未詩・独白
23*
04-6-9
詩で女性を口説くためのマーケティング論
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いとう
未詩・独白
17*
04-5-11
要冷凍
-
いとう
未詩・独白
11
04-5-7
1
2
3
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