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あなたの
そっとさしだす 毛糸のなめらかさに
それはけっして花束のように重くないけど
かくれるほどのごうかさもないけど
ぽんぽん、ぽんぽんと
逆立つせわしさを
なだめられている

おや ....
この道、を聴きながら今
お昼間にやりたかったこと

木をぐるりと囲んで
だきしめながら
太陽をあびたい
ぽかぽかと

きょうをさかいに
たくさん 人のゆくえが変わった
いつも通る道 ....
わたしのなかの毒を 冷たい指先から
触れるものにすべてなすりつけた
その先にあるのは無機質な 温度で 少なくとも
モノであるぶんには ずいぶんあった


かぞくで暮らしているのに ひとりで ....
さよならの中に余っている
わずかな約束の匂いは落ちていく
雨はバチバチと乱反射して
奥歯の痛みがじんわり酸い
外界のこだまは身体より明日へ


ずっと探していたのに
もう通り過ぎる ....
ぶつけたいけど
外側のリングは光ることに疲れて、きえてしまった。
何か言いたくて
思いはぐしゃぐしゃに
胸ばかりドンドンして
眠れなくなる

湿ったバラードにはなりたくない
そんな一心 ....
ここには点灯した
叫びと蛍が浮遊しているから
指をちぎる
さわりませんように
あなたにこの文字を見られないように

舌を噛んだまま
呼ぶ
から
そうですよね、
身を破り散りたいほど ....
いつだって
哀しみからもれてくるだろう
一輪のやわらぎを
あたえたくて
それがどんなものか言えなくて
わたしのくちびるは
ことばをなくしていても
温度はあって

空から
ひかりがこ ....
まだごはんたべてないから
ああああああ、
ちからが折れそうで
ああああ。ああ、
ろくなことはなくて
まとわりつくのは
ああああ、ああ
冷たい乾燥のはだを
なぜてみる

ふしんなハガ ....
ららいらららいらい
誰がきょうも
種を飛ばす
やわらかく
芯はかたく

眼球は
きょう、うるおっていますか
かわいてるのなら
かけてあげましょう

えん罪のドラマをみる
ことば ....
秋から冬へ
ひからびる
どうかその前に
その手でつかまえて
かたい毛布にくるまった
ラッカセイのなかに
すべてのときをつめて
ねむるわたしも入れて

({ルビ落花星=ピーナッツ}から ....
次にわたしたちは
何になるのかなってはなしになって
固体気体液体
名のないもの
しょくぶつ、どうぶつ
時計の針 はなびら  一本のくさ ひとすくいのみず
思いつくままに出してみる

け ....
おもたい買い物を持ってあげて
へいきだからと
買い物帰り
小学生
おかあさんの背のはんぶんで
同じ量を持ってあるく
わたしはわたしをおもいだす
何も言わないけど
じんわりや、おもいだす ....
きみをのせているシートは
みどりいろの
初夏が青々として

もしくは はんとうめいの
生はるまき
包むライスペーパーのよう

じかんのベルトコンベア
同じむきにしか
すすまないけど ....
黄色くてでかいストローハットを
ふたりでひとつかぶって
お話しをしよう
ほら今は青空だって見てない
ひまわりだって のぞきこまない

僕たちはわかすぎるから
明日までの宿題も
占いとか ....
川は流れる
四季がめぐるように
花のしずくは落ち
あらたに芽吹くときも

唯ぼんやりみていても
まよいごとに刻まれていても
その音は捕えることのできない
川は流れる

もえて煙 ....
かたまって凍った重装備の人形
だらりだらり
とけて失っていく
あしあとは蒸発して
絶えない あくびと同化する

空のなかに白いハネ
をした雲
むねに刺せないくらい
おおきくて
 ....
これから
あのおも苦しくて
食欲のない時に食べなさいといわれても箸がすすまずに
高い熱があるときに自力で病院まで這って歩くときのように
とんでもない大雨で身動きのとれないひとりの空間
エレベ ....
なるようにしかならない
というのは
都合のいいもので
ときには放り出された闇へいくためのことば


可愛い名まえをみて
消えてしまいたいと願ってしまう
手をついて
ショーウィンドーを ....
{引用=あなたをずっと待っている}


月がたとえば
落ちてもあり余るほど
たくさんの数 あれば
そんなに「キレイ」と
神妙にも
見上げなくなるだろう

ひとつだけ、
というもの ....
ほとんどのことは
なんてことないんだよって
どうにかなってくんだって
教わったのは
病院の、ロビーで泣きじゃくるわたしに。
無言で母はわたしが立ち上がるのを待ってくれたね
何時間も
根気 ....
大好きなあなたと
笑顔をともに重ねたい
陽の見えない換気窓から
影とほんのり外界の時を伝える



枝豆をパチン・パチン
鋏でとってゆく
土のにおいが
なぜか懐かしく
ゆらめい ....
なんでこんな晴れた日に
なんでこんなときなのだろう.

ぶつかりたいし 名前を言いたいし
みつけてほしい
みつけて
みつめ



その指にあまがみをして
サンプリングをして残した ....
旅するひとよ、空は
くるくる重低音を行き来して
雨の匂いさえも はなうたの
材料にしながら

「これからの僕を分けよう」
粒は汚れのない アリスの涙
少女は聞きわけよく
旅するひとに付 ....
小さなまどから
両手を広げたら
境も {ルビ閊=つか}える枠もなかった

風は湿り気
きょうもいくつもの紙ふうせん
昇ってゆく
まだ、両手広げたまま 吸って 吐いて


十字架のか ....
焼けこげてしまいそうな 夏
小さい背中で
我慢を覚えた

春のうららかだったことも忘れて
はだしの17センチに
世のなかは わからない
雲に乗れることさえ 疑わない

小さい背中 ....
春の川のほとりには
ようかいももあらい侍が
やさしい男が
ひとり
きせつを憂いていました
そこでは
なにもしらないだけの
赤ちゃんももばかり
むじゃきに
きゅっきゅとながれて
ゆき ....
わたしとあなたで
せかいを延ばそう
ーーーーーーーーーーーーーーーー(ノバシボウでも構わない)

熱めのおふろ に
つかるとき ちょっと
ドキドキする
そんなかんじ

守ってるいつも ....
なにもかもを
ゆるせたら どんなに
なにもかもを
わすれられたら どんなに

でもそれじゃあ人じゃなくなっちゃうから
(どんなあなたであっても)

かべとかべがあって
1枚も2枚も変 ....
夜が終わる前に
銀河がサイクロンになって
いらない文字を吸いとりに来る
(サクラ、サクラ、琴のおと)
貼りついてしまったものを
ひとつひとつ
はがしてみれば
どれも忘れがたいもの
けれ ....
マドロンでたら
オふとんかけて
いっ所に寝ちゃよう

難しいことを考えるのはからだにわるいから
泣いたら暮れる、桜のしっぽ

キミにチカづきたいよ
でもどうしたらいいかわあん
 
 ....
殿岡秀秋さんの唐草フウさんおすすめリスト(90)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
S- 唐草フウ自由詩5*09-12-22
茶・花、追憶- 唐草フウ自由詩6*09-12-8
ひとりの温度(冬)- 唐草フウ自由詩6*09-12-7
ほしい- 唐草フウ自由詩2*09-12-3
見つけるひまで- 唐草フウ自由詩4*09-12-1
インサイド- 唐草フウ自由詩5*09-11-20
_- 唐草フウ自由詩7*09-11-3
here- 唐草フウ自由詩4*09-10-27
くもりから遠くまで- 唐草フウ自由詩8*09-10-8
わたしのねがい- 唐草フウ自由詩3*09-9-28
はじまり/おわり- 唐草フウ自由詩2*09-9-25
太陽を背に浴びて- 唐草フウ自由詩8*09-9-10
9月の時間- 唐草フウ自由詩3*09-9-7
黄色いストローハットのもとで- 唐草フウ自由詩4*09-8-30
Ξ- 唐草フウ自由詩2*09-8-26
ハの夏- 唐草フウ自由詩4*09-8-18
1102- 唐草フウ自由詩5*09-8-9
_- 唐草フウ自由詩9*09-7-28
_- 唐草フウ自由詩7*09-7-14
グローイングモーニング- 唐草フウ自由詩10*09-7-3
残照- 唐草フウ自由詩5*09-7-1
1639- 唐草フウ自由詩4*09-6-26
頬に旅- 唐草フウ自由詩6*09-6-19
六月のキイホール- 唐草フウ自由詩9*09-6-15
ちいさな夏と檸檬郷- 唐草フウ自由詩4*09-4-28
ももあらい侍- 唐草フウ自由詩7*09-4-18
どきどきのくに- 唐草フウ自由詩7*09-4-18
はいぶん- 唐草フウ自由詩8*09-4-9
サクラ銀河- 唐草フウ自由詩17*09-4-1
一寸寒、はる- 唐草フウ自由詩3*09-3-27

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