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沈みゆく声に起こされて
朝陽昇るカーテンに脳が動き出す
君が横に居たりして
君は首を傾げるね
刹那
夕方まで寝込んでいた私が居て
脳が動かないうちに涙がポロポロ落ちる
君が首を傾げた朝は ....
あなたにもう会えなくなること
悲しいと言えない
伝えられない
わたしは笑う
元気でね
がんばってね
いつもそう
言う
自由というものを追い続けた子犬が一匹
平等を夢に見続けた小鳥が一羽
それはある晴れた日でした
木陰からそっと辺りを伺う綺麗な蝶は
目前に広がる何もない空を見て泣きました
そ ....
知っている
野生の生き物たちが
自らの意思で立ち上がれなければ
どうなってしまうのかを
ふるえる膝を押さえながら
重たい身体を支えようとするとき
昔見た象の瞳を思い出した
陸上で ....
春の海岸に悠々と
鳶が舞っている
さざ波は絶えることなく
繰り返している
投げ釣りをしながら
無窮を感じていたら
餌のゴカイを売りにきた
しつこい売り方だと思 ....
春の夜の風は
ただ優しく
僕達の間を吹き抜けて
煙草の煙を掻き消して行く
僕達は少しだけ臆病で
僕達の人生が始まった事も
わかってなかったりする
夢って言うのは
子供の頃にしか ....
13階建てのマンション
焦茶色の非常階段
オレンジ色のバスケットボールが
弾んで落ちる
送電塔の電線が
切れて
絡まり
踊り場の縄跳びの少 ....
{引用=
自分の言葉だけを
命綱に
今 僕は地球に
ぶら下がっている
万有引力のように
僕を魅了する
天界の暗闇へ向けて
自
由
....
小さい女の子が電車の中で
スンスンと肩を揺らしながら
泣きじゃくっていた
君はママを
「いない」と教えてくれた
変わった名前だな、と思ったが
信じてみることにした
最初に出会 ....
消しゴムが風邪をひいたから
ぼくのテストはまっ黒け
お母さんは口さけ女
お父さんはたこ星人
お姉ちゃんは鼻毛ぼうぼう
えっちゃんが
青くて丸くて大きいカンカンから
花の消しゴムを ....
ふけよふけ風よふけふらふらとふらつきなが
ら歩く背中を笑うように風よふけふきげんな
女のみにすかあとをひるがえしふせいみゃく
にくるしむ老人ののこりすくない頭髪をおび
やかしふるいぺえじをめく ....
僕たちには白い翼がある
どんなにつらいことがあっても、
僕たちは進んでいるから。
どんなに苦しいことがあっても、
どんなに哀しいことがあっても、
僕等は空を飛べるんだ。
勇気の虹にのって
....
私の名前を誰かは知ってた。私は其の人を知らなかったのに。
誰かは花の名前を呟いてた。私が好きだったのだと笑った。
ねぇ、知らない。知らない。知らない。私は、知らない。
どうして、誰かは知って ....
土の中の四角い箱の中で
小さな女の子が
「そらがみたい」
と言った
私はどうにかして
彼女に空を見せたくなったが
あいにく、今日は曇り空で
喜んでもらえるとはとても思えなかった
....
君と僕が
離れて行こうと
君の心を
忘れたりしない。
君も僕を
けして
忘れないで生きてほしい。
....
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