こども達の寝息が
なんとなく
聞こえることの幸せ

踏ん張る
もひとつ
踏ん張る
ファミマでTポインドカードお持ちですかと聞かれて
俺は「はい」と応えた
そしてつったていた
Tポイントカードをお出しくださいと言われので
イヤだと言った
それからだばこのボタンを押した
あ ....
刑務所に入りたい
死刑になりたいというのは
まだ、社会と関わりたいという意志があるということである

この地上で
例えどんなに孤独であったとしても
誰かと関わりたいという欲求は
かけがえ ....
山形のだだちゃ豆をいただいた
採れたてを宅配便で送ってくれるので
翌日には届くそう
鮮度が落ちないうちに
すぐ茹でて食べてね
お裾分けするなら今日中に

すぐに小分けして
おつきあいの ....
ノイズ
世界から降ってくるノイズ
を増幅しつづける過剰な神経

らんらんと{ルビ赫=かがや}いてしまう意識
この苛立ちからは逃れられない
僕が世界から逃れない限り
あるいは
僕が僕から ....
その後、図書館に向かった
ぬるい風が両脇をさあっと通り抜けて
額に浮いた汗を玉のまま流した
水位の低くなった川は太陽を存分に吸い込み
とても正直に光を跳ね返している

とん、と
鎖骨の下 ....
{引用=真っ暗い空に
月の船が
帆をかけて行くよ

  ひかりをあつめて
  なみだをわたるよ

月の船が
夜を越えるよ

  きどうのさきに
  きぼうをのせて

 帆を ....
雹かな?と思ったけど、シラウオだった
晴れマークの天気予報が
小魚が 朗らかに ピチピチはねて
アスファルトの下で壊死していた イノチも復活

死者だって降ってきて 必死に飛び跳ねて ....
窓から通りに停めているトラックの荷台に
トマトを投げる
ここらは駐車停止なんだ
このように常に自分には病識がある

通りに車を止めているトラック運転手が「何をしてるんだ!」と怒ってきたら
 ....
オナニーをしても
すっきりせずもやもや気分続行で報われないのは
本当は
たった一人の人を探しているからじゃないだろうか

仮に
宇宙が無だとするのなら
地球は有であり
俗世だ
絶え間 ....
鈍感がいいとおもう
やわやわときづく

なんにせよ関西人は
はやいをいいこととするけど
鈍感がいいとおもう
今? とつっこまれるぐらいに

鈍感は
きづかないということではない
の ....
廻廊を二つもやり過ごすと以前の記憶は戻ってこなかった 。奥まった待合室には先着が何人か居て、そのうちの何人かは連れ添いの家族のようだ。しかし誰が患者で誰がそうでないのか、わたしには特に気にはならな .... スーパーでサツマイモを手にとったら
品の良い老婦人と隣り合わせになったので
「何が美味しいですか」と尋ねると
「だご汁がよかよ」とにっこり答えてくださった

その夜に六畳間で食べた晩ご飯は
 ....
けつまずいて転ぶ
ああいつもの夕暮れなのにね

見えないものに語る言葉
忘れてしまった暑い日です

行き着く先のわからない
遠泳に参加する僕は第三泳者です

通り雨地球をまわしてとお ....
きみとぬすんだごがつのかぜのゼリーをクマがぽろんとおってしまったスプーンのたまでやわらかくすくったらす(く)われてしまいました、夏。 坑道は閉じられた

この町の盛衰などは
年表に改めて書きくだすまでもない

わたしたちは身を染めるように
幾百の眼で見てきたではないか

鉱石と蔓草と共同墓地
その合間のくらしの ....
葡萄色のゼリーのような海と空は
きっと絵のように美しい 
いいえ きっと海の ほんとうは 絵なんかでは 表わせない
憶万の色と光と影を 海と空は もっているのだろうから

けれど わ ....
雑司が谷のアパートを追い出された当時二十歳の俺は
池袋の東口で路上生活をしていた
今のタクシー乗り場付近には花壇と
その花壇を取り囲むように丁度ルンペンたち横になれるコンクリートのベンチがあった ....
路面の亀裂に染み込んだ今朝の雨が、死せる魂のように空へ帰る頃、街角にはありふれたゴスペルが流れ、側溝には破り捨てられた誰かの診断書、飲み干されたBOSSの缶コーヒー、高いヒールで足 .... 緑色の闇の底で
君の白くながい指が
夢の皮膜へと滴ってくる
ゆらめく窓辺では
君の可憐な劣情が
青くヒアシンス状に咲いている
移動遊園地のメリーゴーラウンド
イルミネーションに 子供が歓声をあげる
いつまでも追いつかない 振り向いた笑顔
もどかしい楽しさを思い出す


丘の上の石段に座って 
町並みの彼方に ....
  白熱灯が燃えている
  黴の浮いたタイルたちが
  あくまで事務的に焔を点す
  夜は、十分に暗く
  わたしは十分にわたしだ
  少しの隙間も許さないほどに
蹴破る足はないが
閉された扉の前で待つ気もない
おれ自身が監獄
   だから言葉は旅人だ
去り行く背中に
   翼など無く
     タダノモジノラレツ蟲は

   預言の首飾りの哀歌 ....
とても
とほうもなくとても
すてきな小説を読んだ夜
手放してしまうのが惜しくて
胸のなかで
それを抱きしめつつ眠れば
冬由来のゼラチンは
純粋な水によって
隅々までふやけ

迎えた ....
ルーティンワークのように
絶叫し続ける脳髄は
血肉のような調子を欲しがる
ほら、もっと
ほら、もっと
よだれを垂らしながら…


浮浪者の死体を齧っ ....
今日、月がもも色で
口をつぐむように鳴らす笛が
灯台の{ルビ灯=ラフ}をかすめて
指どおりのよい
髪にまきつく

入りくちは浅くなめらかに
奥はとおくするどい爪のかたち…

荷を ....
マリッジブルーと
マリンブルーは
よく似ている

透きとおる
深い青と
私のゆううつが
たぶん同じで

だいたい
結婚は束縛である
水圧で
胸を押されて
呼吸できないその様子 ....
  テーブルの隅に重ねた手紙も
  椅子の背に掛けたタオルも
  乱されてはいなかったけれど
  さっきまでここに猿がいたことはわかった
  茶と金の間のような色合いの体毛は
  一 ....
  単調なのに新鮮なさざ波の囁きは 
      つつじが丘には届かない
        海に面した街なのに

  もたつく足取りに発破を仕掛けて
おらは陰のないアベニューをふらつく
減価 ....
何だか失恋が急に降ったようなある曜日
んん、たしか晴れてたから
顔を出した太陽からは避けられない 一日が稲妻

あれから時間は淡々と
寝息が規則正しいみたく
それを眠れない耳で聞いてる な ....
伊藤透雪さんのおすすめリスト(280)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
寝顔- 中原純乃自由詩4*14-9-2
スマートな星- 馬野ミキ自由詩714-9-1
タイトスカートイニシアチブ- 馬野ミキ自由詩5*14-9-1
鮮度- Lucy自由詩17*14-9-1
ノイズ- 塔野夏子自由詩4*14-9-1
うまれたてのぬけがら- あ。自由詩7*14-8-7
月の船- 為平 澪自由詩614-8-1
「おかえりなさい」- るるりら自由詩18*14-8-1
トマト- 馬野ミキ自由詩6*14-7-28
愛について- 馬野ミキ自由詩214-7-28
どんくさいひと- 朧月自由詩314-7-27
空白の館- アラガイ ...自由詩9*14-7-27
だご汁- モリー自由詩514-7-27
第三泳者- 梅昆布茶自由詩21*14-7-27
ゼリー色の夏- 阿ト理恵自由詩11*14-7-27
朽ちてもいいんだ、この町は- 遙洋自由詩6*14-7-27
ゼリー色の夏- るるりら自由詩24+*14-7-26
池袋_二十歳- 馬野ミキ自由詩914-7-20
マジックの種は天国の片隅に- ホロウ・ ...自由詩2*14-7-15
夜想曲- 塔野夏子自由詩5*14-6-15
丘のソネット- 藤原絵理 ...自由詩7*14-6-14
白熱灯- 草野春心自由詩314-6-14
今はこんな気分で- ただのみ ...自由詩18*14-6-14
陰翳- そらの珊 ...自由詩2314-6-14
ホット・スタッフ- ホロウ・ ...自由詩2*14-6-13
夜、入り江にて- 平井容子自由詩1314-6-12
マリッジブルーとマリンブルー- umineko自由詩19*14-6-9
猿のいた部屋- 草野春心自由詩614-6-9
白い狼煙_九- 信天翁自由詩414-6-7
胸の栞- 唐草フウ自由詩9*14-6-4

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