傷つくほどに赤は流れ

与えることなく緑は枯れて

見上げることを忘れ青は沈んだ


いろいろを手放しても透明は訪れず
白い紙に黒い文字を並べれば


溶け出した灰色に
埋もれ ....
窓を滑る川底に動けぬ魚がいる

空をうかがう眼を光らせても
端々に歪みを見ては現実は遠い
瞳のうろこを剥ぎ
平坦な眼差しで形をとらえよ

朝日は白くひるがえり
刻々と景色をめくりながら ....
車を運転しながら
彼が
さっき鼻毛出てたよ

あーホンマ
私は鏡を覗き込む

下を見ればスカートの裾から覗く足
タイツ伝線

私のお腹さんがぐぅって言うから

どこか軽く行こう ....
学問だなんて きっと
黒板にしたたる
食前酒のようなものなのだ

白いご飯へと
突き進む前の 
ちょっとした
志にはなるだろう

大学だなんて きっと
この世で
一番ざらついた
 ....
まだ幼くて小さくて
舌がもつれる女の子
一所懸命読んでいる
あきはゆうぐれやまのはいとちこうなりてからすのとびいそぐさへあはれなり
小春日和の昼下がり
声高々と
空に届けと祈ってる

 ....
メロンは敵だ
メロンは食べ手を選ぶ
メロンのくせに
メロンのおいしさはメロンが決めている
早すぎるとただの瓜
遅れるとだらしなく崩壊
絶妙のタイミング
決めるのはいつもメロン

難関 ....
あざやかに刹那春華に暮れてゆく君の名前も呼べないままに

空はまだ薄むらさきになれなくて鏡のように云わない鳥が

恋す日は夜明けを拒む呼吸して切ないだけで終らない朝
「それじゃ」

それだけ言って
お前は部屋を出て行ったっきり
二度と戻っては来なかった

コンビニに買い物に行くように
いつものようにドアの前で
手を振って

なぜお前が消えたのか ....
だれか ひとりのひとを
すきになって すきになりたいんよ

だけど 遠距離でも つづくコじゃないと あかんなぁ

純粋に 恋 がしたいんよ
あい やのうて 恋 がしたいんよ

それ ....
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