どこにもない慰めを
深い色にまぜてとかしてみたら
少し落ち着いたみたい
ぬくもりって
だんだんと冷めてゆくものだから
あたりまえに溜息なんてついてみる
琥珀色の鏡に
吸い ....
曇り空の向こうに夢が霞んで見えるから
雲が晴れるのを待とう
そんなに急がなくても
そこに変わらずあり続ける空のように
夢は待っていてくれる
疲れたら休めばいい
....
空から
ぽろぽろ
ぽろぽろ
きっと神さまが
天国で
消しゴムかけてるんだ
らしくないよね
なんて
笑ってみるけれど
いつものようには笑えなくて
カラカラと
グラスの中の氷のように
キモチだけが空回りしてしまう
暮れていく
空のグラデーションを
この目に焼きつけて
あぁ
からだフワフワ
喉パンパン
心臓バクバク
内蔵カチコチ
目トロトロ
頬ジュウジュウ
こりゃー
完全病気だと思ったら
恋だった
....
月に願いました
星に願いました
天に祈りました
神に祈りました
何を願い
何を祈ったのか
忘れてしまいました
君に出会って
もうどうでも良くなったからでしょう
夕暮れてゆく空に
雲はただよう
見上げると
まるでこころのように
どんなかたちにも 見えない
どんないろにも 見えない
ただ流れて ゆれて 暮れて
なんてしんみりとしているだろう
振り ....
今日久しぶりに
君の夢を見たよ
もう此処にはいない君
とても滑らかなその声も
少し意地悪なその瞳も
僕はまだ 憶えている
僕たちは何処から来て
何処へ行くんだろう
命の ....
思い出せない、雲の名前
**
いつか見た、夏の空
二人見上げて、秘密の約束
螺旋のように絡み合って
もう戻れなくなってしまった
ああ ぼくは、
青い月 ....
幸せが
こっそり中に
かくれてなぁい?
いつだって
紅い窓のぞけば
私しかうつらない
さぁ 白状なさい
こっそり中に
かくれてなぁい?
言わないと
かじっちゃうぞ