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情熱と冷静の間に挟んだピンクのリボン
彼女の髪の上で可憐に揺れるレース
まるで優しさを小さく包み隠して
眩しい日差しのもとでかしましく笑う
目を凝らしてよくみてごらん
メリーゴーランドの馬車 ....
晴れ渡る空に茶色い靄がかかり
澄んだ蒼が穢く濁る空気はまるで突き刺さるかのように喉を刺激し
噎せかえる異物感と圧迫感に思わず咳き込む
瞳の奥は砂と化合物で詰まり
止めどなく溢れる涙すらそれらを ....
詩の選考委員にとって必要な詩は選ばれる
しかし必要ではない詩は消される

これは詩の殺人だ
言葉は無視され
初めからなかったコトにされる

むしろ言葉の殺人事件だ
華やかに本誌に飾られ ....
傷跡裂ける
めりめりっと

亀裂から溢れる赤い体液
静かに眺めたまま堕ちゆく雫舐め掬う

舌の感覚柔らかく
途となった跡を指で辿る
生温かな触感に怯えながら屈折しつつ伸び上がる

 ....
下唇噛む
血が滲む
喝采される声
私の頭の中で絡み合う
糸と糸
胸のうち溜まる
ドロリと穢れた液体のような

頭の上に伸し掛かる重石
もはや取り除くことできず
ただ私は手を動かすの ....
微睡のなか
みた真実は果たして真実か
吹き消された橙色の尾っぽのように後は一筋の煙と化し
目の前で展開された走馬燈は煌びやかな夢
緞帳をめくり舞台裏覗けばそこはコンクリートの壁肌
冷たい灰色 ....
柔らかな微かな香りが鼻を掠めたら
少しずつ少しずつ
君を過去の記憶から消していこう
共に過ごし
苦さも優しさも初めて知った想い出を

君はもう僕とは違う道を歩んでいく
新しい道を

 ....
争いの国へビジネスのために命懸けで出かけた邦人を
すっかり頭の中から取っ払って
皆が目の前にある快楽にばかり躍起になって追いかけている

ご当地の美味しいグルメを芸能人が食してご満悦だとか
 ....
この胸の痛みに耐えなくては
いま

人を愛することの難しさを知ったような気がする
生まれ育った環境で嘘や裏切りに遭い
肉親ですら憎み
信じることすらできなくなった彼を
どうして助けること ....
体がほんわかあったかい
体をさする風も柔らかく長く伸び生えた草を靡かせる
泥川の表面も袈裟のように皺を寄せては白く輝き
身を乗り出し目を凝らさない限りさも美しき川にみえる
小さき鳥らしき影は足 ....
波立つ電極の夢
果てしない旅路を約束する

それは長い長い道程
いつ途切れてもおかしくない
いつ途切れるのかも解らない土埃の砂利道
延々と続くこの人生
哀しみと喜びの混じった石ころが
 ....
今日が終わってしまう
楽しかった今日は終わり、明日が来てしまう

あの強烈な午後の日差しも
自転車で駆けた土手の道も
青々とした草の匂いも
自転車を漕ぐ度に噴き出す汗も
食べ物屋の店内で ....
老いも若きも欲望に身を任せ肉体を捧げる愚かさ
痛みなどすでに感じず恥すら捨て去る

なんという勇猛果敢
白い波間に捧げるballade

不調和音の響きに身を任せ清き精神は何処へ

獣 ....
イッショウケンメイハタライテイル
ミヲコニシテハタライテイル
フセッセイモセズ
タダマジメニコツコツト
ソノヒヲケンメイニイキテイル
ユビヲササレワラワレナガラ
バトウサレフミヅケニサレナ ....
さあ、きれいなものをみよう
ヒトを慈(いつく)しむ心
愛をはぐくむ精神(きもち)をもって

さあ、きれいなものをみよう
憎しみや悲しみから己を解き放て

さあ、きれいなものをみよう
零 ....
故郷から遠く離れた危険地帯で若い命は無惨にも散った
企業は手を血や泥で染める事なく
派遣された社員が知らない土地で無法者に命を奪われた

どんなに無念な思いをしただろう
今は亡き若者よ
こ ....
何も考えず頭空っぽにして
ただ流されるままに生きよう
真面目にするのは馬鹿らしい
笑い飛ばそう、大声で

どうなったっていいじゃないか
踊りまくれ、謳い続けろ

明日どうなるかわからな ....
太陽は溶け
焼けただれた汗が地上を覆う

車は暴走して通行人を跳ね
行き交う者たちはみなすれ違い様不機嫌に睨みつける
通学中の子供達も不審げに見上げ
挨拶すら忘れたかのようにそっぽを向く
 ....
ファッション雑誌毎月チェックして
モデルとおんなじカッコで満足げ
映画も音楽もネットでダダ見して鼻高々で物知顔
誰かが流行りのキャラクターのストラップ
ケイタイにぶら下げてきたら
慌てて次の ....
赤く染まる世界にただひとり佇む私は大きく息を吐き
瞳に焼き付けた炎を閉じ込めた

燃えろよ燃えろ
どんどん燃えろ
太陽も空も草木も花もみんなみんな燃えてしまえ

たったひとりで地面を蹴っ ....
I am in sadness.
Because each other sees only to oneself,
we can not surely understand each other ....
風船は大きく膨らんでいた
それはまるで心臓から送り込まれる赤い血漿のよう
どくどくと脈打つ命

風船はいつの間にか萎んでいた
まるで全てを諦めたようなひしゃげた姿になって佇んでいた
石の飛 ....
ずらっと並んだ白い大根
土で茶色く汚れた太い脚を晒し
眩しいほど鮮やかな翠の髪を銀色の網目に垂らす
井戸からひかれた冷たい井戸水被っても
気持ちよさそうに水滴浮かばせ
脚を組み自信ありげにそ ....
曲がりくねった道をただひたすら歩いていたんだ

膝の痛みに耐えかねて立ち止まったら君がいた
朝日が辺り一面射し込むように溢れる微笑みを浮かべていたね

苦痛も何もかも吹き飛んでまた歩きだした ....
幼子の眼に映る淡い幻(ゆめ)

揺らめく色彩が鮮やかに通り過ぎ
輝きは更に強さを増して心の奥に強く刻み込まれてゆく
焼き付けられた記憶が勇気を与えてくれるから
握られた手のひらが光を集めて涙 ....
夏のそよ風が僕らの頬を撫でるよ
さらさらと流れてゆく優しい嘘
微笑みが幸せを運ぶから

言葉なんかいらない
ただうなずくだけでいい
騒がしい雑音も何もかも僕らの耳には入らないから
言葉の ....
閉じられた扉
こじ開ける勇気も無く
ぼくはまた瞳を涙で濡らす

君の声
君の姿を思い浮かべるたび
切なくて
切なくて
痛む胸を押えた

ねえ、夢で逢えたら

ううん、夢ではなく ....
往き急ぐ世界が僕の眼を回す
ところ構わず疾走するヒトビト
巷で流れる音楽までせわしなく町中を駆け巡る
意味すら失ったコトバを主張しながら

あぁ、空っぽの桃源郷(シャングリラ)
虚しさを加 ....
 ずり落ちて

 キラリと光る
 
 脇の汗




いつでもどんな時でも
文句も言わずに頑張っているヒトがいる
どんなに報われない時でも
自分の信念を信じ、懸命に生きるヒトが ....
君は爪を噛んで下を向く
白い時間が二人の間に流れてゆく
むなしく流れるジャズの調べ

僕は言葉を切り出す勇気も無く君を見つめるけれど
もうボクの事なんか君の瞳にも映らないんだ
明日になれば ....
sonanoさんの栗栖真理亜さんおすすめリスト(31)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
桃色の影- 栗栖真理 ...自由詩5*25-6-15
地獄の使徒- 栗栖真理 ...自由詩325-6-14
殺人事件- 栗栖真理 ...自由詩225-6-10
五体投地- 栗栖真理 ...自由詩225-6-10
言葉の死- 栗栖真理 ...自由詩3*25-6-9
終焉の幕- 栗栖真理 ...自由詩4*25-6-7
祝日- 栗栖真理 ...自由詩4*25-6-6
見捨てられた日本人- 栗栖真理 ...自由詩225-6-5
荊という名の愛を- 栗栖真理 ...自由詩425-6-3
鴨川- 栗栖真理 ...自由詩7*25-5-29
仮想予想図- 栗栖真理 ...自由詩425-5-28
臆病者のブルース- 栗栖真理 ...自由詩4*25-5-28
汚染地帯- 栗栖真理 ...自由詩325-5-27
宇宙からの遺言- 栗栖真理 ...自由詩2*25-5-26
愛の雫- 栗栖真理 ...自由詩225-5-24
哀しみの砂- 栗栖真理 ...自由詩625-5-23
つぎはぎだらけなあべこべ- 栗栖真理 ...自由詩225-5-21
ソドムの街で- 栗栖真理 ...自由詩125-5-21
おしゃれマネキン- 栗栖真理 ...自由詩2*25-5-15
燃える- 栗栖真理 ...自由詩225-5-14
I_will_forget_you- 栗栖真理 ...伝統定型各 ...1*25-5-12
風船- 栗栖真理 ...自由詩325-5-12
育てる- 栗栖真理 ...自由詩5*25-5-11
ふたりでひとつ- 栗栖真理 ...自由詩3*25-5-8
幸せの記憶- 栗栖真理 ...自由詩325-5-6
未来(あした)の夢- 栗栖真理 ...自由詩2*25-5-5
太陽と瞳- 栗栖真理 ...自由詩325-5-5
哀しみのフロンティア- 栗栖真理 ...自由詩2*25-5-4
嘆歌- 栗栖真理 ...自由詩4*25-5-2
忘れずの君- 栗栖真理 ...自由詩325-5-1

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