すべてのおすすめ
ごめんねと謝ってなおさびしくて
朝の歌久しぶりでも何度でも
協奏曲奏でるならば夜にして
左手と右手で違うことを言い
花の名を問いたくないとうつむいて
雨の露手のひらにのせ ....
「甘いもの」
苺のチーズケーキ味の
チョコレートを食べる
甘い魔法は何層にも作り込まれ
私たちを巧妙に騙すから
ほだされて、私たちは
恋愛駅、幸福駅、唐変木駅まで
まっしぐらに走って ....
「サバトへの旅」
サバトへの旅に
青い車
お前悪魔になったのって
訝られたけれど もともとは
お休みの日っていう
それだけの意味だったのね?
僕の青い車は
クレープのクリームのクレ ....
「さかなとられた」
こどものころ
父とさかなとりに
さかなつりじゃなくて
さかなとり
ちいさなつりざおに
ぱんをこねてつけたら
父だけがさかながとれて
あたしは枯れくさ ....
「うそだよ」
やあやあこんにちは。
あたし、はだし。
いつも、はだし。
にわとりはいつも
はだしっていう
小説があったよ。
にわとりの頭を
ピストルで撃ったら、
はだ ....
「タロット」
占いをしたの、
とり残されて。
気づいたら、
未来からの便りいがい、
なんにもなくなっていた。
さびしいね?
くちなしの花……
淋しいね?
「思い出の朝」
....
「静謐の海」
漁師は、海から海へ渡った
女は、港と湊で眠った……
旅人は、街々をさ迷って商いした
時計が、泣く
時計の歌が、聴こえる……
女が謡って、いる
老師が、材木で子ど ....
あの放送が好きだった。
テレビでも、スマートフォンでもなく、キッチンのラジオから流れてくる、あの音声天気予報。少し低めの女性の声が、今日の気圧配置を静かに語るのだ。
「関東地方は、高気圧に ....
「遠くはなれた……」
遠くはなれた遠い町を
あなたは毎日、
自動車で走っていた……。
そうして思い出を
思い出したら、
懐かしいレモンの香り……。
「しごとにおわれる」
....
日のもとに目覚めていよと主(ちち)の言う
手のひらに馴染むラジオの重さかな
喪が明けて元気を失くし父の指
腕ほどに細くなりたる父の足
墓畔には柔らかな風なつの風
あの人も ....
すこしだけおくれて思うありがとうあなたがやはりここにいたから
樹木(きぎ)の香(か)を窓ガラスのむこうにみてあれは夢なのそれとも現(うつつ)
と切れそうに耐える思いでにぎりしめるスマホの画 ....
「他人の椅子」
他人の椅子を借りて、
詩(うた)をつづる
(少しだけね)
(そのひとが来るまで)
(今は午前5時)
(今ふっと外を見たけれど)
(今日はまた雨が降っていた)
(今日 ....
sonanoさんの大町綾音さんおすすめリスト
(12)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
つれづれと俳句(無季)
-
大町綾音
俳句
6*
25-5-26
タブロー
-
大町綾音
自由詩
4*
25-5-24
少し透明(不透明)な希望
-
大町綾音
自由詩
3*
25-5-21
午後のリダイアル
-
大町綾音
自由詩
3*
25-5-16
ぱられるわーるど
-
大町綾音
自由詩
4
25-5-15
まいにちきゅうじつなんです
-
大町綾音
自由詩
4
25-5-11
幻想組曲
-
大町綾音
自由詩
5*
25-5-10
天気予報の詩(うた)
-
大町綾音
散文(批評 ...
2*
25-5-9
ケムリクサ
-
大町綾音
自由詩
1*
25-5-9
つれづれと俳句(無季)
-
大町綾音
俳句
1
25-5-8
短歌。20250508
-
大町綾音
短歌
1
25-5-8
バナナ・デイ
-
大町綾音
自由詩
2
25-5-7
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する