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教室に戻ると、
机がなくなっていた。
みんなぼくに背中を向けて、
くすくすと笑っている。
すごく笑っている。
いつもの光景。

誰かが振り向いた。
なに ....
ひとつのポケットにふたつの手を入れあたたまったふたり雨の日。




雨の日にはくりくりになる。
きみの髪くりくりするのが好きだった。


怒られるの ....
黙っているだけで、
聴こえてくるよ。
こんにちはこんにちは。
ことばさん。






道路工事の音リズミカルどどどどどど土曜日にはしないでね。
 ....
この冬はあれだってね。
「だんとう。」
でもこの間の冬も、
そうだった気もするよね。
思い違いかな?。
勘違いかな?。
けどさ、
「だんとう。」
って、 ....
「太陽を見たことがない。」
きみはそう言って、
ぼくは太陽の話をした。
きみはそれだけじゃ満足しなくって、
だからぼくは旅をして、
色んな太陽を見て回ってる。 ....
地球の重みも痛みも我に極まれり重力うなぎ喰らう夜。



蛍光灯冷蔵庫テレビハードディスク高周波四重奏団。




冷蔵庫に入れた頭痛を被り耳鳴りやり ....
わたしは毎朝目覚めると、
あなたの前で尿をする。
下半身を突き出し、
あなたがそうしていたように、
尿をする。
わたしの尿は、
黄色かったり透明であったりす ....
蒲鉾がなくなったので、
あたしは買いに行く。
近くのスーパーは深夜まで開いている。
あそこの練り物はコンビニのよりも美味しい。
そう彼が言っていた。
自転車に ....
気が付くと、
また曖昧なものになっていた。
前回はあいまいで、
その前はアイマイだった。
…ような気がする。
これもまた曖昧である。

曖昧なものになった ....
キミを愛してるの「ミ」はきっと"E minor."
どれからはじめる?。
ドレミから?。




砂浜に、
五線譜引いて、
別れた ....
水面の戯れ水紋の喘ぎ。
乱れる波、
果てるを知らず。


満たされし満たされぬ果て、
月に焦がれて肥ゆ波高く。
悲しの海。






別れ ....
わたしの妻は冷たい。
どれぐらい冷たいのかというと、
夜中に妻の躯の冷たさで、
飛び起きてしまうほどである。
そんなとき妻に触れていたわたしの部分は、
軽い凍 ....
ドル箱という箱を見たことがないのですが、
それは米国製の米櫃でしょうか。



「おとといきやがれ!。」
ということは、
先日お伺いした時には、
もう了 ....
躯を浸す。
浅瀬の音に触れる。
それは波を立てて弾けた。
波はどこまでも広がってゆく。
やがて向こうまで広がり揺れて、
はじめる。
奏でる。

波間では ....
火を付けて、
風で煽って燃えだして、
手に負えなくなりましたか。
静かに見守り心を痛め涙を流しているのですか。


涙で火は消えますか。


ほら。
 ....
恋人じゃない。
そんなのじゃない。
電話が掛かってくれば、
真夜中でも飛び出してゆく。
そんな関係。

友達でもない。
名前も住所も年齢も、
なにも知ら ....
こんなたとえ話から、
はじめてみます。


ぼくは毎日こわれています。

それは、
九十八マイルの速球を投げた、
松坂大輔の肩が、
一球ずつ壊れてゆくように。 ....
  
  
  
  
  
混沌とそこで波立ち、          
彼女は待っている。           
  
すべてを脱ぎ捨て飛び込む。       
     ....
混沌とそこで波立ち、
彼女は待っている。

すべてを脱ぎ捨て飛び込む。

飛沫を上げ、
彼女は受け容れる。
全身で全身を包み込む。
ゆるやかに彼女が浸透 ....
告白します。
主食はみかんです。
黄色いお手てのみかん星人。


好きな音楽は、
シューベルト「未完成。」
甘酸っぱい望郷の曲です。


今日は休柑日。
 ....
一杯。



背負い酒は、
ふたり酒。
だから今宵も、
ひとりふたりの酒を飲む。






二杯。



「他人の酒まで飲むほどに、
  ....
目を開けると、
お腹が空いていた。
だから躯に絡み付く、
べたべたした液体を舐めた。
ぬるい液体は、
生臭くておいしくなかったけれど、
それでも舐めた。
舐め尽く ....
沈みゆく刻、
夜を想い。

海は光と戯れ、
波を奏でる。












           了。
お空がこおると氷が降るの。
さみしくさむいの。
お星に還るの。

傘を広げて、
「こーるさいん。」
こおったお空には届かない。





こごえるの。
 ....
もう、
くもくもくもくもくもー雲ばっかり!。
お空なんて裏返しちゃえ!!。

お空をくりりん!。
お星さまが恥ずかしそうにお尻を魅せています。




やー ....
たからものが見つからない。

田んぼからの帰りに、
どこかに落としたのかもしれないと、
あちらこちらを探してみたが、
どこもかしこも空っぽで、
見つからない。

 ....
取り急ぎ、
申し上げます。


(中略。)


そうしてぼくは、
きみよりお年寄りになって、
しまったのでした。

だから。
いつか向こうに着い ....
ふゆのめだまはゆめみるめだま。
ふゆらふゆらと、
ふねこいで、
ゆめやゆめやと、
ゆめをみる。


つめたくなったら、
めをとじて、
まぶたのなかで、 ....
一。



あたし捨てられた。
だから流れてる。

この汚れた水の中を、
彼らと流れてる。
髪や肌には、
彼らがこべりつき、
凄まじい悪臭を放ってる。
 ....
床に線を引いて、
彼女は国境を決める。
彼女はとても怒っているので、
とっても横暴に決める。

彼女は地図を作ったので、
ぼくらの部屋は地図になった。
彼 ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「_おれ。_」- PULL.自由詩8*07-3-6
「_雨後のふたり。_」- PULL.短歌14*07-2-18
「_おやすみさん歌。_」- PULL.短歌9*07-2-16
「_前想眠。_」- PULL.自由詩5*07-2-14
「_きみへの太陽。_」- PULL.自由詩12*07-2-13
「_無音弦。_」- PULL.短歌7*07-2-12
「_鬼妙な果実。_」- PULL.自由詩10*07-2-11
「_蒲鉾と犬と、月。そしてあたし。_」- PULL.自由詩8*07-2-9
「_曖昧なわたし。_」- PULL.自由詩8*07-2-9
「_きみへのミ。_」- PULL.短歌5*07-2-8
「_水交。_」- PULL.短歌10*07-2-7
「_つめたくて。_」- PULL.自由詩10*07-2-4
「_はてなくん。_」- PULL.自由詩14*07-2-4
「_月騒。_」- PULL.自由詩9*07-2-3
「_放歌。_」- PULL.自由詩10*07-2-2
「_関係ない関係。_」- PULL.自由詩8*07-2-2
「_ぼくらは毎日こわれてゆく。_」- PULL.自由詩7*06-12-28
「_異宙星愛。_-_実験観賞星図版。_-_」- PULL.自由詩6*06-12-27
「_異宙星愛。_」- PULL.自由詩11*06-12-27
「_主食はみかんです。_」- PULL.短歌10*06-12-26
「_背負い酒。_」- PULL.自由詩10*06-12-24
「_肉喰。_」- PULL.自由詩13*06-12-22
「_波鐘。_」- PULL.自由詩8*06-12-21
【短歌祭】「_さみしくさむいの。_」- PULL.短歌9*06-12-16
「_お尻とお空とお星さまって、たっこ。_」- PULL.短歌8*06-12-16
「_たからもの。_」- PULL.自由詩10*06-12-15
「_はっぴー・ばーすでー、とぅー・みー。_」- PULL.自由詩18*06-12-13
「_ふゆめだま。_」- PULL.自由詩15*06-12-13
「_あたしは汚物。_」- PULL.自由詩16*06-12-12
「_まっぷす。_」- PULL.自由詩23*06-11-16

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