ヒーターの三時間ごとの自動消火を知らせる音源がまた聞こえている
あれからもう三時間も経ったのだと
日の長くなった乳白色の外を見る
あれをやらなければならない
これもやらなければならないと思って ....
家を忘れ、道を忘れ、記憶を忘れ 怖ささえ忘れたならば
もう、引き返す道さえ ありはしない
家を忘れ、道を忘れ、記憶を忘れ 怖ささえ忘れたならば
もう、たどり着く道も ありはしない
メモを忘れ、 ....
 

そのさざなみがいつまでも
ちいさな揺らぎを伝えてる
むかし夢みた船の旅
どこへ行ってもしあわせそうな

その船室でひとりきり
小窓からみる赤い月
ゆらりゆられて波のうえ
ここ ....
 カメレオンの眼は
 薔薇に似ていなかったかと思い
 検索してみたがどちらかというと巻貝
 今し方 ハヤシライスを食い
 煙草をすい 部屋の暗いあたり
 眺め
 ほつれそうな体 仮初の ....
夜の街燈はいつも
何かを考えている
光を灯すだけでなく
決して暗いことばかり
考えているわけではない
夜の街燈の思考が閃いて
宇宙が一輪の花になる
あまりの果てしなさに
自分の孤独を感 ....
 

あなたしか、いないんだ
待ってください。
あなたしか、いないんです

時は、流れ、流れ、流れ、つづけ
すべては、変わる、
変わる、
変わる。


もう
ちょっと
 ....
ダイナーに置き去りにした昨日の心は椅子の上で干乾びていた、埃を掃うように手で落として腰を掛けると今がいつなのか分からなくなった、せめて注文は違うものにしようと思ったが結局同じものに落ち着いた、なに .... 時々体から心が離れてしまう
あり得もしない妄想で上の空
きっと車が突っ込んできても
気づかないまま吹っ飛ばされ
良くて重体悪ければ死が待つ
上の空にはならない方がいい
しかし現実は途轍もな ....
オートバイ乗りライダーは
命を狙われ生きている
危険を感じる交差点
突然右折し道塞ぐ
脇見してたと追突し
辻斬りしてくるドライバー

オートバイ乗りライダーは
明日をも知れないこの命
 ....
 風が散っていった
 ウイスキーの琥珀に酔った天地に

 男と女が愛し合い
 いつの日か又
 他人の様にそっけなく
 だが にこやかにすれ違う
 それが何なのだろう

 ふと逢った人 ....
久しぶりに
馴染みの店に
掃き寄せられた
落ち葉の面々

互いの無事を
半ば涙目で喜びつつ
とりあえずハイボールで
万感をこめて乾杯する

真っ赤に出来上がるヤツ
いつまでも ....
みぎめ ひだりめさんのおすすめリスト(13)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
十六時- 山人自由詩11*25-3-19
いつか、きっと風になる私- 鏡文志自由詩4*25-1-27
青春のうた- 秋葉竹自由詩324-12-29
カメレオンの眼(2024.10.25)- 草野春心自由詩424-11-20
Cosmos- 鳥星自由詩16*24-11-19
寒気- 秋葉竹自由詩424-11-19
定めの夜- ホロウ・ ...自由詩3*24-11-18
上の空で歩く- 自由詩7*24-11-17
サムライダー- イオン自由詩2*24-11-16
女よ- リリー自由詩5*24-11-13
落ち葉- 夏井椋也自由詩11*24-11-13

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