教会に
犬が
迷いながらやってきた
乾いた骨でも
求めていたのか
空を
みあげていると
鐘の音が
空気を乾燥させる浄さで
鳴り渡るものだから
昨夜の雨に降られ ....
此の空漠の地に
影像だけ現れては壊死し続ける、

  絶えず垂直に降り注ぐ霊雨
       、 
人の魂に永劫の眼を刻み込みながら 
濡れ見開かれる時節を待ち続けながら


 ぽっ ....
 

そらの色
教会に鳴るしあわせの
鐘に震えて聖域を模す


海面を
盛り上げるように白鯨が
祈りにも似た息吹を吹き出す


街角で
ちいさな悪魔がギター弾 ....
ある日、あなたの背中に
窓があるのを見つけた
開けてみると
普通に外の景色があった
眩しければ鳥になるといいよ
とあなたが言うので
わたしは鳥になって
空へと飛びたつしかなかった ....
高台に古い教会が見える
海辺の街を見下ろしている

結婚式でよく使われている教会

華やかなエネルギーが流れて
街全体が愛で潤う

私もあなたも
生まれ育ったこの街が好き
愛のある ....
焼却炉は歌っていた
夢や人生
思い出を焼きながら
異臭を放ち黒煙が
空の裾をつかもうともがいていた
燃やしても燃やしても
機関車みたいに進みはしない
どこにもいけない
過去にも
未来 ....
 真夜中じゅうずっと悲しいニュースや情勢に耳をかたむける
 おれの辞書にだれかが書き加えた永遠のせいで、
 眠ることもできないから
 雨が降りやんだ、その沈黙を
 だれかがやぶって ....
君の肩幅に
まだ幼い
春の光

僕は壊れた掌を
修理しながら

真新しい
君の名前を
口遊む





(初出 R6.3.15 日本WEB詩人会)
コーヒーの香りが広がり
リラックス出来る空間になる

ゆっくりコーヒーを飲み
テレビから聞こえる笑い声
うるさく感じない心になる

好きなものに囲まれた
居心地の良いリビング

リ ....
はる、
にちようびのそくどで走ってゆく、
ひとときの、
ゆるやかな午睡、
草木は徐々に生いしげってゆく、
山沿いの線路で集約される、
一両の田舎の電車、
ちいさな無人駅のような、
ささ ....
  

急ぎつつ
ただ透明なアリの群れ
探しているまに日暮れる寂しさ


虚ろという
遊びにできない悲しみが
甘いと感じる夜ココア飲む


憎しみを
風呂場の鏡のまえ ....
  

(短歌八首)

どくどくと
流れる真っ赤な血の音に
気づく冬日のバス停に立ち



落ち込むと
いうよりすこし反省を
しているだけの雨の日の花



夢を二 ....
鯖詰缶太郎さんのおすすめリスト(12)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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霊雨- ひだかた ...自由詩624-3-23
清い人- 秋葉竹短歌324-3-23
不在- たもつ自由詩17*24-3-23
教会が見える- 夏川ゆう自由詩824-3-22
- ただのみ ...自由詩3*24-3-16
金魚- 中田満帆自由詩424-3-16
- たもつ自由詩824-3-16
リラックス- 夏川ゆう自由詩424-3-15
はる- 本田憲嵩自由詩1124-3-10
夜へ行く- 秋葉竹短歌524-3-4
今夜はおでん- 秋葉竹短歌324-2-27

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