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公園の池の際に母子がいる
母は子供にパンを渡し
子供にパンクズを池に投げさせた
池の鯉は競って大きな口をパクパクした
傍には鯉に餌を与えないで下さいの看板がある
通り過ぎる人々の視線が母子を ....
時間を搾り取られてスカスカ
残ったカスを貪るように使う
こんな詩あんな詩書いたり
生活に必要な作業をし
時にはテレビやスマホで浪費して
残りで眠る

やりたい事を好きなだけ
やりたい時 ....
青白い顔
まだ魂はそこにある気がした
らしさと共に

だんだん土気色に変わると
らしさから白い鳥が飛び立ち
魂を持っていった

すっかり深い土色となったらしさは
白い花々で埋め尽くさ ....
サイレンみたいなアラームを止めて
そのまま布団の中で溺れると
無意識の粒子が立ち込める
それらは映像となって
現実のように振る舞い
不思議が不思議でなくなる
サイレンが割り込んできて
手 ....
あなたから滲み出る匂いを嗅ぎ
やっと呼吸をすることができる
冷えたコンクリートに囲われて
息を止めたまま凍りついていた
思考回路が野生化する花の香り
ひとりでは何をするにも未熟で
あなたの ....
つま先ゆび先どこへ向いてる
意識しないとボールは
レーンを外れてしまうよ

いつもしっかり定まらない
僕の先っぽ
ガターの奥へボールが消える

ピンはきりりと立ったまま
リベンジボー ....
胸に火炎の種を宿して産まれてきた
赤子の時は泣いて火の粉を散らし
成長するにつれて自分で消火し
胸の印を隠して生きてきた

あなたに出会った時
胸が疼いた
忽ち火炎が咲いて
私が私に目 ....
ひと夏の夜
家族に背を向け
庭に咲いた月下美人を
見つめていた父

そんなこともあった
今ではどんなことだって
苦笑いくらいはできる

寂しい時ほど
思い出すのは後ろ姿
喉が渇いて目覚める
遮光カーテンの隅から
朝焼けの光が忍び込む
逃れたくても
太陽はやってきて
月を跨いだ
変化に弱い僕は
静かに絶望しながら
カレンダーをめくる
八月という一日の始 ....
空にはモクモクと山のように雲が聳え

熱風に包まれる

公園でバットがボールを打つ音

子供たちのはしゃぐ声

蝉がミーンミーンと伸びやかに鳴いている
人海の波に揉まれ
迷子になる

波浪 波浪

他人の岸辺は
良く見える

真珠を握りしめたまま

波浪 波浪

飲み込まれ
藻屑となる
柔らかな手が
流し台の周りで
流れるような
仕草

トントン
まな板が鳴る

目覚めた

部屋の天井
シンとしていた
歯を磨きながら
鏡に映る顔を見つめる
可哀想な感じの眉毛

嗚呼
私は困っているのか

鏡の中の私が
助けを求めている

どうすればいい?

頭の中は真っ白
眉毛は益々可哀想 ....
電車に揺られ
意識はスマホの向こう
ふと周りを見渡せば
殆どの人は抜け殻のよう
みんなどこにいるのだろう


僕は仮想世界にいる時
ポジティブになれて
生きてる感じがする

肉体 ....
全員揃って和やかなムード
それはもう過去のほんの刹那
二度とない瞬間には
何も思うことがなかった
振り返って初めて思う

もっと もっと
こう ああ
すれば よかった

残された者 ....
何本もの糸を断ち切ってきた中
僅かに残った繋がりの糸
距離は遠く長い
在るという充分

困難で苦しんだ時
在る糸に震えが伝播し
彼方から戻る波動を握る
この手に勇気の熱が湧く
話したいことはない
話しかけられて
適当に答えて

ハサミが髪を切る瞬間
地肌に伝わる感触の快感

金属音と共に床に散る髪
やがて掃き捨てられる

さよなら鬱屈
また会う日まで
 ....
もう二度と会えない
さよならも言えなかった
願いは夢で会うこと

思い出を繰り返し語り
笑ったり泣いたり
居場所を灯す

好物だったそうめん茹でる

そうめんの川にオクラの星
麺 ....
冷えきった部屋から外へ出れば
陽の光がジリジリと体にしみる
角をいくつか曲がって坂道をくだり
今日食べるためのパンを買う

空は雲一つない青
心の中は積乱雲
乾いた風に吹かれ
別世界を ....
貝のように閉じた小部屋
布団にくるまり明日に怯える

昨日と変わらぬ今日はまるで
見飽きたドラマの再放送

誰にも呼ばれない
安心と寂しさと

不安を煽る不穏な夢
眠ることを諦める ....
生温い風に吹かれている


魂はこの世に残らないのか
跡形もなく消えたあの人


生きる力を失いそうな時
思い出の欠片を
かき混ぜてみるけど
記憶をすり抜けて
静けさだけが残る
 ....
夜を歩く
雨の匂いを嗅ぎながら

時々苦しくなるこの胸の
内側と闇を重ねて

街灯や家の灯に助けられ
地に着く足が見える

暗がりのロードムービー
果てはある

明日が来るのが ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 自由詩10*24-11-9
渇望- 自由詩9*24-10-16
挽歌- 自由詩12*24-10-9
朝霧- 自由詩8*24-10-8
風を発す- 自由詩9*24-10-4
ボウリング- 自由詩6*24-9-22
彼岸花- 自由詩12*24-9-20
月下美人- 自由詩624-8-20
八月朔日- 自由詩6*24-8-1
夏休み- 自由詩7*24-7-22
SN- 自由詩4*24-7-18
柔らかな手- 自由詩5*24-7-17
鏡の中の私- 自由詩324-7-14
SF- 自由詩624-7-13
思い- 自由詩524-7-11
在る糸- 自由詩624-7-10
さよなら鬱屈- 自由詩3*24-7-8
七月七日- 自由詩924-7-7
小さな旅- 自由詩524-7-6
小部屋- 自由詩624-7-5
哀悼- 自由詩5*24-7-3
夜を歩く- 自由詩624-7-1

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