正しくない朝は苦しい。正しくない夜よりもずっと苦しい
ごみ収集車が、駅前の店のごみを集めにきている、瓶が重なる音がする。
あと少し、ぜったいに、大丈夫、と思いながら、何度もまちがえた。

 ....
金○パンパンで酒だ出張です
二週間の禁酒も敗れる
河音は聞こえるがみえない
虫が居ない水はうまい

倉庫にしまった紫バイクで走って寝たい
広島のカープファンが分からない
やや分からないの ....
ベルトコンベアにのって
運ばれてくるお父さんの遺体は
全て作り物ですから安心してくださいと
係員の人が私に説明したそばから
お父さんの遺体が次から次へと
ベルトコンベアに乗って運ばれてきて
 ....
金玉と金玉の間に
誰もが知らない暗闇があって
ぼくは時々その中にとじこもって
三十分くらい泣いていることもある
誰もが誰かを愛しているなら
はじめとおわりの愛をつなげて
でっかい金玉を模し ....
目の前が真っ青になった

急に知らない言葉で喋らないでくれ
ああ
 もう
雑音にしか聞こえない
ような
それか また
プライドが
揺さぶられたような 大事な
根底を掬われたような
 ....
きみが落っこちてきたとき、わたしたちは羨望と焦燥をもって迎えた。いや迎えなかった。きみが潰れるのを見過ごすのはまわりから非難されるだろうというぼんやりした想像で、どうにか両手を差し出した。きみはまちが ....  きらきらとした雨季がきて
 細雨が天から降り注ぎ始めると詩人は舟を出す
 果てのない海に漕ぎ出すことは恐ろしくもあるから
 せめて湖畔に住みたいと思いながら
 靴を履いて海へと向かう

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それがあるためさんのおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
メモ- はるな散文(批評 ...224-7-18
花ノ匂いがする女- 民二郎自由詩123-10-15
夏の終わり- セガール ...自由詩123-9-23
メディテーション- セガール ...自由詩223-9-23
定式- えこ自由詩123-9-15
出生後のはなし- 万願寺自由詩223-6-27
どこか雨季のきれいな海- 雨宮吾子自由詩223-1-3

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