暑気 夕暮れ ぶらりぶらぶら

細道の向こう 畏き門構え 雀はかしこみ羽休め

窓から祈る老婆 目が合って はにかんで 愛を知り

古い家 唐突な二階のドア なぜに階段がなくなって

 ....
草を刈る
草を刈る
草を憎しと
草を刈る

草を刈る
草を刈る
作物を愛しと
草を刈る

どちらでも力はでるし
同じ作業だ
でも
全然ちがう

身体に蓄積する
疲れが違 ....
ぽっかりひろがる
無限の手触り
虹の根元を逃げていき
あの世と繋がり
あの世に入って

平坦になった魂、
もわんとゆれつつむ
夏の熱気に曝され
夢見がちに目覚め
自らの輪郭整え
 ....
宇宙の中で
星が灯る
星が消える

登場する人がいる
手を振り去って行く人がいる
受け入れて
追いすがって
時には気づかぬふりして

宇宙を見ているのは誰
宇宙にいるのは誰

 ....
闇に沈もうとする
光を掴もうと
身を委ねる
本来の独りに戻り
続く肉の苦痛を乗り越え
たましいの岸辺に接岸する

自らの存在の核心を
闇に沈みゆく光に曝し
記憶のなかの抱擁に
溢れ ....
もうね
刹那主義でいいかな
でもね
今は過去と未来に
つながっているよ



{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
つらいことやかなしいこともこのせかいにはあるね
うちがわからでたことばにはうそがないじゃないか
まっさらなきもちでつたえたいことをつたえていければいいじゃないか

だれときそってるんだい
じ ....
人間は一人立つ余地があればいきてゆけるものだ
人間は愛するものをうしないつづけてつよくなれる

だれもふりむかない路地裏の暗闇のなかに人生があったり
戦場を迎える兵士は誰に誕生日を祝ってもらえ ....
ちょっと仕事したり
仕事してるふりしたりした
死んだふりもした
疲れた

休日は
ぼろぼろに千切れた心
両手に抱えてあの世に小旅行


骸骨のフラダンスの曲、イヤホンで聴きながら
 ....
小指の腹から一滴
澄んだサイダーを下さい

また夏を生きられる歓び
その一滴に見いだしますから
神様がため息をして
意味もなくチーターを産み落とした

落ちたチーターはあみだくじで
バイソンの群れに住むことが決まった

チーターは足が速いこと
毛に変な斑点があること
痩せているこ ....
行き止まりを前にして
希望に意味がないけれど
別に変わらず日が昇る


味気ない空白な毎日


今日も罵詈雑言が空から降っている

昼間だから見えない

皆僕に死んでほしいのだ ....
命を失える幸せ

命あるもの、みな持っている

生まれたその瞬間から

心底の利き手に持っている

決して失うことのない幸せ

たったのひとつ、確かな幸せ

今日は悲しくて ....
ひろのふさんのおすすめリスト(13)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏散歩- 短角牛自由詩3*23-8-9
草を刈る- 日朗歩野自由詩11*23-7-24
無限の感触(改訂)- ひだかた ...自由詩8*23-7-24
星の命- 木葉 揺自由詩3*22-7-10
ひたすら- ひだかた ...自由詩5*22-7-9
※五行歌「刹那主義」- こしごえ自由詩1*22-7-9
まっさらなきもち- 武下愛自由詩1*22-7-9
猫の世話をするきみに- マークア ...自由詩722-7-4
小旅行- ◇レキ自由詩2*22-6-27
一滴- クーヘン自由詩4*22-6-27
神様のため息- ◇レキ自由詩1*22-2-4
りんごジュース- ◇レキ自由詩2*21-12-30
幸せ- クーヘン自由詩2*21-9-13

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