5月28日
黒いペンで書かれた
カレンダーのさりげない予定
几帳面な字
その翌日
あなたは
日めくりの裏のような
真っ白な予定の永遠に続く
向こう岸へと
踏み出してしまった
....
いますこし
あなたのかたわらで
あなたのつくる木陰に
わたしをやすめさせてください
かつて
あなたから遠く
遠くはなれていったわたしを
あなたの幹にもたげさせてくだ ....
ほんとなら詩が書けるのに
ただ呟くことしかできない
あなたを探してる
早く別れたかったあなたを
良くも悪くも
私に興味あるのは
あなたしかいなかった
たとえ恐怖を覚えても
探し ....
会いたい人とか
まずいない
そんな僕に
会いたいと言う
君の気持ちは
どんなにか
ねっとりと
魅力的に
映っているのか
知るすべもない
僕はといえば
僕には毎日
会って ....
雨風に家が鳴いているから
壁の写真を剥がして日焼けを数えて太陽を
探しています、乾いた唇が忘れた温度は
カップの欠けた縁みたいに痛覚を撫でる
破いて散らした写真の風吹は夏の嵐を
さら ....
けだものだったころが、もうあんなに遠く
淡い水色を地に、薄紅色の薔薇柄の薄いカーテンが
夏の終わりの風に
パタパタ揺らめいていて ベージュのソファがあり
包帯
外の桜の木の緑が、盛りだけれど ....
{引用=どこにもいないひとのことをずっと
まっているからそのひとのすきなみ
つあみにしてむぎわら帽子かぶって
丘のうえでソラみあげながら年をと
っていこうとおもうのわたし}
わたくしは 一匹の くじらです。
くじらは 一匹 ニ匹と 数えるのぢゃァないなどと
つまらないことは 云はないでください。
わたくしは とても 小さなくじらです。
ですから 一匹で よいの ....
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(8)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
向こう岸
-
Giovanni
自由詩
13*
23-6-4
いますこし、あなたの木陰に
-
田中宏輔
自由詩
23*
23-3-27
ほんとなら
-
木葉 揺
自由詩
3
22-5-20
正直に言うと
-
りゅうさ ...
自由詩
9
22-2-23
あらしのよる
-
帆場蔵人
自由詩
3
20-10-28
獅子の町
-
田中修子
自由詩
6*
20-9-30
ソラ
-
羽衣なつ ...
自由詩
5*
19-5-2
くじら
-
亜樹
自由詩
1
08-2-29