少女は少年に手紙を出した。
少女はポストの中に手紙を入れた。
手違いで海を渡った手紙は、雨の湿気の清潔な部分を少しづつ、選別しながら含みはじめた。
シベリアの炭鉱は、その手紙を炭の中 ....
ポケットの中は未明
取り出すほどの時間でもなく
今日は雨が降っている
最近降り続いた雨は
最後まで雪にはならなかった
そして僕は冷えた手を
ポケットの中にもぐりこませる
....
夕暮れになると
ばくは星間に漂いはじめるのだった。
追いつめられてすきとおっていた
声なき声は銀河の構造
肉体を失って誘いを待つあなたは光の粒子
粒子は崩れぼくは光速で見えないあなたを通 ....
泣いてしまいそうなとき
不安でたまらないとき
心細いよね
つらいよね
そんなとき ぼくの
そばにいて支えてくれる
君がいる
君といれば
何で乗り越えて
いける気がす ....