あの人は頭にツノがありました
ある日
頭にツノがあって大変ですね
と言うと
あなたはツノがなくて大変ですね
そう答えました
あれを初恋と呼んでいいものか
今でも戸惑います
ただ、あ ....
真夜中にちっちゃいうたを湯舟でうたうと
ゆげでぜんぶなくなってしまうから
今日はうたわなかった
半分になってしまったペディキュアは
女であることを忘れさせてはくれないのに
どうしてもう半分を ....
おもいだす
ねえ、
きのう
何食べたっけ

わたしは吐きだしてそのまま、
そっくりおもいだす
小麦粉、パン粉、たまご、えび、

あんたさては、えびフライやな、って言うと
ピンポーン ....
ほら はやくおきなさい
なんどもゆすられて
めをさました
まどのそとはまっくらで
てんじょうできいろいでんきゅうがひかっていた
おじいちゃんはしんけんなこえで
ほら はやくしたくしなさい
 ....
どうやったら自分が泣きやめるのか分からなくて、
それでも、生きていかなくてはいけないアタシには生活するというサイクルがあるので、
止まらない涙の道筋をよけながら、メイクをして、
ウォータープ ....
船の停泊しない
図書室には
匂いがない

ブラインドの隙間から
斜陽
カウンターに落ちた
向こうで
司書が背中の羽を
二度動かす

白い付箋のはられた
いくつかの椅子は ....
るらら と歌いながら 少女は崖の淵に立ったのです
崖は 必要以上に大袈裟に 切り立っていて
下を 見ると白と緑と虹色の川が
三日月湖 を 残して うねうね しています
きょうも おわった かな ....
ゆめのぬけがら
すぎさるじかん

いまここにあるのは
しあわせのあしあと
いまここにあるのは
ぼくとくるまいす

きみは しらない
ぼくが すごしてきた
きみと おなじ
 ....
日の光があんまり眩しくて

影ばかり見つめて歩いていた

地面ばかり見つめていた



暗さにすっかり

目が慣れたから

ここでなら

あなたの顔もはっきり見える

 ....
季節が変わる

気づかないくらいにひっそりと

空が色を変え

風が匂いを変え

木々が葉を散らし始める



わたしたちは

何を見ているのだろう

雨が降り

 ....
水の中で泳ぐ魚

光を受けて煌く水面

いきいきと

ゆうゆうと

なんの疑いもなく

生きている



白日の下

照らし出されても

臆することなく

堂 ....
あたしはね。
あたしは、本当は、こんなコト言いたくないんだよ。
本当は、もっと、綺麗なものを、綺麗な言葉を、言いたい。
だけど、綺麗なものが逃げていくんだろうか、
綺麗なものな ....
きょういちにちだけは
あらゆることを
いとおしいとおもうことになった
まちへでると
いつもならいやでたまらないことが
むしょうにいとおしくて
そのたびたちどまってひろいあつめるうち
 ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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えびフライ- みい未詩・独白10*04-11-12
くらやみ- アンテ自由詩304-10-26
つれづれ−不器用に泣き続けて−- e R i未詩・独白3*04-10-25
図書室- たもつ自由詩3704-10-21
呼吸のゆくさき- 吉原 麻自由詩7*04-10-20
ぼく_と_くるまいす- 玉兎自由詩704-10-20
「_影に惹かれて_」- 椎名自由詩2*04-10-20
「_季節とともに_」- 椎名自由詩3*04-10-19
「_光と影_」- 椎名自由詩4*04-10-17
fuck_you- ピッピ自由詩9*04-9-23
いとおしいきもち- アンテ自由詩304-9-11

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