人にかける言葉の
優しいひとを選びたい
選んでどうするのかと
問われても明快な答えもないが
そうなんだ僕たちはそんなには曲がってはいないはず
規定するあなたがたの定規はどこまでも ....
かたまりを
泣いて泣いて
まるめたら
水溜まりへ泳がしましょう
雨
暗闇でじっと
ずぶ濡れながら
わたしは
水溜まりの淵でふるえつづけないと
稲妻が切り裂いた空は
爪を当てた人の背中だ
もう感じることのない熱や呼吸を
どうして空気は真似するのかな
生温かい風が頬に触れると
爪を噛んで歯がボロボロさ
少しも前に進めない夜を
低く ....
君が見たかも知れない空を
僕も見上げて朝は始まる
会いたいのに会えなくて
青は丁寧に心を騙す
嫌われるのがとても怖いから
この距離を僕の広告にして
君のリモコンで消されたい
自信がないけ ....