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南の海に、
どんぶら浮かぶ、
にぽぽ島は、
独立国である。

にぽぽ島は王政で、
現国王は、
にぽぽ・ぱぱ十四世。

にぽぽ歴、
四百年に即位した彼 ....
瞼の裏で、
魚が撥ねている。
なんの魚かは分からぬが、
確かに撥ねている。

目が合った。
すると魚の奴は、
ひときわ大きく撥ね、
瞼の水溜まりに消えた ....
あめあめねむねむ、
ねむりんこ。
すやすやぴーひゃら、
ねむねむぴー。

はるらうるりら、
はるりらら。
りらははらりら、
りりはらら。


ゆめは ....
お空のおふとん、
干しておいたから、
今夜はきっと、
ふかふかねむねむ。












           了。
 ....
ぐるぐる太陽の下、
ぼくたちは生まれて、
食べて寝て起きて、
また食べて、
生きて、
いる。

まいにちまいにち、
いつもまいにち。
食べて寝て起きて ....
ほど近い、
雨音の届く、
屋根裏部屋で、
眠りは紡がれる。












            了。
果実はひとつ、
熟り続ける。
きみが折れる、
その時まで。












           了。
こけこっこーで、
お目覚めっぽ。
お天気晴れたら、
お散歩っぽ。

窓の向こうを、
ちょっこり覗けば、
お外はとっても、
ご機嫌っぽ。

おべんとおむ ....
獣を飼いました。
二匹飼いました。

一匹は内に、
もう一匹は外に、
放し飼いにしました。

獣は毎日、
私を襲って、
喰い殺します。

恐くはあり ....
雨が降る。
傘はいらない。

雨が好きな月もあれば、
雨が嫌いな月もある。

二月の雨が、
どちらなのか。

それはこの雨と、
君だけが知っている。

 ....
好きこそものの、
あはれなれ。
あわれあはれな、
好鬼がいる。












           了。
   





例えば人が硝子だとする。
だから人がレンズだとする。

屈折するひとりが見る世界は、
どんなだろうか?。

では、
もうひとりがいるとする。
だから、
 ....
のりしろを見つけました。

観察しても、
どちらがのりで、
どちらがしろなのか、
わかりませんでしたが。

とりあえず。
貼り合わせてみましょう。

のり( ....
死はすべての死ではない。

恐るべき人。
炎の十字を掲げ、
杭を打ち、
殺す。

幾たびも、幾たびも、
訪れ去って、逝く。

わたしの死は死ではない。

 ....
日に夜をついで、
月の影をかいくぐり。

地平の弦の彼方、
鬼は羽ばたく。
戯れ言は、
繰り返された。

繰り言は、
聴き飽きた。

咀嚼なき言葉を吐くな。

飲み込んで、
味わうがいい。

それがお前の、
侮蔑だ。


 ....
未来に向かい、
書き残しておこう。

わたしが、
まだ。

音楽に対し、
純粋な今のうちに。

やがて時が経てば、
忘れてしまう。

こんな感情など。
 ....
月の滴り糧にして、
傾くが儘に流れ征く。

果ての浄夜は音も亡く、
地を這う我影、
唯ひとつ。
底のない鏡に向かい、
自戒を込めて。




近しい人に、
わかる言葉だけで、
書きはじめると。

あなたは途端に、
「うた」を喪います。

声 ....
「あなたはね。
 卵から生まれたの。
 それはそれは痛くって、
 とっても大変だったのよ。」

それが母の口癖だった。

嬉しいことがあったときも、
悲しいこと ....
隣の白蛇が、
皮を脱ぐ。

彼は失恋すると、
いつも絶食して、
いつも脱皮する。

センチメンタルなのだ。

脱皮する少し前から、
蛇の目は白濁しはじめる。 ....
君の為に書こう。
君に向けて書こう。

そう決めて、
昨日一日、
ずっと考えたけれど、
何も書けなかった。

だから、
平凡だけど、
こう書くよ。

お ....
救急車が来ない。

だから、
ないてみた。

ぴぃーぽー。
ぴぃーぽぉー。

ぴぃーぽー。
ぴぃーぽぉー。

救急車は来ない。

周りには、
こんな ....
ガラパゴスで恋をして、
ガラパゴスで眠りたい。

わたし、
ひとになれません。


きっとね、
こんこんこん。
と、
扉がいったので。

とんとんとん。
と、
返しました。

外に出る。
と、

誰もいませんでした。








 ....
電池が切れた。
電池は切れていた。

もうずっと前から、
電池は切れていたんだ。

嘘を付いていた、
まだ動くから。
切れてない、
演技していた。

怒る ....
沸かしている。

こんな朝には、
カフェインが欲しい。

紅茶が飲みたい。
紅茶は飲めない。
願を懸けているから、
飲んではいけない。

だから、
珈琲を ....
三発目のライダーキックが、
不発に終わった時。
ジューの命運は尽きていた。

だが、
ここで敗北を、
認める事は出来ない。

来る金目鯛星人の襲撃を、
眼前に ....
盗んだ船で、
沖に出る。

今年の夏は、
もう終わるけれど。
今夜はらりほー。
朝まで無敵!。

右手にアルコール。
左手に紫煙。

頭のてっぺんまで、
 ....
午前三時。
君はまだ喋ってる。

冷えたパスタを、
フォークで突っついて、
ぺちゃくちゃり。

ワインを、
手酌で注いで、
ごくり飲み干して、
ぺちゃくちゃ ....
たりぽん(大理 奔)さんのPULL.さんおすすめリスト(67)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「_にぽぽ島から、こんにちは。_-_にぽぽ島お昼寝だより、そ ...- PULL.自由詩14*06-7-28
「_向こう、で。_」- PULL.自由詩12*06-7-25
「_ねむりん。_」- PULL.自由詩8*06-7-24
「_じめじめ。_」- PULL.自由詩7*06-7-22
「_ナパパホパパ・ヘパ・ウパパヤ。_」- PULL.自由詩12*06-6-14
「_雨眠。_」- PULL.自由詩11*06-4-12
「_金曜日の果実。_」- PULL.自由詩7*06-3-3
「_っぽ。_」- PULL.自由詩19*06-3-2
「_けもの。_」- PULL.自由詩4*06-3-1
「_日曜日は雨で。_」- PULL.自由詩13*06-2-26
「_き。_」- PULL.自由詩4*06-2-23
「_屈折した火曜日。_」- PULL.自由詩9*06-2-21
「_のりしろ。_」- PULL.自由詩10*06-2-5
「_緋譚。_」- PULL.自由詩5*06-2-3
「_夜躍。_」- PULL.自由詩6*06-1-31
「_侮蔑。_」- PULL.自由詩7*06-1-20
「_みゅーじっく・らいふ。_-_その、いち。_-_」- PULL.散文(批評 ...17*06-1-19
「_夜旅。_」- PULL.自由詩12*06-1-16
「_底のない鏡。_」- PULL.自由詩6*05-12-14
「_たまご。_」- PULL.自由詩15*05-12-11
「_皮を脱ぐ。_」- PULL.自由詩16*05-12-8
「_ぷれぜんと。_」- PULL.自由詩14*05-11-10
「_ぴぃーぽぉー。_」- PULL.自由詩13*05-9-25
「_がらぱごす。_」- PULL.自由詩13*05-9-20
「_こんと。_」- PULL.自由詩16*05-9-16
「_電池が切れたら、さようなら。_」- PULL.自由詩20*05-9-15
「_沸騰しない。_」- PULL.自由詩11*05-9-14
「_君よ、チ玉を守れ!。_」- PULL.自由詩12*05-9-2
「_湖面にて。_」- PULL.自由詩5*05-9-2
「_それからどしたの?仔猫ちゃん。_」- PULL.自由詩13*05-8-31

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