お薬を飲んでいる時と
お薬を飲んでいない時
どちらが本当のアタシで
どちらが本当の世界なのかな
そう思うたびにアタシは悲しくなって
紅のラインを手首に引いてみるんだ(何本も)
いつか再び
 ....
きみのかあさんになりたい
お洋服を手縫いしたり
陽に透けるきれいなゼリーをつくったり
おひざにだっこして絵本を読んだりする
いつも子育てのことで
はらはらと気をもんでいる

きみのとうさ ....
僕に関係の無い人が笑っている
僕に関係の無い人が泣いている
僕に関係の無い人が風に揺れている
僕も少し風に揺れながら口を開けて
あの日のことを思い出そうとしている
あの日、が何のことなの ....
灯りが消えた薄化粧の町に
虫の音が凛々と聴こえてくる
寝返りを打つ度にそれは消えて
いつしか枕を床に落とした

朝の気配に喉を枯らしながら
公園の蛇口を回して飲むと
次に誰が使うかも分か ....
ほんとのこと言うとね
っていいながら様子見をするのはやめて
全部ほんとのことを言って
それが無理なら全部嘘を言って

愛されたい
それが私のほんとう
膨張が限界に達し

この世界が走馬燈を見終わったら





想像するだけでわくわくが止まらないわ
 
魅力的なレストハウスが多い街老若男女誰でも好む

この街に再開発の波が来る老朽化したエリアの立ち退き

初夏の風全身で浴び一体化深呼吸して生きてる実感

喫茶店の雰囲気に染まる人々の声も笑 ....
愛はみずうみ、湖底の起伏をすみずみまで満たすもの。欠落やひび、果てのない深淵さえも無限に満たしていく。魚たちは浅く深く光を伝達し、水草は緑色に微笑んでいる。僕は僕という風景の連なりを君に映写した。 .... メーターが振り切れそうになる
一秒当たりの時間の価値だけが赤く高騰してゆく
それはたとえ休日とて例外ではない


はずなのに
具体的に何をしてよいのかさっぱり分からない
いつもの休日
 ....
波の音のような鼓動が、からだのなかから聴こえる。
何度もふたりで夜を越えてきた。
あの日、水面を踊るひかりの反射に助けられたことを、わたしは忘れない。

わたしたちには海がある。
だから何が ....
想像することと嘘をつくことは
とても似ている

ときには一緒の場合だってある
愛がどちらの顔も持っているように
男がエデンの{ルビ欠片=ピース}をひとつ拾う
女もひとつエデンの欠片を拾う
二人は寄り添い夢を見た
悲しみも争いも飢えもない
身も心も裸のまま
愛し愛される生活を

男がまたひとつ欠片を ....
晴れた日は、空が大きな青信号になっている。
だから、前に進もう。
夕焼けの赤に立ち止まるまで。
張り裂ける胸の痛みに至らないそんな悲しみ君の葬列

君は鬱それがきっかけ僕も鬱 うつうつとで黙々と食べ

俺の値を幾らくらいか値踏みせず抱かれてくれた君愛しい

雨降れば僕は貴女の傘になる ....
今逢いたい人がいる

懐かしい人
お世話になった人

何処にいるのだろう
何をしているのだろう

時々気になって
色々考えを巡らせる

タイミングなどもあり
なかなか逢うことが ....
隣で微笑む
いつも
心を掻き毟り
時には
優しく包む様

痛みを伴うが
快感も

どうしても逃れない

死という友
ぽたり

心の壁の左下の
しみったれた蛇口は
しまりが悪くて
思い出したように
言葉が滴り落ちる

気紛れに
小さな器で受け止めて
液晶の畑に撒いてみるけれど
発芽するのは
 ....
カッターの薄い刃を腕に当てて
林檎の皮剥きみたいな技で
赤い血を見れば生きた心地する

人に優しくできない私も
同じ赤い血が流れていること
誰かが反対をしたとしても
少しは誇りに思ってい ....
ミルクが甘いのは
優しさが 詰まっているからかな
ちょっと 胃が キリキリと痛む日も
何となく 柔らかなイメージで
喉を 潤して くれるから

赤ん坊を抱くと
いつだって ミルクのに ....
欲しいものは欲しい
なんとしても欲しい
どんなことをしても欲しい
誰かを傷つけるようなことがあっても欲しい
かもしれない

欲しがらないようにはならない
欲しくってないものねだりまでする ....
おばあちゃんには
今日のことも昨日のことも
おんなじイチペイジ

去年のこともずっと前のことも
さっきとおなじ場所にあるの

さがしてるいつもね
あったのにねって
ここにおいたのにね ....
無責任 無計画に人は産み生まれてくる
父は初め父ではなく
母は初めから母である
境界線があるようだ
個でありながら個を生む
どちらにも言える事なのに
境界線があるようだ
母は初めから母で ....
ふっているのに
ふっていないとあなたが言うのなら
ふってはいないのだろう

あめは濡らすばかりではないから

あなたと私に
ただ触れてゆくあめもゆるそう
先ずは一番に人の心から中身を泥棒したい
その為には甘い言葉で優しく近づき、嘘をつき始めなくてはならない
豊富に偽りを重ねかさねて相手の心から盗み取るためにそれなりの努力を怠るな
良心の呵責は最初 ....
野獣さん、泣かないで。
あたしの、こころは、美味しくなかった?

あれだけ、熱心に、むしゃぶりつき、
ひとかけら残さず食べきってしまい、
終いには、
骨までボリボリ噛み砕いてし ....
涙を、

光ばかりの静寂に落とす

邪悪な光は冷気の中でたどたどしく転び

火だるまになる

器を焦がしてしまった

とても新鮮な空気を吸いながら

涙を、

月の中の悲し ....
揺れるものが好き
たとえば 暗闇を照らす蝋燭の炎
野々もの風に吹かれる名もなき花
揺れるものが好き
たとえば たとえなくても
男を思う女の心
別れる際の抱擁

揺れるものが好き
揺れ ....
社会不適合者の貧乏人が
自分を慰めるために
あるいは誰かに
「生きていてもいいよ」と
言われたいがために
自称詩人になる

しかし、いくら自称詩を書いて
投稿しても
全然慰めにならな ....
新舞子の
あやなす 岸辺に 
佇んで
消し果て 終えた 青白い
かげを まさぐり
ため息を 吐く

 
名古屋港に
出入りする 貨物船を
眺めながら
 


 
私は今日までに 数えきれない 初めて を繰り返してきた
この世界に生まれ落ちて日に初めてあげた泣き声 その時初めて浴びた光 初めて体を洗ってくれた水 初めて飲んだ母乳
それらは私の記憶の靄に飲まれ ....
暁い夕日さんのおすすめリスト(507)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
The_Song_of_Hiawatha- もとこ自由詩12*18-6-19
きみのとなりにユーレイのように- 田中修子自由詩18*18-6-10
さよなら- たもつ自由詩2518-6-8
田園- ミナト ...自由詩2*18-6-8
真実- 朧月自由詩218-6-7
体脂肪率みたいな世界- 徘徊メガ ...自由詩118-6-6
深呼吸- 夏川ゆう短歌218-6-5
みずうみ- 葉leaf自由詩418-6-5
潤い- 本田憲嵩自由詩318-6-5
満月- 水宮うみ自由詩2*18-6-3
想像と嘘と愛- HAL自由詩6*18-6-3
エデンのジグソー- ただのみ ...自由詩7*18-6-2
晴れた日は- 水宮うみ自由詩3*18-6-2
感傷- こたきひ ...短歌318-6-2
懐かしい人- 夏川ゆう自由詩318-6-2
そばに- kino125自由詩218-6-1
蛇口- nonya自由詩17*18-6-1
クーデター- ミナト ...自由詩218-6-1
みるくてぃー- 藤鈴呼自由詩3*18-6-1
欲しい- 坂本瞳子自由詩4*18-5-31
おばあちゃんのおはなし- 朧月自由詩318-5-31
ご利用は計画的に- 徘徊メガ ...自由詩318-5-31
赦しのあめ- 朧月自由詩518-5-30
泥棒- こたきひ ...自由詩118-5-30
泣かないで、マイダーリン(野獣さん!)。- 秋葉竹自由詩418-5-29
- moote自由詩6*18-5-29
揺れるもの- こたきひ ...自由詩118-5-28
底無し沼- 花形新次自由詩218-5-28
卒寿の唄- 信天翁自由詩318-5-28
初めてを- こたきひ ...自由詩218-5-28

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