ままみて とむすめがいうとき
まぶしくて世界はとてもうすい
ままみて このせんがいたい
というむすめの 指さきに
奇蹟みたいに細くするどいきずがあり
あー これは
花、きずだよ。
と ....
地御前の牡蠣は大きく甘味強い全国的な知名度低い

旅雑誌見て情報収集し気になる場所に印をつける

もう一人自分がいれば面白い仕事も趣味も分担出来る

和菓子店似たり寄ったりの饅頭が並び新し ....
寒いけれど
プラネタリウムの屋上で

星座の等級を数えていると
水鳥たちが鳴いているのか
かきむしられる尖った声が聴こえる

見下ろすと小さな家の灯り
どこに魚が住んでいるのか
家か ....
‪この街に雨が降り続けて沈んでしまえばいい。そうすれば大嫌いだった中学時代の思い出も魚の餌になって成仏してくれるかな。海底に落ちてきた僕の肉体を見て魚たちはどう思うだろう。きっとこんな醜い生き物が地上 .... ポツリポツリ
空が泣きだした
秋の訪れは
コンコンと窓を叩き
寒さは夏を吹き飛ばす
ポツリポツリ
私も泣いた小さく泣いた
傘を待つのに誰もいないから。
いくつかのブラックホールを超えて
僕の船は宇宙を漂っている
星はきらっと輝いたかと思えば
それは一瞬のきらめきであり
あとは黄銅色の鉱石が漂う空間だった
宇宙に風はないというが
少しだけ風 ....
東京には山がない
ビルばっかりだ
人ばっかりだ
やっとコーヒーショップに座った
目の前のガラスの向こう側を
ひっきりなしに人が通り過ぎていく
俺と無関係な人たちが通り過ぎていく
何時間眺 ....
最近体調は、どうですか?

貴方、
としとると
男性ホルモンはへるんだって
さ。

へって うつ病と同じ症状になるらしい
男性更年期障害ってあるんだって。

うつ(汗?)
肥満 ....
‪駅を何度も通り越して走った。息が切れてもなお走り続けた。肺に流れ込む酸素は二酸化炭素となり空気に混ざり、大気を汚していく。ソールの減ったスニーカーはもう捨てた。目の奥で火花が散り、けたたましい音で鳴 .... {引用=   The Evening Prayer}


だんだんみじかくなる

{ルビ滴=しづく}よりも


もうきこえません


うけとつてく ....
秋らしくなってきた
朝は肌寒く感じる
扇風機は見たくなくなったから
片付けた
この間まであんなに暑い!暑い!
と言っていたのに
今は冬へ向かっている
炬燵が恋しくなるのも
あと少しだ
 ....
今年もまた稲刈りが始まった
黄金色に実った田は
毎年見ても
何か感動みたいなものを覚える
今年もたくさん実ってくれて
ありがとう!
子どものころ一生懸命に稲刈りした日々が
懐かしく思い出 ....
シンセサイザーに蜂蜜を塗りながら
いろいろと申し込む
雨も降って来たから
タートルズに写真を現像しに行った
星々が行く天球の下
みなしごハッチになっても
肘を汚しても
大きさを比較しなが ....
(OSビル前 心象風景 1 )

わたしの髪の毛が
やさしく風に歌う、

聴こえるわけない
あなたはOSビル7階 まるで
灰色のひつぎにいる亡霊

あなたに逢えない ....
猫がちひさくねてゐる
がらんとしたひる下がり

友だちの本棚に
一冊きり のこされてゐた
うすい詩集をひらく

表紙は白 何もかかれてゐない

一ページ目
「私 ....
                    昨日の雨は
                    東の街に冷たい胞子を降らせた



夜の公園の砂場
無数の傘が突き刺さっていて
引き抜こうとし ....
あーあ
こころが汚れるのっていやだなぁ。

土曜の休みには
夫婦でよく来る甘味カフェで
ふたりカキ氷を食べて
彼女はマンゴー
僕は宇治金時

白玉をあげて
マンゴーを一口もらうと
 ....
音楽が辺りを小刻みに震わせる時
からだが先に踊り出す人
静かなうねり 心地よい慣性
グラスの中のブランデーのように
心は 甘く揺らめいて


音楽が辺りを小刻みに震わせる時
暗い片隅に ....
       どこかの空港から
     ジェット機が 飛来し
それに応えて のどもとを震わす
          土鳩がいた

 あぁ 赤い夢を 持てなかった
          わが老 ....
いつも目にすると じっと眺めてしまうポスターがある

それは古い写真のポスターで

エンパイアーステートビルの建設当時の労働者たちの写真だ

高い高 ....
 早朝の森で思いがけず、たった今闇を超えてきたばかりの光と出会った。
 昨晩の雨で緑はいっそう鮮やかに輝き、濃い匂いが辺り一面漂っていた。
 貴方の散歩道を熟知していた私は先回りをしていつもの ....
23区の水が飲みたい 公園には裸体がある
川のせせらぎの裸体に
虫の鳴き声の裸体
私もまた人間の裸形となって
身体中から言葉をこぼしていく
仕事の息継ぎのように
溺れまいとしてとった休暇
ここには社会がな ....
女がCMで
腟感じた、腟感じた
と連呼していた
「ずいぶんオープンな
世の中になったもんだ」
私はそれを
とても微笑ましい気持ちで観ていた
そして隣にいた妻に話し掛けた

「どちらか ....
ふわりとした透き通る天使の羽は
私の顔に覆いかぶさって消えてしまいました
本当にふわりと跡形もなく
私の頬をふわりと撫でた感触のままに
消えてしまいました
ウッドデッキの
木と木の間の細い隙間に
花びらがすすっと入っていくのを見た
少し離れたところから
目を凝らすと虫が抱えていたようだ
蟻にしては大きかった
ごく小さめの細身の黒っぽい蜂の ....
たとえば
プレゼントのバジルのせいで
食卓が変わっていくように

たとえば
もらった一枚の絵で
リビングが揺らいでいくように

たとえば
誰かの存在が
私を壊していくように

 ....
アボカドカレーを
お箸で食べていたら
かすみと菫子がふたりで
ナイワ、ソレって
かちほこっていた

そこで私は
にほんじんだものって
かけていたメガネをテーブルに置き

立ち上がる ....
塵屑を捨てる人がいれば塵屑を拾う人もいる。
僕はその間で眺めてきた。
クリスマスには赤い電球の羽根。
僕は公園から煙突の下をみる。
一体何を捨て何を拾い集めてきたのだろう。
仲秋や母と二人の田舎道


仲秋や外には外の掟(おきて)あり


満月の暈(かさ)は厠(かはや)より眺む


レジ待ちと外で母待つ今日の月


伴走の母のペースや望(もち) ....
tem8744さんのおすすめリスト(31)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ままみて- はるな自由詩717-10-9
旅雑誌- 夏川ゆう短歌217-10-3
想う- 秋葉竹自由詩317-10-2
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傘はない- 花姫自由詩217-10-1
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久しぶりの東京- zenyama太 ...自由詩417-9-30
蠍座の女- 秋葉竹自由詩217-9-30
- 人はいつ ...自由詩217-9-30
晩祷- 石村自由詩12*17-9-30
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稲刈り- zenyama太 ...自由詩2*17-9-27
再開した- 間村長自由詩6*17-9-27
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- 石村自由詩10*17-9-24
街に降る- 春日線香自由詩3*17-9-23
なんてことのない- 秋葉竹自由詩3*17-9-23
音楽が辺りを- ただのみ ...自由詩12*17-9-23
秋分- 信天翁自由詩217-9-23
名もなき鼠のように- TAT自由詩617-9-23
朝の幻想- ヒヤシン ...自由詩5*17-9-23
望郷- もっぷ自由詩217-9-22
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腟カンジダ- 花形新次自由詩317-9-20
天使の羽- 水菜自由詩317-9-20
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