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痩せた身体でうつむけば三日月

足元を眺めれば
いくつもの自分の欠片が光を失いかけている
日々削られてゆくいろいろが
音もたてずに
まるで始めから無かったことのように

やりかけたパズ ....
ひるがえる
水の分子
玉となって
雨となって
降りそそぐ
鳥でさえも
ひるがえる
水の玉に
水のために
ひるがえり
ゆっくりと落ちてくる

空を見る
地に視線を落とす
ひる ....
生きてることに満足できずに
夜 眠ることも忘れて
光り輝く街に躍り出る

くやしい事ばかりで
抗うこともしないで
一人店で酒を飲む
つまらないことで喧嘩して
ゴミだめの中 ....
あまりにも わたしに声をかけてくるので
もう 会話をするのがめんどうで
左手に 自分で買った指輪をした
一緒ね

否定してもしかたがないことに
必死にこだわって 会話を進めていくと
ピザ ....
ミルクが欲しい1歳は
男が欲しい21歳に
あっけなく捨て去られる

新しいゲームソフトが欲しい12歳が
プラダが欲しい32歳の
財布から金を抜き取る

夢が欲しい33歳は
安定が欲し ....
上から下を眺めて
もし落っこちたとき
やっぱりコンクリの上じゃなくて
芝生の方に落ちたいなあ
なんて考えてるうちは
無理なんだろうな
デパートは
大好き
熱帯魚売り場と
屋上が
あ ....
困った時、お助けしてます
「今日は頼むで」
幸せになりたい
そんなオーラに魅かれて
ちゃんと、仕事しました

来る日も来る日も
皆は幸せに帰っていく
それで、いいんだ


ふと、 ....
今日は
情熱的で親密な恋の話を
させてください

私が彼に愛されたのは
彼の目が誰よりも先に
わたしを見つけた
高校1年の時
初めて使う
リップグロスの事も
少しだけ切った
 ....
豆腐の角に頭ぶつけて死ね
角の豆腐屋に頭ぶつけて死ね
豆腐屋の角に頭ぶつけて死ね
今日もわたしの手足は冷たい
だからお風呂に入ります
するとわたしの肌は乾燥して
ぴきぴきとひび割れを起こす
だからクリームを塗ります
そして靴下を履いて
布団に入ります
布団は布団乾燥機 ....
キスのやり方なんて忘れてた

なのに君は僕の気持ちも聞かずに
その潤んだ瞳で見つめて
何の前置きもなく小さな唇を
その潤んだ瞳を閉じることなく
ためらいもせずに何度も

そういう僕も目 ....
帰宅したら
水槽の中で人魚が
ぷかりと煙草を
吸っていた

煙草は健康に良くないよ
と声をかければ
貴方だって煙草を吸ってるじゃないの
と返して水槽の中に潜る

風呂を沸かす
ゆ ....
雪が融けて道の脇で泥とまみれてるから
僕の視界の半分はマーブルで
初夢の材料にはおあつらえ向きでした

 日本全国各家庭の皆々様が食べるおせちで
 ごったがえした胃の中で
 未来を失った数 ....
永劫の深淵を覗く
少年時代の自分を
背後から
突き落としたい衝動に
襲われて
気がつけば朝日で
目が覚める

用も無く
高層ビルの上空から
地面を眺めよう
すれば
黒蟻が蠢き
 ....
もうすぐ2005年
時計の針は止まらない
僕にはまだやりたいことがたくさんあるのに

心臓は鼓動を刻み続けた
酸素を吸って二酸化炭素を吐き出し続けた
それだけで生きていると思えるのなら
 ....
どうしたんだろう
今夜はひとりがさびしい
よくわからないけど
鍋焼きうどんでも作ってみようかな
彼とは別れちゃったし
次の合コンは新年明けてから
友達は彼と一緒みたい
やっぱりうらやまし ....
「なかったことにしよう」
と言われて
黙って頷いた
そうかぁなかったことかぁと
帰り道電車の中
何度も何度も考えた
とても疲れていたので
座りたかったけど
井の頭線は混んでいて
つり ....
雪が
自由にしてくれると言うの
で歩き出すと

なみだが

サクサク落ち

みみやはながぼとぼと落ち

ゆびなどもぽろぽろぽろぽろ落ちて

振り返ると
うでもあしも全部
 ....
欲しいものがなくなって
安心していたはずだった
欲しいものがあるのは苦しいから
手に入らないものは何もかも
あきらめた
はずだった
それなのに

欲しいものができた
それは秘密だ
決めた

今日
君以外の事
しない

君の名前を呼吸して
君の笑顔で働いて
君の鎖骨をおつまみに
君の言葉を食べて
寝る

今日

君以外の事
しない
痛みを忘れて天へと至るのです

道中大変険しくなっております

渡航が続きますように

たくさんの、言葉と句読点をお持ちになって下さい

お忘れになると途中の関所で引き止められます ....
もっとずっと一緒にいたかった
もっとずっと聞いてないこと
たくさんあるような気がするから
もっとずっと他愛なく笑っていたかった
わたしはさみしい
みんないなくなってしまうから
わたしが抱きしめると
みんな凍りついてしまう
わたしが好きになればなるほど
わたしは嫌われる
わたしは寒い冷たい場所に
あなたを閉じ込めよ ....
小石を蹴り上げる昼過ぎ
何を待つでもなく夕暮れ
空が海におちるようにと
その貧弱な想像力の無限
照り終わる赤い球体から
深い月が舞う暮れ闇へと
思いを馳せるものは何だ
 ....
どんよりとした激しいスピードで
こみ上げてくる感情
今夜もう少しで落っことすところだった
男の子の部屋ではいつも同じような音楽が流れてる
だから昨日の男の子と
今日の男の子が違っていたって
 ....
PS2ポータブルの

ボタンを押すと
ドン!

音がして
せかい壊れちゃった

あれ、これって
げんしばくだんのスイッチ
間違えて押してしまったよ

あれだけお母さ ....
娘は将来アイス屋になりたいと言う
好物のアイスを好きなだけ食べられるから
ではなくて
沢山の人を幸せにしたいからだそうだ

いっしょにお風呂に入ると必ずその話題になって
バニラ ....
夜に希望が見えても

朝には消えている

そんな生活に

いきなり

太陽が僕を照らしたのか

それとも

君が僕に微笑んだのか

僕の一日は

とても

 ....
あなたからLCVEというものをもらった
なんですか
ときくと
かけちゃった
とあなたはにがわらいした

よくみるとそれはLOVEのOがかけているものだった
どおりであなたがさいきんかえり ....
2度目の冬

今朝
あの日と 同じ
目が覚めると 電話

「もしもし 俺」


「うん」
そうとだけ言うと
ほっとして

困ったようなやさしい苦笑が見えた
39回目の長 ....
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