痛む足を引きずって
遠くの街からやってくる孫娘の手助けを支えに
お茶とお菓子を出す齢88の祖母の姿は
台座に座り穏やかに微笑む仏様よりも尊い。
二人で並び茶をすすり
縁側で転寝をする秋の ....
生まれたての雛のように
目を閉じて口を開けて
与えられることだけに縋り
巣立つ意志を持たず
かつて殻を破ったときの
本能を忘れて
生きる それは 生きているのか
人に尾を振り愛想振り撒き ....
Syuiti Kitaoojiさんのおすすめリスト
(2)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
おばあちゃん
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梓ゆい
自由詩
3
16-11-30
ホワイトカラー
-
たいら
自由詩
1
16-11-29