琥珀の展示会に立ち寄った。琥珀は天然樹脂の化石で、樹液が高温・高圧のもと長い時間をかけて結晶化したものだ。中国では、虎が死後に石となったと信じられていたことから、「琥」の文字が使われている。
琥珀の ....
くすぐったいほどに会いたい
あなたはイメージそのもの
手を伸ばせばすり抜ける
あなたは実在していないから
ただ陶酔だけをくれる
眩しく形のない憧れ
熊たちは夜をかみ砕き
蜂蜜の朝を得た
意味の羅列を踏みこえて
あたらしい夢をみるんだ

配管 像 通勤ラッシュ
茜色 ポリタンク 出されない葉書
僕の隣は空き続ける
なされなか ....
ニューヨークに人がいるね
ここはニューヨークではないけれど
人がいるね
ささやかな日々があって
日常があって
ニューヨークではないけれど
収集車が僕らのゴミを運んで行くね
話す時 ....
夜通し
狭くて暗い
空飛ぶ輸送機に乗って
発着場まで
みんな順番待ち
大人しくして黙って

雪の降る静かな朝に
古い鞄に必要なものだけ入れて
お弁当は少し
おやつは沢山
あげたい ....
壊れた室外機に腰を掛けて
春が来るのを待ってる
いくつも季節は過ぎていくのに
春だけがまだな気がする
私は雲ではないけれど 
春が来たら食べたいものを思い浮かべ
その食べ物に
う ....
蜘蛛に触れたい
蜘蛛に
あなたの脳に棲みたいと言われたら
空けてあげたい


雀に触れたい
雀に
あなたのうなじに棲みたいと言われたら
開けてあげたい

 ....
これはマトンじゃないか、と
あなたは給仕を呼び
ラム料理を注文したはずだと繰り返している
私は一人まだ上り坂の途中だから
坂道は緩やかで本当に助かっているけれど
お店の姿も形もまだ見 ....
いまでも隊長の口癖を覚えている
カ行が大事
そして、その晩にはこう付け足した
こういうついてない時には、特に
たしかにその晩のチームは不運だった
おれと隊長は二人で侵入したビルで爆破テロに巻 ....
鉄の雛鳥が川を分ける
岩の生きものが川を進む
彩雲が谷に落ちてゆく
雨の骨の門がひらかれる


どこまでも深く深く
突き刺さる雨音の上を
踏みながら飛びながら
歩 ....
地図を描こうとすると
夜は止まる
胸も水も
苦しくなる


鏡に映る
さかさまではないもの
最初から最初から
さかさまなもの


夜の皮をつかんで伸ばし
夜で ....
  永遠なんてなかった
   わたしのなかでだれかがいった


   朝を愛するひと
  止血できない夜明けの影
  星をみつけたことがある
  とてもしずかな
   星をみつけたこと ....
朝起きて
窓を開けて
おはようございます
って言わずに
詩を書きます
って言ったんだ

そしたら俺は詩人になった
遠くで老婆がこっちを見ていた
詩人になるのは
詩を書くよりも簡単なこ ....
雨 雨 孕む雨
雨 雨 流す雨
水がしばらく水でなくなり
再び水に戻る時
雨粒の間を 越えてくる声


真夜中の光が隔てる心を
多くの花が見つめている
誰 ....
岩の集落に刺さる虹
色を失い降りる鳥
横倒しの如雨露から流れる曇
ゆうるりとゆうるりと線路を覆う


家の何処かで
茎が動いている
片方だけ 葉が幾重にも重なり ....
「こんなものがあれば、魔法など必要ないではないか!」忌々しく、アイソニアの騎士が呟く。
その傍らで、エイミノアは言葉を失ったままだ。そして、ヨラン。
「この世界には、剣や魔法のみがあるのではありま ....
私は調和をもたらしに来たのではない
争いをもたらしに来たのだ

帰ってくれ、と
無理からぬことだった

{ルビ永遠=とわ}とは十和
十和色のハーモニィのことぞ

和すのはいいですねぇ ....
生きるのが辛いというのも
経済的に辛いというのもある
これについては好景気を望むばかりだ
思惟的に辛いというのもある
これについてはBe a rock star (?)

大体、僕は経済的 ....
とうとう名を知らないままその人はいなくなった
知る機会は色々あったのだが
誰かが呼びかけるのを
耳にしてもすぐ忘れて
次があるしと思っていたが
次はなかった

寡黙なその人は昏い目をして ....
あべしは改心しないまま死んだって言うんですよ
ステージが低いまま死んだって

おっと怪しげな宗教臭
そもあなたは改心の見込みがあるんですかと

ないな、うん、ない
四十過ぎて改心とか無理 ....
カードを切っているのは
何も考えたくないから

手触りだけで
ひと時真っ白になれる

占いなんて嫌い

数字や絵に意味を持たせたら
世界が終ろうとするだけ
たぶん世間の醜聞や怪奇譚を
編集者が集めていて
それを作家に耳打ちするのだ

元ネタが、0から作るんじゃないんだ~
そりゃそうさ
0から作ってるのは僕くらいのものだよ

ただ霊感を受け ....
「では、何だと言うのか? この部屋は、我らを閉じ込めておくための、
 牢獄ではないと言うのか? オスファハンは、
 エインスベル様の、そしてクールラントの敵に違いないのだ。
 祭祀クーラスとも通 ....
どんなに濃い風が吹いてももう思い出みたいなものしか書けなくなって、
名前はもちろんその表情、片側に多いほくろや厚い手のひら、
柔軟剤の匂い、街の音も乗り換えかたもぜんぶ変わって
そりゃあ ....
午後を歩き
空を吸う
斜めの鉛芯
やっとひとつの島を巡る


空から落ちる花の軌跡
声はずっと声のまま
水たまりの上を旋回し
宙に桃色の輪を描く


雨の明るさ ....
長い水の針の影
口から羽と血を流し
すべての鍵盤に蝋燭を灯し
弾いては倒れ 弾いては倒れる


指の動き 空気の根
傷の痛さ 爪の長さ
腕ふるわせ 指ふるわせ
空 ....
財産はささいな歳月のなかさ


時空を飛び越えてポテトチップスに


変わらないかわいい川の岩乾く


夜をほどいては引用された星


きみと見ていたアニメのオープニング

 ....
「軽々な発言はしないほうが良いぞ」
エインスベルは、振り向かずに言った。
「ご安心くださいませ。わたしはあなた様の味方です。
 そして、祭祀クーラスを憎む者です」リグナロスの声が響く。

「 ....
夜を越えてぼくらは生きてきた
いくつもの世界をたずさえながら

時を言葉に変換してやっと生きてきた
ぼくの笹舟は銀河のどのあたりまでゆくのでしょう

ぼくは僕であることが面倒くさくなって
 ....
「ハーレスケイド? そんな幽冥界の名は聞いたことがありませんが?」
「それもそのはずだ。他国の文献には載っていまい。
 ハーレスケイドは、時間が止まった冥界、とも呼ばれている」
「冥界? それは ....
yatukaさんのおすすめリスト(705)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
琥珀- やまうち ...自由詩2*23-1-9
イメージ- 木葉 揺自由詩8*23-1-9
パンの朝、蜂蜜の朝- はるな自由詩923-1-4
日常- たもつ自由詩522-12-28
夜明け- ふるる自由詩722-12-22
春待ち- たもつ自由詩722-12-18
ノート(蜘蛛_雀_ヒト_霧)- 木立 悟自由詩422-12-1
折り鶴- たもつ自由詩422-12-1
カ行が大事- ゼッケン自由詩222-11-23
水の地をすぎて_Ⅳ- 木立 悟自由詩422-11-21
水の地をすぎて_Ⅲ- 木立 悟自由詩222-11-21
冬の詩人- 丘 光平自由詩1022-11-6
詩を書きますって言ったんだ- 宮木理人自由詩222-10-30
水の地をすぎて_Ⅱ- 木立 悟自由詩322-9-15
水の地をすぎて- 木立 悟自由詩322-9-15
ハーレスケイド、探索(三)- おぼろん自由詩2*22-9-5
永遠とは- りゅうさ ...自由詩322-9-4
一をつけよ- りゅうさ ...自由詩322-9-2
あの人- ふるる自由詩922-8-24
宿題- りゅうさ ...自由詩3+22-8-6
ランスロット- ガト自由詩3*22-8-3
歌草- りゅうさ ...自由詩222-7-25
地下室のヨラン(三)- おぼろん自由詩2*22-7-23
蝶蝶の缶詰- はるな自由詩522-7-21
曇間と門前- 木立 悟自由詩322-7-19
水と焦土- 木立 悟自由詩122-7-19
ほどいた糸を- 水宮うみ川柳3*22-7-13
リグナロスとエインスベル(二)- おぼろん自由詩3*22-7-11
夜を越えて- マークア ...自由詩822-7-10
オスファハンと盗賊ヨラン(十一)- おぼろん自由詩2*22-7-8

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