落ちこぼれの僕たちは、硝子瓶の外へこぼれ落ちてしまおうぜ。
美しいだけの硝子瓶の外へ、泥臭いトレッキングブーツを履いて。
さんざんなめに逢ってきた
それもこれも世の中には最新の詩人という方がいて
どういうわけか目を皿のようにして
悪人を捜しているからだ

皿のような目は怖い
漁師が魚を捜すように
警官が盗人 ....
綿よりも軽いシナリオと
彩りのない映像で
海に向かって歩く度
割れていく海を記録する

無数にそびえるアンテナに
届くことなく墜ちていく

砂の日々、風に流され遠ざかっていく
台風の ....
  ただ
  ひとつの静けさだけがあった

  かわいたみずのように
  砂はうまれ
  あなたといった

   ひらかれた
  陽のざわめきは
  たえきれない茎のように

  ....
テレビ電話がリアルになってしまった
あの棺のようなディスプレイに写っている
人物の言葉より
その背後のほうが多くを語っている

たとえば本棚を背に選んだわけとは…
いったいなんぼで ....
片田舎の単線はこころの隙間を
ゆっくり増やしてゆく時間がある
まるで泥水のなかを泳ぐように
深くヘッドフォンを刺す

信号のない、点滅した街の
壊れたコンクリートの道を
みんなに ....
夜目を利かす空缶の欠伸は止まりそうもない。
おまけについてきた可愛らしいカーボン紙
適度に爪で惹くとたのおしくもある。
何気無しのへのへのもへじ
舌を伸ばしている、漆黒の猫、みたいな。
のび ....
森進一が歌う『港町ブルース』に次のような一節がある。

  背伸びしてみる海峡を
  きょうも汽笛が遠ざかる

コロナ疲れですこし気が滅入ってしまった最近のとある日のことだった。
がばっと ....
おおきな蟷螂に驚いて、みつめてると
君は私の隣に来てくれた。

翅を広げ、鎌をふりかざし
怒りに震える、君にも似たそいつ。

綺麗な横顔が、話しかけてくれるのは、
世の中は、間違 ....
死の想起
誰の中でもそれは
不意に頭をもたげる

胸の奥から
こみあげる
苦いかたまりが
のどをふさぎ
徐々に
体中を圧迫してゆく

苦しみというより
ただ苦く

 ....
外は土砂降り
苦楽を共にする愛車の中で
粒々になったフロントガラスを眺め
雨の音を聞き
大音量でアイドルソングも重ねて聞いて

コンビニで買った夕飯を咀嚼する
アイドルの声が可愛けれ ....
夜明けの太ももは
物事を知りすぎて
動く気配もない
左よ、流れろ

真夜中のフラッシュバックに
首筋が次々と
反応したからなのか

カーテンの隙間に殺菌される
右脚が
あきらめ半 ....
むらさきの
山と山のあいだに
真っ黄色の
満月がみえる
ようかん

栗羊羹

爪楊枝で刺して
爪は刺さないように食べて

妖怪のフリして眼鏡を
牛乳瓶の底みたいに
し ....
抒情という故郷にはもうかえれない
父母を墓苑に棄てた罪状は計り知れない

閉ざされた街に住むと
誰ともつながれないようになる

パッケージされた夕食が配信で済んでしまうのなら
目玉焼きと ....
哀しい瞳のような朝焼けの
青とピンクの
光芒をなぞっていく
電柱線
午後には
千千に千切れて垂れ下がる
といっても
ウソのように
凛とした風が吹いているこの5月の霞の下は
肌寒く
 ....
けさはまだ、青い空を
みていない、夢の中

ターミナル駅へ向かう、雨

見上げても、雨

『好き』のまざった、雨

『好き』なら、棄てた、はず。

あたりまえのように、棄てた
 ....
 

今夜は魚の塩焼
ちょうど良く焼き上がって
美味そうだ
食べようと箸を近づけたそのとき
そんなはずあるまい
魚と目が合った
どうかしたのと向かいの母が尋ねるので
なんでもないよと ....
世界は眩暈がするほど傾いていて
正解な円など誰にも描けやしない
眠りの中に真実の夢は芽生えず
寂しい亡霊たちしか生きていけない

それでも風だけは懐かしい痛みを
お前に与えてくれるだろうか ....
手羽先の濡れた小骨を齧るとき犬歯は犬の名を思い出す

Stay home, 群れなし吠ゆる習性のわれらにめぐる沈黙の春

田蛙も猫も恋せよ喉甘く無人の街にこゑ満つるまで
指の強張りの理由は不明だった、時間は渦のように暴れながら不均一に流れ、少なくともここからでは確認することの出来ないどこかへ静かに落ちて行った、午後になってから隠れた太陽は結局そのまま今日の役目を終 .... わたしには
芽もある葉もある花もある
わたしはひとり涙をこらえた


わたしには
目もある歯もある鼻もある
わたしは一本ただ立っていた


そんなめで
翼をみ上げるものどもよ ....
言葉には
口から出る言葉と
思いや考えを文字に託す言葉
以外に

口には出せず
口には出さず
日記にも残せない
残したくない

言葉を持っている

人は生きているあいだに
死 ....
アラームの数分前に目が覚めるのは
朱色青磁って名前の守護霊のおかげだということに
人生で初めて気づいた

睡眠中にアイデンティティフィルターの書き換えと
朱色青磁との作戦会議をしている
 ....
名前が
水たまりに落ちてて
のぞくと君が宿った
空のひろい方を
私は知った
朝起きて
カーテンを開ければ
片目の右は色を失い
半分白黒
週刊少年ジャンプ55ページみたい
左から右
スズメバチが私の視界を横断する
鮮やかな黄色の体躯
右に移れば
腹の濃い黒と薄 ....
へやは荒れているが
珍しく
わたしのこころは穏やかだ
くすりで
目が
バチバチするが
わたしのこころは穏やかだ

天とか
宇宙とかから
エネルギーは注入され
(そのエネルギー ....
これでナチのような弾圧や監視や脅迫をしなくとも、大衆を思い通り制圧できる方便がみつかったと喜んでいるやつらがいる。
こないだ旭日大綬章とかいう勲章を受けたあのガイジンなんかもその口だろう。
かんた ....
挿し入れてしばし抽送のち射精無に継ぐ無なり死に継ぐ死なり

‪そがたとえ何十糎あったとて貫けはせぬ触れられもせぬ‬

セックスを鉄骨と言いかえてみるハローグッバイきみと鉄骨
そうこうするうちに
なんだかつめたい夕暮れがきて、

影たちがふれ合う
街は灯る
日々は揺れ
そこかしこで蓋がひらかれる

完全な夜がどこにもない
まぶたの裏にも
スカートの中 ....
その堤防は黄昏に
染まる海の静かな波の音に
つつまれていた

おだやかな心象風景のなか
ふたりだけが
迷っていた

それは
爽やかな夏の音楽が
昼間は鳴り響いていたから?
 ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(4790)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
落ちこぼれ- クーヘン自由詩220-5-29
火炙り、眼撃ち、爪剥がし- 一輪車自由詩120-5-29
自由な火の鳥- 邦秋自由詩1*20-5-29
ばら- 丘 光平自由詩120-5-29
覗き背後- ナンモナ ...自由詩220-5-28
JKだって自殺したい- ゆるこ自由詩4*20-5-28
手探り- ヱ昊 稀自由詩120-5-27
きょうも汽笛が遠ざかる- 一輪車散文(批評 ...5*20-5-27
いいわけ、残月- 秋葉竹自由詩220-5-26
それでも今は- シホ.N自由詩220-5-26
遮断- 三月雨自由詩120-5-26
代謝- 木葉 揺 ...自由詩420-5-25
まごころ- 秋葉竹自由詩520-5-25
マルコポーロの旅- 梅昆布茶自由詩820-5-25
水屈み- 一輪車自由詩8*20-5-24
それからの、雨- 秋葉竹自由詩220-5-23
命日- 自由詩8*20-5-23
また生まれておいで- もとこ自由詩420-5-23
野犬同盟- 紋甲メリ ...短歌1020-5-22
カウントを取るにはビートが染み込んでいなければならない- ホロウ・ ...自由詩2*20-5-21
翼をみ上げるものどもよ- 秋葉竹短歌320-5-21
はじめに言葉があった- こたきひ ...自由詩220-5-21
朱色青磁- 朝焼彩茜 ...自由詩220-5-20
空が落ちてる- かんな自由詩11*20-5-20
色覚半半- 秋也自由詩6*20-5-20
習慣- 田中恭平自由詩220-5-20
味をしめた奴らの次の手- 一輪車散文(批評 ...7*20-5-19
性交- ブッポウ ...短歌220-5-19
なんだかつめたい夕暮れがきて- はるな自由詩720-5-18
小虹- 秋葉竹自由詩520-5-18

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