勢いを失って
引き下がるように身を{ルビ拱=こまね}いて
椅子を押しつぶすばかりの
巨体を投げ出して
{ルビ俯=うつむ}くだけの部屋
その午後

汗ばんだシーツは皺くちゃになって
塵 ....
シーソーの両端にふたりで乗ると
どちらか重たいほうが地面に着くんだ
シーソーに乗る前から分かるものなんだ
どっちが重たいかってことは
駆け引きなんてものはない
君がいくらわたしの方が
重た ....
あなたは、あなた


ぼくは、ぼく


逆立ちしたって


違う人間だけど


手をつなげば




わたしたち







 ....
あの人の夢をみました。


夢の中のあなたは


いつもよりちょっとやさしかったな



   あなたと手つないだよ



   いっしょにおさんぽ ....
こんにちはおひさしぶりです
おげんきですかわたしはまだ
あのひからとくにかわりなく
しあわせにくらしております

こんばんはおひさしぶりです
きょうもあつくてたいへんで
それでもつら ....
Knock, Knock...
Knock, Knock...






http://www.ismusic.ne.jp/prof_pull/image/E ....
耳をふさぐと雨は遠くの国みたい 目をふさぐのをためらいながら



台風の日だというのに 僕たちに降る風はもう諦めている



キャミソール の 裾 を破いてもう少し生 ....
  ( ビーズで編んだ
  クリスマス・リースを
  
  (ももよ

  君にあげよう
  いま君はベッドのなか

  ももよ
  
  遊びつかれて
  ねむろう ....
                    115時 @ハト通信

ほんにかいてあるとおり
クッキーをやいた
すごく
おいしかった
                    137時 @ハト通信

ただひたすら
ひとつのことばとむきあって
なんどもかきなおして
それでもまだ
かきなおす
あともうすこし
すぐそこに ....
●●●●●●●●●
●●●●●●●●●
●●○●○○●○●
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●●●●●●●●●
●○●○○●○●●
●●●●●●●●●
●●●●●●●●●

白い犬を一匹飼ってい ....
見知らぬ街の
見知らぬ看板に
見知らぬ字で
見知らぬ言葉が
書いてあったんだよ

と見知らぬ人が
僕に話し掛ける

気弱な僕は
あなたを知らない
と言えなかった
テレビなどを見ていると
むかし憧れていたアイドルたちが、みんな
おじさんやおばさんになっているのにビックリする
そりゃあ、僕らも歳をとるわけだ
で、最近、酸っぱいものが無性に食べたくな ....
まぼろしのように

いつも 私の中にある

アパートの風景は

やはり もう まぼろしで


罪も 罰も まぼろしの中を

たゆたっています


アパートの風景は

今 ....
たとえば 

いま抱えている自分と他人の関係について
どうにも腑に落ちないこと
それを 
はっきりと確認しないまま時に流されること幾久しく
その無念さといったら
一生の三分の一を無駄にし ....
 小学校3年生の時の担任のN先生は、子供に作文や詩を書かせることによって、考える力、生きる力をつけさせるということを提唱し、本も沢山書いている方でした。
そして、授業中やそれ以外の場所で、草野新平や ....
僕は笑いながら凍えている
まだ熱の残るトーキョーで
熱を抱えながら凍えている
汚す雨を乞うて
ひざまずき乞うて
洗い流さぬ夜に酔うて

降り注ぐはネオンの白夜

僕は笑いながら死んで ....
ホッとあったまる瞬間
湯気の向こうに君が揺れている
ふふふっと君が笑う
ポッとあったまる空間
煙以外の 白い息が
出るような夜は
窓を開けてから布団に入る
まっすぐにねむれますように

温かいもの求めてるのに
さびしいだけなのに
どうしてゆがんでいってしまうかなあ

誰の ....
しりきれとんぼの君に
まる
いつもあたらしいおもちゃの方を向いて
振り向くこともなく
ぽいと捨てられた君のおもちゃに
まる

おけらの君にまる
最初の意気込みと
投げ出す言い訳の愛し ....
かぜをたべて
いきているとりを
たべて

かぜは
なんだか
かなしいきもちになった
おおきなみずいろのそらを
とんでいるとりはじつは「か」で、
じんせいこんなもんだと
しんみりおもうのです。

きみがとっぴょうしもなく
かたをポンポンするから、
なきそうになります。 ....
軍艦巻きは週に一度
それが我が家のおきて

ちぐりす飲んでゆうふらてす
シャバのシャバダバ
シャバダバ・ダバダ

うちのじーさん、ひーじーさんの子供
じーさんの子供はとーさん
 ....
暗闇に
浮かび上がる 無駄のないシルエット
黄色く光る 大きな丸いふたつの眼だけが
無表情にこちらを覗いている

バルタン星人だ。

両手のハサミを重そうに持ちあげ
分身を残しなが ....
灰レース纏う胎陽に砂糖、飴の紅狂いはhigh化
背信車問う、So土星に逃走 千℃の粒子ngのソングも
土星の塩板記録済ミントが先頭in苛岳より蘭が針落とす
Run!とすケープに灰と惰雲の降火、賛 ....
ふと まなざしを

そらした時に

そこにある

とても深いものに

ふれる

次の瞬間には

忘れてしまうのだけれど
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