久しぶりに電話してみる
着信音が十回で、切る
内心ホッとする
まもなく向こうからかかってくる
少し慌てる
「なに?どうかした?」
声を聴いて安堵する
「いやどうもしないけど。今話せるの? ....
わたしの中の赤ん坊がむずかり出した

わたしの中の幼児が仰向けになって手足をバタバタ

わたしの中の小学生が精一杯下品に悪口を言う

わたしの中の少年Aがナイフをチラつかせ睨む

わた ....

「イメージングLABO」




山? さん、 三 描っけ 欠っけ、、
さんかっけ ――が、

頂点から崩れるような感じで上に吸い込まれていく
だんだんと上の方から 上に向かっ ....
みぎひだり ほろけた蝶 比翼と過ごした私と猫と
靴ひもを 結ばぬ怠惰に 縁丸く濃紺に矢継ぎ早な窓辺から
線路沿いに不明な景色のなか
命ひとつを浮かせて身から剥がし終えたと

ひととせを十は巡 ....
なんか思いつく詩
まずは書いてみる詩
とりあえず公開する詩
とりあえず貯蓄する詩
とりあえず投資する詩
こうやって繰り返す詩



何もかもが
誰も彼もが
思から始めていく詩 ....
視界にはたくさんの目がある。
開いた画面に浮かぶ目玉は、
口になって牙を剥き出している。
口になった牙を生やした目玉が
私の目を喰らおうとする。

瞬きひとつでページをかえると、
今度は ....
庭園には
緑とプールがありました

ぬったりとした
湿度が

緑もプールも
育んでいました

私は蛇になって
ゆっくりと水に潜り

濡れた体で
緑の上を這ってみました

 ....
いつからだろう、
胸になにかができたのは。
胸のなかの何かは、
柘榴のように真っ赤に青い。
柘榴のなかにはちいさな
部屋があって、
その部屋のなかには、
ちいさくなった私がいる。
 ....
ミサイルは
花のうえをとんで
どっかいった

あぶないから
線の内がわをあるこう
くるまが、ほらこわいよ
というと
花がはじめて
こわい
といった

ミサイルも
 ....
得体のしれないものが浮かんでいる
球体なのか
立方体なのか よく分からない
時々 雀がとまる
もう一年以上浮かんでいる
雨で落下するわけでもなく
風に流されていくわけでもなく
そこに 浮 ....
幽霊さんのおすすめリスト(40)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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憂鬱なマトリョーシカ- ただのみ ...自由詩7*16-7-30
イメージングLABO- ハァモニ ...自由詩3*16-5-15
ねこの死んだ夜- 04自由詩4*16-5-7
なんか書いてみる詩_- komasen333自由詩2*16-4-21
缶詰- あおい満 ...自由詩11*16-4-15
化身- ガト自由詩5*16-4-14
白い増殖- あおい満 ...自由詩4*16-2-29
ミサイル- はるな自由詩716-2-8
浮遊物体- 空丸ゆら ...自由詩1412-12-29

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