球体は弾けた
その飛散した一粒一粒の種子が
時代をあまねく代弁するかのように
ある方向へと向かって流れ出す
思い出して欲しい
白い腕が守ろうとしていたのは何だったのか
幸運の女神は目を ....
舟に乗って川を渡る。きれいじゃない水に腕を浸して、汚れたワン
ピースのすそから、小麦色の脚をのばしている、太陽もない、だれ
もこない、きみが舵をとったくせに、行方不明なんておかしい
....
せつなこと分解してことのはよむ永遠のきみの首をどうにかしてしまいたいぼくは、水彩が部屋から逃げて冬めいた色のなまえをかってにつけるきみを階段から突き落とすしかなくて、きみは笑いながら泣いている ....