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素焼きピスタチオを食べて
ビールを飲んだ夏

なにもなかったんだって
知ってるから
ビー玉の星を探す

ルービックキューブなのか
キューリックループなのか

わからないほど
運命 ....
ひとり
寂しいワタシが
砂の穴を抜けてみても
つきの
静かな夜は
寒い

ひとり
小さいアナタが
火の花を食べてみても
ほしの
転がる夜は
寒い

夜空からたれ下る
 ....
目を閉じれば
まんかいの花


まっくらな公園に
美しく散る
はなびらの音がする

はなびらを
縫うように
さまざまな
桜色の魚たちが
泳いでいて

あれは
どんな海への ....
犯人はおまえだという、
心を返せという
恨みごとが
耳に
こびりつく。

深いため息に疲れる
ザラザラとながれる血の色
胸はいつも
おかしな方向から
傷つけられる
まるで望ま ....
山、
というのではなく
丘の上にかつてはたっていた
城、
あとについたんだ

テッペン回った深夜のこと
ああ、
星は、
いつ落ちてもおかしくない
ああ、
まるでこぼれそうだったよ ....
もう、行っちゃうの?
悪びれるふうもなく
出て行くんだね

ずっと
ずっとずっと
逢いたかった
昨日までのわたしと
おなじわたしに
戻るんだね

元気だしてって
いわれてもなぁ ....
なぜ、
必要なものこそ
この手に入らないのだろうと
真夜中、
血走った眼から
絶望を垂れ流しながら

いつも
わたしの中に
手前勝手な
愛情だけが残る。

さみしかなんか
 ....
知っている
アンバランスな風の生き様が
わたしの場合、震えを呼ぶ
ナイトメアみたいに

寝息の可愛い君の
強い正義を守る目が好き

ウソみたい
古い港町の風の歌声が
わたしの場 ....
読ませてください
アナタの本を
読んで
アナタを
知りたいのです


なにも
知りたくないのです

いまのアナタが
いいのです

って
いいたいけれど
そんなのウソみ ....
れんこんは
穴があるからサクサクと
音たてて
食べられるんだと思うんだ

わたしなら
すぐ暗くなるのに表情筋を
鍛えてない
手抜きがダメだと思うんだ

サーカスは
いちばんじょう ....
さっぱりわからない
まま
死んだひとがいた

けっこう
にくまれていたのかな?

こっちは嫌いじゃなかったよ

けつえんなんだから

法事には行ってたでしょ?

なにかにやぶ ....
言葉というのは
光の反射のよう
どこでどう突き刺さるのか
わからない

まるで迷子の心細さなど
味わったことない顔をして
いつか母になったとき
むかし言った言葉に
埋め殺されそうにな ....
忘れられない最終の恋を
たいせつな思い出にするなんて
自己愛が強すぎる女みたいで
ちょっと引いてしまう

陽はまた昇るから
新しいまっさらな真っ白な心で
前を向いて恋をしたって、いいんだ ....
わだかまりが
嫌で
夜を歩くのです

わかってもらえない
プライドを捨てて
夜を歩くのです

すべてを終わらせるために
生きてきたわけではない

夜を歩いて
たどり着いたコンビ ....
わたしの瞳は小さい

つまりはそういうことで
人の気持ちがわからないから
優しい人からも、恨まれたりしていそう

静かな冬のお寺に
昔よく遊んだお地蔵さまがおひとり
孤独を怖れない、石 ....
もっとたいせつな
丸いこころがあると
しっているけれど

そんな玉ねぎみたいな
ひとを泣かせることばを
なんどもきかされると

全てをおわらせても
ないふでそのかわを
むきたくなる ....
ゆっくりと歩く蝸牛
それで
どんどんと黄昏の国が過ぎて
宵闇せまる暮らしの中で

わたしも
立ち止まったままの
蝸牛

さまよえる
迷子

冷たい風が
「シッ!」
っと ....
ある冬の
星と月が遠ざかる
そんな夜の街で

ほんとうの
あなたを探している
木枯らしが吹く

ユーフラテス川の
ほとりからこっち
ヒト科でいつわりなく幸せだったものなど
実 ....
たまには
月を下で眠るんだと

カッコをつけた彼の
見上げて眠った月は
わたしに降りそそぐ白い色の
月と同じ月だったのだろうか

星には
しあわせな自由を願った

月には
彼と ....
いつか空に触りたい

人の世のやるせなさを掌に乗せて

暮らしに降りつもるかなしい怒りを

爪先には残しながら

触れれば凍てつく凶器の風

くぐり抜けてありのままの

悩 ....
自転車をこいで
急に
思い立って夜の
街中の観覧車を観に行こうと思った

眠れなくても微笑んで
夜の遊びでも
するかな

街も
眠らないのなら



コンビニは
24時間 ....
珊瑚が恋しい

あの

海渡る風の音

心に響くまなつの思い出

珊瑚が恋しい

あの

海の家であった

水色ビキニの水着の女の子

珊瑚が恋しい

あの

 ....
秋だから
心まで透き通る青い高い空の下

心までその色に
染めてほしいの。


そっと、
逆らわないで
生きている

悩みを
すこしでも
少なくしたいから

だれのことも ....
瓶を
割ってね、

憂さ晴らしを
した。

憧れが
さまよって
愛が
凍ったから

好きは好き

だったよ。

脱兎のように
なっちゃったよ。

でもね、
でも、 ....
早く起きて会社へ行く

それは日常で
それ以上でもそれ以下でもない

休みの日
早く起きてあの人と逢う
それは日常で
それ以上でもそれ以下でもない
と、
思っていたけれど。
 ....
夢が降る。

夢が降って
好きになる。

夢とは
なになんだろう?

人が泣く。

怖くて怖くて。
ただじぶんの心を
差し上げることが。

怖くて、怖くて。


 ....
晩ご飯を作って
待っていたのは、かしこい?

部屋の掃除して
待っていたのは、かしこい?

とても綺麗になったよ
鏡の中の私が笑って

いやだからあいつのこと
忘れたいって、かしこ ....
待ちわびても待ちわびても
信号が赤だったから
ひとり仰ぎ見て立ち止まっていたの

青空は雲ひとつなくまっぱだかで
そのからだを透明な恥じらいで
うすくおおっていたの

つまりそこに住み ....
深夜とけいの
短針と長針と秒針におわれて
くらい穴ぐらで
ひざかかえて
かくれる夢をみた

黄色い花が咲いていた

黄緑色の電車が走っていた

庭に座っているのはかしこいしば犬 ....
近くの 小料理屋の 前を

ゆっくりと 歩く猫

なんて言ってるのかなぁ

ちょっと 武士 みたい

おおむねは

不自然な酔っ払いのおじさんぽくもある

ふらふら〜 ....
こたきひろしさんの立見春香さんおすすめリスト(63)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
悲星- 立見春香自由詩3*20-8-8
無題- 立見春香自由詩420-5-6
桜色- 立見春香自由詩320-4-7
虚無の海に死す- 立見春香自由詩320-3-25
しろあと- 立見春香自由詩220-3-15
風邪- 立見春香自由詩320-3-7
恋情- 立見春香自由詩820-3-4
生きてるだけでいいのです- 立見春香自由詩520-2-8
- 立見春香自由詩320-2-2
笑顔の練習- 立見春香自由詩420-1-31
- 立見春香自由詩420-1-25
母に- 立見春香自由詩420-1-24
お鍋のなかみ- 立見春香自由詩620-1-21
夜を歩く- 立見春香自由詩820-1-19
- 立見春香自由詩520-1-12
いき- 立見春香自由詩1120-1-8
くらやみ蝸牛- 立見春香自由詩1319-12-18
あなた- 立見春香自由詩419-12-12
リセット- 立見春香自由詩919-12-11
空へ- 立見春香自由詩419-12-6
観覧車とコンビニ- 立見春香自由詩719-11-22
うみの底- 立見春香自由詩419-11-16
救い- 立見春香自由詩319-11-3
『瓶割屋』- 立見春香自由詩619-10-22
日常よりもたいせつな- 立見春香自由詩719-10-20
瞳の言葉- 立見春香自由詩419-10-18
みんな私のせいだけど- 立見春香自由詩919-10-13
とうとつの告白- 立見春香自由詩819-10-11
深夜とけい- 立見春香自由詩319-9-27
ひなた__ぼっこ- 立見春香自由詩519-9-19

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