年金貰って
クソ詩なんか書いて
遊び呆けながら
いつまでも
生き続けようと
考えているじじいを殺害して
預金を奪って
恵まれない子供たちに
文房具を配ろうと考えた
ちびっこハウス出身 ....
何故きみが
僕の腕を枕に
眠っていたのか
眼を開けて
「素敵だった」
などと言うのか
「ずっと一緒」
などと言うのか

思い出せない

思い出したくない

腕の血流が
完全 ....
乳毛が伸びている
女性に会いたい
まだ会ったことないから

すね毛を剃り忘れた
女性には
たまに会う
電車の正面に座ったとき
ストッキングを通して
透けて見えるから

すね毛なん ....
小鳥がついばんだ林檎だけ
落ちずに残ったとき
決してこの世は綺麗なものだけで
満たされてはいない
線路の左側を歩いていくと
虹に辿り着くと幼い頃叔父が言った
母について記すとき ....
死にたいと言ったらあたしだって死にたいわよと言われたい

死にたいと言われてもねえと面倒なやつだと思われたい

じゃ死なないことにすると言うとよかったわちゃんと毎日会社へ行ってねと言われたい
 ....
卵はひとつの理想形だ
人間もまた卵から生まれれば
これほど母親との確執に苦しむことはない
乳と血の繋がりはどんな病的恋情より
互いを束縛しその愛は動物並に遠慮がない
その点 卵は完璧だ
無 ....
 
 
雨が降ってきた
それに加えて午後からは
槍まで降ってきた

雨が降ろうが
槍が降ろうが
必ず行くよ
と言っていた友人は
終に来ることはなかった

窓を開けると
代わり ....
――風よ 

木の葉をさざめかせ
やさしく掻き乱し

花房にそっと触れ
散り際へと誘う

子猫の背を撫でるよう
湖の面を煌めき立たせ 

風 おお風よ!

おまえが気まぐれに ....
 
パンツが脱げない

言葉からパンツが脱げない

たった一枚なのに



 
神社のない
町に生まれた
墓もない
新しい町に育って
隣り町の友達は
高層マンションから
空き地だらけの町を眺めた
僕らは
歴史のない町に育った
僕らの故郷には
神社がない
僕ら ....
漢字の書き取りをしながら息子が大粒のなみだをぽろぽろとこぼしている
耳という字を書いていた
どうしたんだ?と聞いたが俺には言わないらしい
その後スマブラをしたんだけど俺の勝ちがちょっと続いたら
 ....
猿や猪がふもとの町にあらわれ
人々は大混乱というニュースをみると
俺は猿や猪を応援しがちである
へっ 何が現代社会だ きどりやがって 猿や猪一匹登場でこのザマか 
とまあ少しひねくれているのか ....
ファミマでTポインドカードお持ちですかと聞かれて
俺は「はい」と応えた
そしてつったていた
Tポイントカードをお出しくださいと言われので
イヤだと言った
それからだばこのボタンを押した
あ ....
福島のお祭りへのライブ参加を終え
皆東京に帰っていったが
俺とKはN子にタカりながら北を目指した
Kの友達が青森にいるという
各駅を乗り継いで下北半島へ
皆東京では無職の歌唄いだった

 ....
17歳
パンクロッカーでありながら童貞であることを恥じていた俺は
女性器に対する不安と恐れがあった
物心ついた時から空想がちだった自分にとって女性器は現実そのものであった
政治や社会よりも避け ....
大きな会場でライブをする
俺の出番の手前で夢が覚める
飲み屋をやっている知り合いいわく
普通の人たちはよっぽど偏狭で狂ってる ミキみたいに話が通じないもんだよ と言った
普通の人たちか
俺だ ....
窓から通りに停めているトラックの荷台に
トマトを投げる
ここらは駐車停止なんだ
このように常に自分には病識がある

通りに車を止めているトラック運転手が「何をしてるんだ!」と怒ってきたら
 ....
窓を開けて煙草を吸っていたら
下の通りをいつものおじさんがうろつうろしていた
同じマンションの住民の年金暮らしのおじさんで
いつも暇そうでありニコニコしており誰か話し相手を探してうろついている
 ....
高校をやめ
好き勝手言って田舎を飛び出した手前
東京に敗北し帰郷した俺はすぐに地元のハローワークで仕事を見つけた
ギターを押し入れで風化させたまま
12時間交代の工場に勤務し
Windows ....
Aカップだから
ダメだとか
Eカップ以上が望ましいとか
究極Wカップだったら
もう何も言うことはないとか
そんなことは
重要ではなくて
要は形と色です
乳輪の
小説家としてデビューしたのに政治家と成つて死ぬ。
其う云う生きかたが格好良く想わるるか、又は
其うで無く想わるるか。

何者として在つたとしてもダセーもンは、ダセーわなァ

とは云え基 ....
さびしいこころがひとつ
道におちていた
拾わなかった

ぼくももっていたから

さびしい命がひとつ
歌をうたっていた
いっしょにうたった
さびしいさかなが
店先に並んでいた

 ....
先週
友人の通夜のあと
これ幸いと
「フクシマ」
であれでしょう?部長
とかいって
一週間会社から
はやめの
「節電」夏休みをとって
で南米を
ヒッチハイクでう ....
横浜の赤レンガの倉庫街で行われた朗読会の帰りに
ふとタクシーのなかから六本木ヒルズを見ると
点いている電気が文字のかたちになっていて
「認めてほしい」と書いてあった
俺はヒルズになぜ認 ....
9月6日と、今日が
僕の誕生日です

誕生日なんて
年に一度あれば充分だけれど
ふえたら、ふえたで
うれしいものですね


あんたさぁ
いっつも いっつも
死にたい、死にたい っ ....
大久保の
一時間180円という激安漫画喫茶で
窓を少し開いて
数年前には
電柱の影に立っていた
外国人の
胸や脚をみせた女たちがいないなあと思う
五年前には
ここから彼女たちをみつめて ....
今日も現場で草むしりをした
なぜ草むしりをするのかを上司に聞いたところ
みっともないからだそうだ
お客さんが来たときにみっともないからだそうだ
アメリカやフランス発で
雑草の効果的な生か ....
覚醒剤はストリートでエッジが効いている

女と一緒にクスリをやってて女が死んで逃げるのはどこがよくないかというと
それは人の道に外れているから良くないのだ
法律とかは関係なく。
人間は
法 ....
いつの間にかサラリーマンになっていた
立ったまま寝る通勤電車も少年ジャンプを読むおっさんにも慣れっこになっていた
まさかと思うじゃん
もう慣れた 慣れたよ

もしも誰かが「世界を征服しに ....
金融不安っていうか
もう800円しかないから不安とか
死ぬまで童貞ぽくて不安ってのならまだ分かるけど
金融不安ってのは謎だよね
日経片手に金融不安っていうか、めでてーな
新しいファッションか ....
もりさんのおすすめリスト(182)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
くりとちつ- 花形新次自由詩115-6-20
その朝、ベッドの中で- 花形新次自由詩415-6-20
乳毛- 花形新次自由詩215-6-18
線路の左側- かんな自由詩16*15-6-18
死にたい- じぇいぞ ...自由詩215-6-16
『エンジェルエッグ』___卵から始まるはな詩①- ただのみ ...自由詩21*15-6-13
約束- たもつ自由詩2115-6-10
風と共に念ず- ただのみ ...自由詩15*15-6-10
書けない- 殿上 童自由詩23*15-5-25
_故郷- 花咲風太 ...自由詩9+15-5-15
死にたいと言うな_助けてといえ- 馬野ミキ自由詩27+15-2-18
テロルの季節- 馬野ミキ自由詩515-1-9
スマートな星- 馬野ミキ自由詩714-9-1
下北半島のみどり- 馬野ミキ自由詩814-8-7
初体験- 馬野ミキ自由詩414-8-7
GOD- 馬野ミキ自由詩514-7-31
トマト- 馬野ミキ自由詩6*14-7-28
自転車置き場- 馬野ミキ自由詩414-7-25
四度目の上京- 馬野ミキ自由詩614-7-18
Wカップ総括- 花形新次自由詩214-6-26
せいしょくしゃ- 鈴木陽一 ...自由詩414-1-24
さびしいこころ- 梅昆布茶自由詩1111-8-26
「やっぱチョッパーっすね」- モリマサ ...自由詩911-7-10
六本木心中- 馬野ミキ自由詩8+09-12-31
誕生の日- 鈴木陽一 ...自由詩8*09-10-7
ハシシ- 馬野ミキ自由詩4*09-9-5
グリーングラス- 馬野ミキ自由詩1009-8-25
UNION- 馬野ミキ自由詩709-8-14
世界征服やめた(保存用)- 不可思議 ...自由詩1009-8-2
金融不安- 馬野ミキ自由詩709-3-6

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