最近《なんとなく猫》がよくウチに来る

なんとなく猫は一匹ではなくて
その日によって違う

茶色もいれば黒も白もいるし
大きいのもいればまだ子猫なのもいる

なんとなく猫は何となくウチ ....
しごとのかえりにあるいていたら
いぬがよってきて
ぼくにこえをかけてきた

「たろうさん たろうさん」

ぼくは たろうじゃないし!

「だんごくれたらついていくよ」

こられても ....
ゆうぐれが
ゆらゆら

なみだを
あつめながら
まちを
つつみこむように

あさもやが
さらさら

あたらしい
ひかりたちを
なでて
ながれていくように

 ....
とおく
でんしゃに
なんじかんものって

そとのけしきは
ぼくにちからをくれるけど
いまは
みたくなくて

たくさんのおもいで
くりかえす

あたたかいきもちのまま
おわるな ....
あんしん したい
ボクは もっと あんしん したい

やさしい おんなのこと いっしょに
おふとんで まるくなるのも いいし

いつでも なんでも
おかわり じゆう ってのも いいし
 ....
 
私はとても小さいので
海を見れば
海でいっぱいになってしまう


私はとても小さいので
空を見れば
空でいっぱいになってしまう


私はとても小さいので
風を匂えば
風で ....
言葉の陰で泣くのはいけない

それならば言葉の上に突っ伏して
泣きなさいと月は言う


果たしてそんな事が僕に
出来るのだろうかはまだ分からない

一息で詠えるフレ ....
不思議を紡ぐ
くちびる

空を沈む炎


ちりり


時が焦げる
明日を忘れる




満ち渡る静かの
眼差し

まどろみの絹


ひたた


無に ....
見えないくらいの
細かい雨が降っていた


砂浜で足音を忍ばせていた僕には
とても好都合だ


しかし砂浜はいっこうに雨を吸い込まない



人工なのだ



 ....
モエさんのおすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
なんとなく猫- 松本 涼自由詩12*06-3-14
よりみち- 日朗歩野自由詩806-3-13
ららら- 松本 涼自由詩7*06-3-7
そんなたび- 日朗歩野自由詩806-2-25
あんしんしたい- 松本 涼自由詩10*06-1-16
私はとても小さいので- 松本 涼自由詩114+*06-1-2
言葉- 松本 涼自由詩7*05-11-1
赤と白の画- 松本 涼自由詩5*04-8-29
砂浜- 松本 涼自由詩1*04-8-18

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